江戸時代から親しまれてきた日本の花火は、今や世界一の技術と芸術性を備えている。伝統的な菊花火から連発、仕掛花火まで、基本的な型をやさしく解説しながら、各地の名物花火をご紹介。さらに花火師だけが知っている観賞のポイントも、伝授する。全国花火大会ベスト50の詳細リスト付き。
1985年9月11日、彼女は27歳の若さで星になった。惜しまれて逝って6年、7回忌にはじめて世にでる写真集。
北欧から南仏まで、フェラーリ、プジョー、メルセデスと車を乗り継いでの痛快な道中。つかの間の人生の輝きを求めて、疾走する、めくるめく物語。
ゆたかに広がる季題の世界。歌舞伎、小説、新劇、舞踊…どこから読み始めても役立ち、イメージがふくらむ季題にまつわる話題を、月別に130項目収録。俳句を作らない方も楽しめる一書。
時は平安。卯の花朽の長雨の頃、舎人として藤原家に仕える長良吉次は、ある日の昼下がり室町小路で一人の女童に呼び止められた。女童に案内された屋敷で吉次は小式部と名乗る謎の女に対面する。吉次は小式部に魅せられ官能の未知の世界へといざなわれていく。弓の腕を見込まれた吉次は、やがて仲間にくわえられ、小式部のもとで夜盗の一味として働き始める。小式部の魅惑に酔いしれ、一途に想い続ける吉次。そして小式部を巡るもう一人の人物…三郎。二人を待ち受けていた非情な運命とは。そして小式部と吉次と三郎の恋のトライアングルの行方は…。謎が謎を呼ぶ、王朝ミステリーロマン。
夏穂と純星は高校一年生。傍から見ればお似合いのカップル。しかし夏穂はしじゅう退屈をもてあまし、申し込まれるそばから男の子とつきあって、純星は純星で、生まれる前に流行ってたような懐かしのメロディを聴きながら、次から次へと訪れる夏穂の恋の破局を興味深そうに眺めている。まるでお互いにそっぽを向くように、ただ一緒にいるだけ。それだけなのに。それだけだったはずなのに…。さだまさしの曲に乗せて、現役高校生が描く瑞々しい青春の物語。いつだって突然の出来事が、本当の気持ちを気づかせる…。