自己管理から介護、看護、医療の現場まで。健康と心の深いつながりがよくわかる読むエクササイズ。
軍政時代末期の韓国。留学した在日韓国人の韓成三は、ある日突然南山(KCIA)に連行され、激しい拷問を受ける。なすすべもなく屈服し、「忠誠国民」を誓って出所したものの、心身ともに深い傷を負い、日本に帰ったあとも、酒に浸り、魂の抜けたような日々を送る。七年後、その彼の家に、彼を拷問した情報部の人間から電話がかかってくる…。ひとたび自分を崩壊させた人間は、どうすれば誇りと人生を取り戻せるのか?名作『火山島』の作者が描く、人間「復活」の物語。
アフリカはサハラ砂漠南縁を境に、北のアラブ主義と南のネグロ主義に分けられる。現在この両者にまたがる唯一の国がナイジェリアである。サハラ交易による繁栄、イスラームの流入、奴隷貿易、イギリスの統治などを経て、ナイジェリアは人口・経済ともにアフリカ最大の国となった。20世紀には150万人以上の犠牲者を出したビアフラ戦争を経験し、イスラーム過撃派組織ボコ・ハラムを抱える「アフリカの巨人」の歴史を辿る。
若き日に五井先生に出会い、ひたすら祈りつづけてきた著者に次第に見えてきた世界とは…。新たな書き下ろしと俳句も収録。
多様な植物相の成立を説明しうる法則性はいかに見出されたか?世界で例外的ともいえる東アジアの自然。その豊かさを知るための必読書。
42年間、「患者自身が治療の主役」をモットーに「教育医療」を実践し、地域の人々の健康を支えてきた町医者・乾達先生が、多忙な診療の合間に院内紙「いのち」に綴った、健康・医療、教育、戦争と平和、原発事故など“今”を見据え未来にエールを贈るエッセイ。
分子生物学、考古学、言語学の学際研究により明かされる日本人と日本語の成立の真相。Y染色体、ミトコンドリアDNA、成人T細胞白血病ウイルス、ピロリ菌、すべての分析が、日本人集団の移動が北ルートであることを示し、後期旧石器時代、新石器時代の文化的多様性を証明している。日本列島の多様なヒト集団のルーツとルートを解明し、従来の定説を覆す。
本書では、まず生産が不安定な園でよくある現象を取り上げ、その原因がどこにあるのかを入り口に、クリのもつ生理や生態的特性を生かした樹冠間隔や樹形の考え方と仕立て方、樹形改造の方法、作業のポイント、さらに品種選び、土壌管理や施肥方法、病害虫などへの対策について、写真や図、イラストを交え、簡潔にわかりやすく解説した。