万人が知っているポップスをジャズという美しい作品に仕上げる仕事を数限りなくやってきたオスカー・ピーターソンを知るにはピッタリの入門アルバム。
3社合同企画による《ゴールデン☆ベスト》シリーズ第4弾。80年代最後のアイドル、田村英里子のシングル・セレクション。アニメ『アイドル伝説えり子』の主題歌「涙の半分」などを収録。
“チー坊!”でお馴染み『パパと呼ばないで』ほか、石立鉄男主演の70年代ホーム・コメディ・ドラマの音楽集。ほとんどの作品の音楽を大野雄二が手がけていたのには驚き。どれもやさしさあふれるテーマ音楽がいい味出してます。個人的には(6)が懐かしい。
人気漫画家、松本零士の画業50周年を記念してリリースされるアニメ作品集。不朽の名作『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』から新作『サブマリン スーパー99』までを網羅している。
アジア8ヵ国においてインターネットでファンからの人気投票を行ない、収録曲を決定したシングル・コレクション。新たにレコーディングした未発表曲も収録しており、ラルクの歩みを見通せる内容だ。
時が思春期で止まってしまったかのような珠玉ナンバーを集めた1stから、サウンドも詞もちょっぴりアプローチが複雑になったミスチルの、それでもポップ・フレーヴァーたっぷりの2nd。大黒柱・桜井和寿の才能によるところが大きいが、今後も大いに期待!
“青春”をテーマに掲げ、発売当時に新感覚のフォーク・アルバムと絶賛された84年発表作品。さだレパートリーに欠かせない、「桜散る」や「名もない花」といった瑞々しい楽曲群。
日本の夏を歌わせたら右に出る者はいない彼らの、通算26枚目となる夏アルバム。デビュー20年目に突入した2004年も“夏”という不変のコンセプトを貫き、本格的な夏の幕開けを飾るにふさわしい作品に。
結成25周年を記念して、坂本龍一の選曲・監修・全曲解説・リマスタリングによる、YMOの究極の2枚組ベスト。発掘不可能といわれた未発表音源2曲をはじめ、レア音源が満載。
自己のレーベル“NEWS”からアルファへ移っての松山千春の第1作目がこれ。いい声しているのだが、聞くたびに感じるヴォーカリストとしての幅の狭さがやはりここでも。タイトル曲を聞いていると、松山自身への応援歌のように思える。
演歌じゃないひばりちゃん、ナ〜イス|9656|と喜んで曲目を見たら、う〜ん、やっぱりいわゆる名曲志向なのね。リズムより“歌い上げ”を選択基準にしているので、36枚組買えなかった心の乾きはまたもいやされなかった。「上海」みたいな曲をもっと。
好評『銀河鉄道999』のエターナル・エディション・シリーズ第4弾は、数多くの名曲が聴けるベスト・ソング・アルバム。全音源リマスタリング、TUNED-CDによる高音質が嬉しい。
17回忌にあたる2005年に発表された、追悼企画作品のひとつ。1955〜1966年にかけて発表された、ジャズ・スタンダード歌唱(SPライヴ音源は除く)の完全収録をうたった2枚組アルバム。
冒頭からドラキュラというキャラクターを描き出すのにふさわしい格調高い(?)曲でスタートする。そして、全編ミステリアスなムードがタップリの曲が続く。いい雰囲気ではあるのだが、ゲーム音楽の限界ゆえか、やや単調になってしまうのはやむを得ないのだろう。
幅広いメディア・ミックスで知られる『スレイヤーズ』シリーズ。そのテレビ版とラジオ・ドラマで使用されたヴォーカル曲をまとめたベスト盤がコレだ。元気印魔導士リナのイメージそのまま、エネルギッシュな林原めぐみのナンバーが最高。豪華共演者の曲もなかなかだ。
各方面から絶賛の評価を受ける新鋭5人衆が、満を持して放つセカンド・アルバム。飄々とした志村節に乗って、変幻自在にくねるビートはより一層磨きがかかり、クリアさを増したサウンドと絶妙に溶け合っている。また一歩、新たな段階に踏み込んだ自信作。★
陰気なドラマでぐるぐる巻きにしてくれるスケールは大きくサウンドにはトゲがあり、歌はもちろんねばねばで歌詞の意味が歌いまわしで理解できるから見事だ。これはもちろんグラム・ロックでさすが岡野ハジメのプロデュースだ。騒々しさに深みも。