今、話題のクッキングトマト。本書は、その栽培から食べ方・売り方までを1冊にまとめたものである。
ずっと「ふつう」になりたいと思って生きてきた繭子は、二十歳になって初めて自分が高機能自閉症であることを知る。元精神科医の慎一は、恋人の死を目の前で見て以来、涙を流せなくなった。ふたりは出会い、やがて相手の存在がかけがえのないものになっていく。彼女の一生懸命さと純粋さにふれて慎一は心の傷と向き合うことができ、彼に支えられて繭子は「ありのままの自分」の大切さに気づきはじめる。TBSテレビドラマのノベライズ。
たった9坪の家、本気?本気です。それにしても…9坪。たかが9坪。されど-魅力いっぱい。9坪ハウス!正方形・9坪の家を建て、一家4人、住むことに決めた。そこで何が起こったか-。空前絶後。波瀾万丈。抱腹絶倒のドラマが展開!書き下ろしエッセイ。
ジャンとジュール。それはミュリエルのおっぱいの名前。そう、彼女のおっぱいは、それぞれ立派に生きている。本人は全く気づいていないけれど…。一人に三人分の人生が詰め込まれたハートウォーミングな物語。様々な出会いと別れを繰り返して三人が見つけ出した幸せに、オンナのコはみんな涙する。
19世紀末のパリとフィレンツェを舞台に、浮華な社交界を逃れ、真実の愛と自由を求めた貴婦人の、官能的で、はかない恋愛模様。アナトール・フランスの絶妙な筆が描く、人間の感情の機微、流行の最先端をゆく、きらびやかな会話の数々…。杉本秀太郎による完全新訳。
中国の古典から梅、牡丹、薔薇など、35種の植物の花ことばの由来や興味深いエピソードを紹介し、花に託した中国人の愛情表現や感性を鮮やかに浮き彫りにしたユニークな読みもの。
ドン・ガバチョ、犬塚信乃、プリンセス・プリンプリン…テレビ放送50年、なつかしのキャラクターたちが帰ってきた!子供のころ誰もが夢中で観ていたNHK連続人形劇を、豊富な写真と未公開資料で完全再現。数十年ぶりに発見された貴重な人形や資料を独占公開!主要キャラクターや名場面、関連商品などを500点以上写真で紹介。現存する台本や資料から再構成したストーリーダイジェストを収録。「プリンプリン物語」石川ひとみさんほか、スタッフ/キャストのインタビューを掲載。
ともに明治生まれ、大正昭和の激動を生き、「その並び立つ姿は文壇空前の壮観」(広津和郎)と言われた三女流。平林たい子が著した本書は、同時代を生きた好敵手二人の「文学」と「人生」を遠慮会釈なく、だが底に熱い人間的共感をこめて描き、評伝文学として無類の面白さをもつ。情熱の人・芙美子、知性の人・百合子、評するは稀代のリアリストたい子ー三者三様の強烈な個性が躍如とする一冊。
ふたりがずっといっしょにいるために必要なことを、10通の手紙にして贈ります。
石畳の街で、ひたすら「学びかた」を学ぶ。けっして知的エリートではない40代のひとりの画家が、アカデミズムの頂点のような場所で、「自分とは何か?」を問い直しながら、学ぶことの至福と意味を感じ続けた日々。
ゆうじが森のキツネにもらった、小さなそらいろのたねからはえてきたものは…?多くのこどもたちに親しまれるファンタジー作品です。英語と日本語のCD(22分)と絵本のセット。
1959年3月の『朝を呼ぶ口笛』から1962年4月の『キューポラのある街』まで28本の全映画を公開順に見て、いま発見する吉永小百合ー15、16、17歳。
宮永幸弘の働くレストランのオーナーが、急に変わることになった。新オーナー挨拶で現れたのは氷のように冷たい目をした男・支倉一英だった。幸弘はその男を知っていた。昔、幸弘の父親が起こしてしまった事故の被害者だったのだ。その事故のせいで一英は家族を亡くし、車椅子生活を強いられていた。復讐のために買収したのか-。自分のせいでレストランをつぶされたくない幸弘は「なんでもするから」と、一英に取り引きを持ちかけた。翌日から仕事を休んで屋敷にくるようにと指示を受けた幸弘だったが、そこで待っていたのは、予想以上の責め苦と辱めだった。一英が触れてきたのは最初の夜だけだが、女のような扱いと変な道具でもてあそばれる日々。いつでも帰るのは自由だと軽蔑のまなざしを向けてくる一英に、幸弘は黙って従うしかないのだった…。
唄の力の大きさを、恋する心のせつなさを、あなたは知っていましたか?終戦直後、石垣島・白保で結成された音楽バンド「白百合クラブ」のメンバーが遺した唄の謎を追う、感動ノンフィクション。