ここ30年間に不登校といじめの報告件数は、小学生で5.2倍と46倍、中学生で2.5倍と6倍に。特別支援教育対象は、15年間に小中学生ともに3倍近い。少子化にかかわらずだ。本書は深刻な混迷の中にある日本社会と教育の歴史を辿る。なぜここまで行き詰まったのかー。貧困、日教組、財界主導、校内暴力、政治介入、いじめ、学級崩壊、発達障害の激増など、各時代の問題を描きつつ、現在と未来の教育を考える手掛かりとする。
近代国家への道を歩み出した明治日本。国家の「知」を支えるべく政府によって帝国図書館が設立された。しかし、その道のりは多難であった。「東洋一」を目指すも、慢性的な予算不足で書庫も閲覧室も狭く、資料は溢れ、利用者は行列をなした。関東大震災では被災者の受け入れに奮闘。戦時には所蔵資料の疎開に苦しんだ。本書は、その前身の書籍館から一九四九年に国立国会図書館へ統合されるまでの八〇年の歴史を活写する。
古代に軍事国家だったチベットはインド仏教を受容、12世紀には仏教界が世俗に君臨する社会となった。17世紀に成立したダライ・ラマ政権はモンゴル人や満洲人の帰依を受け、チベットは聖地として繁栄する。だが1950年、人民解放軍のラサ侵攻により独立を失い、ダライ・ラマ14世はインドに亡命した。チベットはこれからどうなるのか?1400年の歴史を辿り、世界で尊敬の念を集めるチベット仏教と文化の未来を考える。
病気の仕組みは『気功法』と『足ツボ』で診つけ、そして施術。こうして、ゴミがでる。徳川一橋家の御殿医の末裔が語る『経験と体験』の実践論。
今号の表紙を飾るのは、シンガーソングライター、俳優として、頂に立ち続ける福山雅治さん。多面的な魅力をもつトップランナーの哲学に迫る独占インタビューに加え、「ラルフ ローレン パープル レーベル」の美学をまとったファッションポートレートで魅了します。
メイン特集は「ニューヨーク」。現地で活躍する日本人が語る街の魅力や注目のディスティネーション、カクテルの本場ならではの珠玉のバーを取材。ニューヨークを舞台にした作品を撮り続けた巨匠マーティン・スコセッシの足跡に、ニューヨークの息吹を感じていただけるはずです。総43ページにわたるニューヨーク総力特集にご期待ください。
『エスクァイア・ザ・ビッグ・ブラック・ブック』SPRING / SUMMER 2023
主なコンテンツ
1
●「New York, New Chapter」。変化と多様性の街、ニューヨークから見えてくること
『エスクァイア』誌がアメリカに誕生し、今年で90年、その間、アメリカは大きな変化を遂げてきた。ニューヨークは9.11、パンデミックとこの街が危機的な状況に陥った後、自然との共生を考え、人々の心が解放される場が次々に生まれ、レジリエンスな街として、人々を魅了していく。この街の吸引力はなんなのか? 半世紀近くこの街に住む現代美術作家の杉本博司さんを筆頭に、ニューヨークで世界に挑む巨匠、アーティスト、日本人4名の精鋭たちの取材、そして今訪れるべきバーとローカルガイドから、進化しつづけるこの街の底なしの魅力を感じてほしい。
2
●Top Runner 福山雅治インタビュー
移り変わりの激しい世界において、シンガーソングライター、俳優として、頂きに立ち続ける福山雅治。
この希有な人物を進化、更新させてきたのは、「おそらくは生まれつき」と自認する“悲観主義”なのかもしれない。
彼はいかにして、数多の人間惹きつける多面的な魅力を磨いてきたのか。トップランナーの哲学を聞く。
3
●相撲の神様に選ばれた男「白鵬、最後の日」
第69代横綱、白鵬。圧倒的な強さで先人の記録を次々と塗り変え、“平成の大横綱”と呼ばれた男。
2021年の現役引退後、コロナ禍のために長く延期されていた彼の断髪式が挙行された。
力士の象徴である髷に、とうとう別れを告げるーーその最後の日々を追った。
4
●ニュー・マン、新時代の紳士の装い
“包摂の時代”のメンズウエアという領域は、あらゆる世代、ジャンル、ジェンダーをのみ込み、
ファッションを自由に、ポジティブに楽しむ喜びを再認識させてくれる。
いまこの時代に“紳士”がいるとするならそれは、節度をもって優雅に常識を破壊するニュー・マンたちだ。
5
●福山雅治ーー海辺のエレガンス
表紙に花を添えてくれた福山雅治が、
「ボイジャー=旅人」をテーマに掲げる
「ラルフ ローレン パープル レーベル」の美学をまとう。
柔らかく、時に力のある眼差し。
それはまるで我々を包み込む、母なる海のよう。
ゆったりと流れる時間に、身を委ねて。
6
●賀来賢人、ホワイトソールの誘惑
イタリアでテキスタイルメーカーとして創業し、ベビーカシミヤやビキューナなど
最高級の素材でつくられた心地よいウェアに定評がある、ロロ・ピアーナ。
その一方で、軽やかなシューズも彼の地の男たちから多くの支持を得ているのをご存じだろうか?
白いソールが夏の日差しに映える色とりどりのシューズを、俳優・賀来賢人が堪能する。
7
●光のない海で
世界選手権の優勝経験をもつ盲目のサーファー、マット・フォームストンが、
時に30mを超えるビッグウェーブが生まれることで知られるナザレを訪れる。
8
●日比野克彦 アートは人間にとって生きる力
9
●鈴木正文 クルマの時流をよむーー
「人口世界一」「IT大国」として注目され、西側と価値観を共有する「最大の民主主義国」とも礼賛されるインド。実は、事情通ほど「これほど食えない国はない」と不信感が強い。ロシアと西側との間でふらつき、カーストなど人権を侵害し、自由を弾圧する国を本当に信用していいのか?あまり報じられない陰の部分にメスを入れつつ、キレイ事抜きの実像を検証する。この「厄介な国」とどう付き合うべきか、専門家が前提から問い直す労作。
サバトの夜にいけにえの赤子が捧げられる…。誰もが知る伝承に隠された、恐ろしい真実とは?稀代の語り手が贈る、21の「怖い話」。
法改正により、男性育児の環境は大きく変化している。育児と仕事の両立や、孤立といった問題が解決されないままの「育休推進」は、「取るだけ育休」などで母親を困らせるだけではなく、父親自身を「産後うつ」としても追い込むなどの問題を引き起こしている。産業医・産婦人科医として「孤立する父親」と向き合ってきた著者が、「イクメン」からの男性育児・育休の問題点、今後解決すべき社会課題を「父親3.0」として提言する
私たちに、新しい時間割り
『VERY』今月は...
【大特集】
オシャレの見直しで、ロスタイム減を減らしたい
私たち、生きる時間が足りなすぎる!
Part1手っ取り早くオシャレするならキーアイテム5
Part2シャツを買えば、MYユニフォームになる!
Part3切り札小物で、玄関ロスタイムを減らしてこう!
Part4“クローゼットのインフラ”整備が近道
Part5働くママは“時間を生む羽織り”を一枚!
▼FASHION
ママになったら、なおさら発想!
PART1スタイリスト福田麻琴さん「カジュアルなときは、なおさらワントーン」
PART2「カーゴパンツの日は、なおさらちょいヒール」
PART3公園↔︎ランチの「着回し力で選ぶなら、なおさらサロペット」
今年の運動会こそ、スポーティモードトレンドに乗っかろう!
上の子とだけ、向き合う時間
朝の送迎は決め打ち3点セットで乗り切れる!
デニム苦手ママへの処方箋
オシャレの更新感は、コスパ服に助けてもらお❤
PART1“適正価格ハンターわかな”は税抜U¥15,000で賢くオシャレを更新!
PART2税込U¥30000で「ワンツーコーデできちゃった!」
PART3チームVERYの2023春夏ユニクロ、未来の名品予測
あなたのニーズに一問一答♡ウィッシュリスト
「今欲しい!」がkokodeで買える!オンライン通販VERY STORE
ちびVERY<レゴランド/リゾートプール/箱根彫刻の森/グアム>
行き先別 子どもとお出かけオシャレ、もっと楽しみたい!
▼VERY NaVY
滝沢眞規子さんがミューズの
VERY NaVY
5月号DIGEST版は 全84P♡
▼BEAUTY
マイナス3歳に見せるのは細部ケア
▼CULTURE
申 真衣ちゃん特別インタビュー企画
「ソフィア・コッポラさん! 私の憧れです」
短期集中連載! VERY新人ライター白書❹
「私、実はVERY定期購読しています!」
武井 咲さん、arikoさんにお料理を習いに行く
松下洸平さん 自分の「感性」の磨き方
我が家でお誕生日会、みんなで楽しめる「ヴィーガンスイーツ」
VERY的年齢別 ディズニーランド攻略法
とにかく「笑える」育児情報を発信する
子育てインフルエンサー・木下ゆーきさん
「自分よりもパートナーのほうがほんのちょっとだけ大変だと思うようにしています」
私たちとマッチングアプリの距離感
アントレプレナー教育をおうちで実践
実は10代より多い40代の予期せぬ妊娠
▼連載
SHELLYの「これってママギャップ?」
サスティナママと「ビスポーク」の素敵な関係
今月のSHOES SHOW
My first stageを楽しもう!
大切にしたいBlack名品
ファッションディレクター小島令子さんのカジュアル塾
あの人の「お使いもの」ネタ帳【ゲスト:吉田怜香さん】
私の「新しい時間割り」
森 泉の「カートでさんぽ」
オトナになっても好きなこと 【ゲスト:田中琴乃さん】
辻元 舞の「自分ファースト」で行こう!
「遊びにおいでよ」が似合う家
家族のコトバ
小島慶子 連載短編
武田砂鉄のVERYな言葉狩り
1
●日本のホテルを極める
チェックインからチェックアウトまで
訪れるゲストを感動させるさまざまな体験が続く、
日本のホテルでの滞在。
クラシックホテルをはじめ、各地のホテルに継承される
行き届いたサービスに加え、ゲストを虜にするような
多彩な体験が増えて、日本のホテルはいまや
″大人のテーマパーク”のよう。
編集部では、日本のホテルが誇る、圧倒的なもてなしや、
その尽きせぬ魅力にあらためて注目しました。
常宿にするホテルから忘れられないサービス、
一押しのダイニング情報など、多くのホテル通の皆さまの
声を広く伺いつつ、ホテルという非日常の
空間の魅力を、あらためてさまざまな角度から
取り上げます。
2
●牧野富太郎ー植物に恋して
連続テレビ小説「らんまん」がスタート!
「私は植物の愛人としてこの世に生まれ来たように感じます。あるいは
草木の精かも知れんと自分を疑います」──。かつて自分のことをそう記した牧野富太郎。
大変な植物好きで、数多くの新種の植物を発見、日本の植物分類学の礎を築いた
富太郎の、純粋にして勇往邁進の94年の人生を振り返ります。
3
●稲垣吾郎、“深化する”肖像
稲垣吾郎という、誰もが知る俳優。
歌い、踊って、演じて、長年にわたり、多くの人に希望と幸福をもたらしてきた。
近年評価が高まるのは舞台役者としての仕事。
自らが舞台化を発案しながらも、コロナ禍で縮小を余儀なくされた舞台、
『サンソンールイ16世の首を刎ねた男ー』が再び動きだしている。
処刑を執行するという宿命をもつ男を演じるいま、
自身が背負った宿命と、舞台役者としての在り方を聞いたーー。
4
●大茶人・織田有楽斎のことづて
2022年に没後400年を迎え、今年と来年に遠忌記念の
展覧会が予定されている織田有楽斎こと織田長益。
信長の実弟として戦国時代を生き抜き、独自の茶の湯の世界を
極めた人物です。彼が再興、隠棲した京都・正伝院(現・正伝永源院)には、有楽流茶道とともにゆかりの品々が伝わっています。
俳優・真野響子さんとその地を訪れ、有楽斎の美意識に触れることで、
彼が大切に育み、志したことを繙きます。
そこには、現代に生きる私たちに響くメッセージがありました。
5
●柚香光(宝塚歌劇団・花組)
宝塚トップスターの言葉から、いまの時代を生きる力をいただくこの連載、
今月は花組・柚香光さんの登場です。舞台ではあんなに大きく輝く王様のようなのに、
撮影現場に現れた柚香さんは、野生の鹿のように無垢な美しさをたたえています。
それでいて、カメラの前に立つと今度はまた何かの物語が始まりそうな……。
そんな柚香さんがいま考えていることを、丁寧に紡がれた言葉で、
やわらかい声に乗せてお話ししてくださいました。
6
●“若夏”に映える「洗練ワンピース」
風に運ばれてきた緑の匂いに、少しずつ夏の訪れを感じるようになる5月。
心地よいこの季節にまといたいのは、一枚で絵になるワンピース。
トップブランドからは、創造性に富んだ美しいデザインが多く登場しています。
豊かな風土を誇る沖縄を舞台に、太陽の下で輝く装いをお届けします。
7
●化粧下地を更新
ライフスタイルの変化によって、ベースメイクが
どんどん多彩になっています。“普段は薄いメイクでも、
出掛ける日はしっかりと塗りたい”といったように、
ひとりの女性が多様な肌をもつようにもなっています。
そんななか、いま注目してほしいのは、“つるん”と
なめらかに肌を整えてくれる化粧下地。
どのような肌の仕上がりをお望みのときにも、
これまでにない完成度と快適さを約束してくれます。
8
●あきらめない腰痛
日本人の8割が経験するといわれ、
若者から高齢者まで、多くの人を悩ませている、
国民病ともいえるのが腰痛です。
でもその多くが、検査をしても明らかな異常や病気が
認められないといわれています。
その原因はどこにある ?
どうケアすればいい?
悪化しないための予防法は?
慢性腰痛をマネジメントする方法について、
腰痛の専門家・松平浩先生に伺います。
学校選びから入試まで迷わない!小学校受験スタートブック。最新情報掲載!
本書は『全科実例による社会保険歯科診療令和5年4月版』のオンライン版を使用するためのパッケージです。
労働保険とは、労働者の業務上の負傷、疾病等に対して迅速な補償を行う『労災保険』と、労働者が失業した場合にその生活の安定を図るための『雇用保険』の総称であり、この労働保険制度は、企業経営者にとっても、労働者の福祉の向上を図ることによって企業経営をより円滑に進めるための重要な役割を果たしています。本書は、労働保険の事務担当者ならびに関係者のために、労働保険制度の仕組み及び運用等の要点を、問答形式で解説し、さらに各様式ごとに記載例を付して、実際に労働保険の申告事務等を行う場合の諸手続きをできるかぎりわかりやすく編集してあります。
労働保険に関しては、保険料の申告・納付や保険給付請求など、一定の事務手続が必要で、特に6月には労働保険の年度更新の準備と申告・納付をしなければなりません。
ここが変だよ、日本の歯科医療。「医療制度」「教育」「歯科経営」-。アメリカと日本の臨床現場を経験した著者が提言する日本の歯科医療の問題点と解決策。