「ドイツの対ソ開戦必至」「対米開戦反対」「ヤルタ密約」-冷静的確な情報はなぜ中央からことごとく無視されたのか。第二次大戦下のスウェーデンに展開された一陸軍武官によるたぐいまれな情報活動とそれを支えた妻の奮闘を描いた名作。阿川弘之氏エッセイ「バルト海再び」を収録。
若くして国会議員になった城嶋晃聖は有能で野心家だ。元総理の孫娘との縁談を控えたある日、その男が現れた。男の名は工藤凱-。城嶋の高校時代の同級生で、肉体関係をもっていたことがあった。工藤はストーカーのように城嶋をつけ回したあげく、スキャンダルの証拠を材料に再び肉体関係を強制してきた。イヤだと思う心とは裏腹に、城嶋は工藤に身体を開かされ犯されてゆく。
壬申の乱、源平合戦から、戊辰戦争、西南戦争まで、日本史に名を残す100の戦いを現代の視点から再検討。勝負を分けたさまざまな要素(政治、経済、地理、気象、人間性)を、合戦図を添えて多角的に分析する、ユニークな歴史読み物。「日本百名城」に続く異色の歴史ガイド第二弾。
愛するセレニアに会うために、地下の国ミニモイに戻ったものの、小さな体のまま閉じ込められてしまったアーサー。一方、闇の帝王マルタザールは、まんまと地上に這い出し、念願の大きな体を手に入れた。恐るべき容貌をあらわにし、いよいよ世界征服を開始する!崩壊の危機が訪れた人間界に、アーサーは戻ってくることができるのかー?興奮のクライマックスを迎える第四弾。
がんばっているのにうまくいかない。悩んで、迷って、落ちこんで…疲れた気持ちに効く言葉、あなたの心にじんわり沁みる、95のメッセージ。
異常気象と乱獲によって野生動物がほぼ絶滅し、凍土と化した近未来の地球。人びとは都市のドームのなかにこもって暮らし、外にいるのは、収容所送りになった犯罪者や無法者だけ。そこをたった一人で旅する少女スロー。失われた野生動物を蘇らせる鍵となる不思議な生きもの、リンドキストの子どもたちを、太陽の輝く希望の都市へと運ぶのだ。厳しい寒さ、雪と氷、盗賊、そしてリンドキストを狙う者たちに行く手を阻まれるスロー。危機がおとずれるたびに、リンドキストが魔法のようにハリネズミ、ビーバー、トナカイなどに変身し、スローを救う。いつしかリンドキストとのあいだに芽生えた強い絆を信じて、スローは雪の荒野を駆け抜ける…。勇敢な少女と不思議な生きものたちが繰り広げる冒険ファンタジー。
電球を宙に浮かしてみたり、切断されたはずのネクタイを元に戻してみたり…マジックの練習を趣味にしている16歳の少年、ポール・ポラックは、どもりぎみということもあってか、無口で、「引きこもり」がち。13歳の弟、スティーブは、反抗期真っ盛りの「ニート予備軍」。父親のマックスは、賭けごとと愛人に夢中の「ちょい不良オヤジ」。そして母親のイーニッドは、ダンサーになるという夢を果たせぬまま「キッチンドリンカー」になってしまった専業主婦。そんなポラック家に、ポールの“芸能界入り”のチャンスが訪れたー。「夢」にうなされっぱなしの、ふしぎとせつない家族の物語。
「奇妙な神社!?なぜ貧乏神を祭るのか」「あなたのDNAを全てつなぐと120兆メートル」「無期懲役は死ぬまで刑務所に入っているのか」「アリに姿を似せるクモ、その変身術とは?」「名画『モナ・リザ』のモデルの秘密!?」…大雑学の超サプライズな“五目飯”。なるほど納得&知っ得の全15章469項目。
大山百合香の6thシングルは、映画『河童のクゥと夏休み』の主題歌を収録。人との繋がりを描いた同映画から生まれたという詞を、朝本浩文が手がけた切なくも感動的なメロディに乗せている。心の奥まで染みわたるような柔らかなヴォーカルが魅力だ。
ぽこよとえりーがかくれんぼをしてるよ。ふたりともかくれるのがとってもじょうず!えほんをめくってぽこよたちをみつけよう。
「いまこそ人間の魂が試されるときである。」英米仏と国を超えて、自由と独立の精神、民主主義と共和制の必要を説いたトマス・ペイン(1737-1809)。アメリカ独立、フランス革命へと人々を立ち上がらせた、その人間像と思想のエッセンス。