ぼくんちは、二代続いた花火師の家。毎年、長岡の花火大会では大いそがし。そんなある日、おじいちゃんのもとに、ロシアからのエアメールがとどいた。小学中級以上。
1979年より花火を特殊な技法で撮影して16年になった。本書に集められた花火の写真は、夢の花をテーマにした全国各地の花火の瞬間造形美の厳選である。今回は、花火の瞬間をテーマにした作品集にした。
幻舟は果たして危険な女なのか。
しがらみを乗り越えて結ばれる恋。はかなく消える恋。あかりの見えない苦界を脱け出して恋する漁師のもとを目指す遊女の姿を描いた表題作をはじめ、情感溢れる時代小説秀作集。
給食室がダイナマイトで爆発。1000このケーキがグチャグチャ。「きっとケーキが食べられないひとのしわざだわ」舞ちゃんの必殺・勘ピューターがさえる。ハチャメチャトリオ大活躍。
上野の山は桜の花の真っ盛り。一日勤めを休んで花見にやってきた武装改メの頭領、葵、平八郎たちが、ひょんなことから花火の玉屋の娘お花と知りあったばかりに、たちまち得体の知れない忍者たちに襲われた。しかも、平八郎の護衛のかいもなく、お花は誘拐されてしまったのだ。背後には将軍暗殺を企む紀州家とおそるべき忍者集団根来衆がいるらしい。敵が狙うのは、将軍も見物する、年に一度の両国花火大会。花火作りの天才、お花に巨大な花火を作らせ、これを将軍康頼に向けようというのだ。葵たち武装改メは、あやしい忍法を駆使する根来忍者に、敢然と挑んだ。快調、ハイテク時代劇シリーズ。
強請の常習者が隅田川ベりのアパートで絞殺されたとき、「犯人」は目と鼻の先、川船の中で接客中だった。魔術さながらの脱出トリックか、それとも…。鉄壁のアリバイに挑む、美貌の奇術師・曾我佳城。その彼女に次々と罠を仕掛ける犯人たち。トリックの限界に挑戦する作者と名探偵と犯人の華麗で壮絶な競演。
あわせて三百歳の5人が住む下町は夏真っ盛り。純子たちはそろいの浴衣で隅田川の花火見物に繰り出したが、老嬢の刺殺事件に遭遇し、なんとサトに容疑がかかってしまう。事件を調べはじめた探偵団は、被害者の女性の陰に意外な男の存在を発見する…。夏の風物と下町人情溢れる爽やかミステリー、大好評の第4弾。