演歌ではなく、あくまでも歌謡曲といった歌唱を聴かせるハスキー・ヴォイスの門倉有希。彼女の代表曲となっているお伽話風の「ノラ」はもちろん、その歌声が一段と効果を発揮して激励ソングとなっている新曲「友情」までを収録したベスト。汚れ役を思わせる歌も巧い。
骨肉の争いという言葉があるが、肉親同士が時として他人以上に憎しみ合ったりするのは、誰にでも思い当たることだろう。映画やテレビの“ホームドラマ”は家族があのようにありたいという観客のあこがれを描くのだろう。寅さんシリーズが、愚かな兄と賢い妹の滑稽譚だったとすれば、今度の『おとうと』は、賢い姉と愚かな弟の、可笑しくて哀しい物語である。
ユニークで個性的な5人のマスターとともに各地の「木の神さま」「水の神さま」を訪ね歩く。それこそは、日本の隠れたパワースポットだった!その聖域を訪ねる者たちに向けて語られる時空を越えたマスターたちのユーモラスでやさしいメッセージ。
壁にぶつかって、心がいっぱいいっぱいになると、くじけそうになったり、逃げ出したくなったりします。でもね、それは、人生で“新しいこと”を学ぶとき。心が成長するときなのです。好きなページから読んでください。あなたの胸がじんわり温かくなる、いつも幸せでいるヒントがいっぱい。中学生から大人まで。
空港の赤字とはそもそも何なのかを考え、海外の空港事情を追い、“航空”の観点から空港を分析し、日本の空港の活路を見出す改革案を提示する。
両腕をベッドの支柱に縛りつけられ、風変わりなブローチをつけて殺された若者。ブローチが服喪用装身具だと気づいた刑事は、大学で教鞭をとるスウィーニーに助力を求めた。だが、死亡した若者が彼女のゼミの生徒で、名門パトナム家の一員であることが判明。スウィーニーは、被害者の兄に心惹かれつつ調査をはじめる。死と象徴に彩られた、芸術史家スウィーニー・シリーズ第二弾。
自社の贈賄を発見したアデナは、上司である恋人の関与も同時に知ることになった。ショックと憤りから、彼女は会社にも恋人にも別れを告げ、贈賄の相手会社を訪ねるーこの不正を正すよう訴えなければ。現れた社長のホルトは、予想に反して若くハンサムな男だったが、アデナの訴えを気にも留めない様子でブランデーなど勧めてくる。そして、不正を正すどころか、彼女にとんでもない申し出をした。「きみには、その古い情報よりはるかに値打ちがある。その魅力をぼくに売ってくれないか?」驚きに口もきけない彼女の唇を、ホルトの唇がふさいだ。
『トリニティ・ブラッド』『レンタルマギカ』『消閑の挑戦者』『オイレンシュピーゲル』など、人気シリーズのスペシャル短編が集結!他にも、林トモアキ『パリエルがしがしいきましょう!』、森岡浩之『いつものように爽やかな朝』など、人気作家の幻の作品も収録した超豪華ラインナップ。100号を迎えた小説誌「ザ・スニーカー」に掲載された短編を中心に、文庫未収録作品だけを厳選した、ここでしか読めない珠玉のアンソロジー登場。
現代世界は「万人の万人に対する闘争状態」か?「国家権力」は「悪」なのか?悪名高きホッブズのテーゼの真意を原典に即して解明し、アレント・ネオコン・ネグリ=ハートの思想と対峙させながら、近代政治哲学を切り開いた古典を「希望の書」として読み直す。