死は誰にでも色んなかたちで訪れる。自分の死、身近な人の死、突然の死、老いによる死…死が近づいてきた時死が身近な人に訪れた時あなたはどのようにして受け容れますか。
土地や戦争の名はどのようにつけられるのか。ミュージカル映画「キャバレー」の一場面で、その老人はなぜ歌わないのか。3・11の大震災と福島原発事故を経て、少数者の居場所、子供を産ませない社会などを問う、明晰で情のある名コラム48本。
時に、一九一四年。最愛の妻・オレーナを失い、東シベリアの地でひたすら政務に邁進する新田良造に、世界大戦の激動が迫りつつあったー。物価は乱高下し、大規模な武器需要が東シベリアを急速に成長させるいっぽうで、ロシア帝国は揺らぎはじめる。そして、大樹のまさに倒れんとする時、歴戦の将軍たちが凍土に集い、遂に“新たなる国”が産声をあげる。だが、その前途には、元首のかつての祖国が、敵として待ち構えていた…。芝村裕吏×しずまよしのりが贈る『マージナル・オペレーション』前史にして、ユーラシアを股にかけた恋と冒険の旅路ーここに堂々完結!
戦後政治は終わった。災後政治よ、動き出せ。東日本大震災復興構想会議議長代理が語る将来への展望、いま為すべきこと、できること。
「これでお話はおしまい」?祖父から孫へ、そしてその孫へと、語り継がれた一族の/家族の物語。その「終わり」に立ちあったのは、幼いひとりの男の子だったー
夏休み。桜間さんが事故で記憶を失った。桜間さんといえば、完全無欠の「正義の人」にして、クラスの誰もが認める超美人。そしてなんの間違いか、僕、峰康の“カノジョ”でもある。“カレシ”がいたことすら忘れている桜間さんと、僕は二度目のボーイミーツガールを果たすのだけど…全力で嫌われてしまい!?夏の終わり、リセットされた関係が、もう一度動き出すー。小学館ライトノベル大賞にて優秀賞を受賞、等身大の青春グラフィティ!
いつも元気な店主・花柚が、小学生のとき以来だという風邪をひいて、寝込んでしまう。急きょピンチヒッターを頼むことになり、彼女が声をかけたのは、西陣で人気店を営んでいる松園というおじいさん。幼い頃から花柚を知っているという彼もまた、ひときわ美味しい料理を生み出す、個性的な人だったー。待望の第2巻も、絶品!!
菱沼組組長・櫻内玲二のボディガード兼愛人である元刑事の高沢裕之。夜毎激しく愛されるうち、ようやく櫻内への特別な気持ちを仄かに自覚するようになっていた。そんなとき、一度は日本から撤退した中国系マフィア・趙の手により櫻内が瀕死の重傷を負わされたとの報が入る。鉄砲玉に指名された早乙女とともに香港に飛んだ高沢を待っていたのは。
赤い手帳を奪われ、捕らえられてしまったフシギ。ジミーも回収されて、絶望的な状況の中明かされた、驚きの真実とはー!?そのころ、とある町では「金色の車」の噂が広がっていた。不気味な3人の女が、車の中から「ねぇ、乗って行かない?」と声をかけてくるというのだ。言うとおりにすればどこかに連れていかれてしまうが、断っても、助かるとは限らないらしい。都市伝説は、すべて回収されたはずだが…?小学中級から。
オランダのアムステルダムを訪れた十七歳のイギリス人少年ジェイコブは、第二次世界大戦中にオランダ戦線でドイツ軍と戦った、同じ名前をもつ祖父ジェイコブの秘密を知ることになった。祖父の青春をたどり直し、オランダの人々や文化に心を開いていくジェイコブの物語と、戦時下のオランダ人少女ヘールトラウの物語が交互に綴られていくうちに、ヘールトラウと祖父ジェイコブの絆が明らかになる…。生と死、戦争と歴史、家族の秘密、さまざまな形の恋、安楽死や同性愛など先端的な問題までを含み、広く深く展開していく、読み応えのある物語。イギリスでカーネギー賞、アメリカでプリンツ賞(ニューベリー賞のYA部門)を受賞し、ヤングアダルト文学の最高峰と認められた作品、待望の翻訳。
2018年8月に8日間にわたって開催された日本一過酷な山岳レース「トランスジャパンアルプスレース」に完全密着。未公開エピソード満載の疾走ノンフィクション!
このままでは、金融危機の再来は防げない!前イングランド銀行総裁が放つ、現代経済学への痛烈な批判。現代の貨幣・銀行システムの欠陥を豊かな歴史的洞察をもとに追究。巨大な危機の発生を回避する処方箋を強い警告を込めて示した話題作。
ふと訪れた土地で思いがけなくおいしい酒や名物に出合ったりする。これもまた旅の楽しみのひとつーというわけで、居酒屋探訪家・太田和彦が太鼓判を押す金沢・京都・仙台・佐渡・松本・東京の名店を一挙紹介。メニューはもちろん「これはうまい!」の絶品がズラリ。国内のみならず海を渡ったウィーン紀行や、思い出の母の味をつづる記憶の旅も。旅情とカラー写真に彩られたグルメ文庫、第2弾。
生まれつき盲目だったケンドラは、最先端の手術によって視覚を得た。奇跡を起こしてくれた医師と10年ぶりの再会を果たした直後、彼は何者かに連れ去られてしまう。ケンドラは、一流犯罪コンサルタントのアダムとともに行方を追うが、捜査中、ある男の他殺体を発見するーその被害者もまた、ケンドラに視力を与えたプロジェクトに参加していた。すべての真実を明らかにするためケンドラは自身を餌に黒幕をおびき出そうとするが、その行動がアダムの怒りと激情に火をつける。ついに二人は、固く守ってきた一線を越えてしまい…。
ピラミッドの地下アメンティーのホールに招かれた知花敏彦から聞いたフリーエネルギーの原理。人類をアップグレイドさせてくれる宇宙最大の秘密をぜんぶこの本に書きました!
世界の頂点を極めた男が味わった、人生最大の絶望からの生還。たびかさなる失意とピンチの日々を持ち前の「ネバーネバーギブアップ」精神で乗り越えた魂の詩がここにある。小学4年生でスピードスケートを始め、30歳でソルトレークオリンピック出場後引退。その20年間のスケート人生で見た天国と地獄を一挙独白。