坂本龍一の「undercooled」にフィーチャーされ大きな話題となった韓国No.1ラッパー、MCスナイパーのアルバム。アジア独自の哀愁あふれるメロディに、スキルフルなラップが炸裂。
録音当時、20代後半だったアメリンク。瑞々しい歌声の魅力は何物にも代え難い。素朴なハンマーフリューゲルの伴奏に乗って澄んだ声が空高く舞う。楚々としたシューベルトの「春に」や、愛妻への思いを綴ったシューマンの「きみにささぐ」など絶品である。
芳醇なシャンソンをうたう金子由香利の若き日の歌声を集めたベスト・セレクション。濃密な情感で独自のスタイルを作り上げる過程にある時期のものだけに、張りのある伸びやかな歌声、囁くような語り、古い言葉による訳詩が意外と濃厚な情感と合っている。
1998年に結成されたパーティ系ダンス・パンク・バンドのアルバム。その風貌と収録曲名からも想像できるような、パワフルで個性的なパフォーマンスが楽しめる1枚。
天性のメロディ・メーカー、松本俊明と極上のピアノとの幸福なる語らい。心身に深い安らぎをもたらす叙情豊かなメロディの魅力はそのままに、さらにピアニスティックな妙味とダイナミズムが加わった珠玉の作品集。
ノスタルジーをかき立てられるのか。中央線幻想は肥大化するばかり。こうしたコンピが発売されるのが顕著な例だが、良く言えば清貧、悪く言えば貧乏臭いのが一般的イメージなんだな。本作を聴いてそう再確認させられた。確かに現在も大同小異なのだが、うーん。
ミュージカル音楽界の大御所、ロイド・ウェバーの代表的な作品を収録したコンピレーション。全曲、ロイヤル・フィルとクラーチ&フェスティヴァル・コーラスによるドラマティックな演奏が楽しめる。