過去の辛い失恋で、恋に積極的になれない琴美は、就職を機にひとり暮らしを始めた。そこで大家の息子・光彦と出会い、優しい彼に心がときめく。数日後、初出勤すると、教育係として紹介されたのは何とあの光彦!だけど、まるで別人のように彼は琴美を厳しく指導する。怖い先輩と怒られてばかりの後輩。この関係が続くと思いきや、ひょんな事から二人の距離が縮まっていきー?ちょっぴり内気な新人OLとやり手営業マンのゆったりラブストーリー。
世界の終わりを告げる声、そして「屋敷」は新世界への方舟となるー傑作長篇、本邦初訳。
ジェイクは半ば呆れていた。今日はディックが駆け落ちをやらかす日。だが肝心の相手が姿を見せない。やむなく先方を訪ねてみれば屋敷は警官だらけ、おまけに彼女は殺人容疑で逮捕されたという。陳述が凄かった。事件のあった午前三時に、時計がいっせいに止まった?頭を抱えたジェイクは旧友のマローンに弁護を依頼するが…。ユーモア・ミステリの名シリーズ、ここに開幕。
生命は、コード化された設計図と万能組み立て機を使う「ノイマン型の自己複製機械」だ。だが、ダーウィン進化論はその起源を説明できない。つまり、ダーウィン進化論は生命の謎に答える理論ではない。本書は、ダーウィン以来の論争に完全な決着を付けるものだ。
江戸の大火で住み慣れた家を失ってから十年。伊三次とお文は新たに女の子を授かっていた。ささやかな幸せをかみしめながら暮らすふたりの気がかりは、絵師の修業のために家を離れた息子の伊与太と、二十七にもなって独り身のままでいる不破龍之進の行く末。龍之進は勤めにも身が入らず、料理茶屋に入り浸っているという…。
NTTの時報、電波時計、GPSなどに活用されている原子時計。天体観測や粒子、重力の研究に不可欠であり、地震予知にも役立つのではと期待されている。物理学の謎解きになぜ原子時計が必要なのか。(国)情報通信研究機構の研究者がその理由を解説する。
ふるさとの花を中心に、自然とふれあいを身近なサインペンで描いた花の詩画集。1981年より1991年までの詩画79点と随筆11編を収む。
蚊が動物の血をすうのはなぜ?血をすうのはオス?メス?血をすいにくるのはいつ?どんな時計を持っている?…活動のひみつをさぐる蚊の科学。
機械式時計の発明は世界を変えた。鉄道ダイヤが決められ利用者が増える。労働時間が固定され余暇を生み出す。時計がもたらした生活・社会の変化と、不定時法の和時計やゼンマイから電子装置に至る時計の歴史をたどる。
12年前の世界にタイムスリップした聖時。現代とは比較にならないほど活気に満ちた商店街を、まだやんちゃだった兄と駆け回る日々。写真でしか知らなかった祖父の昔語りに耳を傾け、夢にまで見た母親と共に囲む、あたたかな家族の食卓。お母さんの大きなお腹の中にいるのは、もうすぐ生まれてくる自分のはず。やがて運命の日、聖時の誕生日がやってきて…。ラスト、涙が止まらない!やさしく心あたたまる冬の感動ファンタジー、完結編。
ある日、女の子が竜巻に巻き込まれ家ごと空へと飛ばされ、知らないうちに魔女の住む場所へたどりつきます。そこでかかしやブリキのきこりと出会い…。
安全登山のためにはもちろん、主体的に登山を行なうための重要スキルである「地図読み」。コツを身につけるには経験を重ねることが大切です。実践的な問題をとおして山を歩くように地図読み技術を学びましょう。