淀君によって大阪城から一歩も外に出されたことのなかった秀頼であったが、豊臣家を思う加藤清正らの奔走によって、ついに二条城において家康との対面が実現する。しかし立派に成長した秀頼の姿は、あらためて家康に豊臣家取潰しの決意を固めさせ、甲賀忍びに清正毒殺の使命が下る。東西手切れに向かって情勢が緊迫化する中、その日を見ることなく真田昌幸は九度山で永眠する。
“余は偉大なる落伍者となって、歴史のなかによみがえる”雪の国・新潟の教室の机に彫って上京し、あえて、孤独な自己鍛練の世界に彷徨する、“精神の巨人”坂口安吾の繊細にして豪放、聖にして俗の、ダイナミックな自伝世界。
人間の宇宙的覚醒と超能力開発をめざす自律訓練法。地球外生命体との接触によって開発されたアダムスキーの超能力開発プログラムの全貌!一挙に大公開。
8時間労働制の実現、バルト三国の独立…。革命後レーニンが実施した社会主義の政策・レーニンの時代とスターリン以後はどうちがうか。NHK特集が欠落させた歴史の真実を明かす。
大宇宙の根本原理、人間の心と宇宙意識の一体化、人間進化の方法を明快に解く!人間の意識と物質との関係を明らかにし、その応用をめざす21世紀科学書。
日露戦争がはじまった明治37年の秋は、稲づくりもうまくいき、一家の生活は、ようやく安定するかにみえた。だが、ある晩豊太郎に召集令状が届く。北海道開拓のルーツを探る大河小説、第3巻。産経児童出版文化賞大賞、日本児童文学者協会賞、路傍の石文学賞受賞。中学以上向。
あらゆる表現があらわれた20世紀の美術を鳥瞰し、近代以降、現代すなわち同時代の感覚が生み出した芸術が、われわれにとって持つ意味を知的に探る待望の書。図版多数掲載。