経験、共存、日常、知ー4つのテーマをめぐり、われわれの経験のある閉じることのない動性を豊かに描き出す。
運動会種目の善し悪しは、「アイデア」+「対象・年齢に応じたアイデアの用い方」+「人数規模や会場などの状況に対する留意点」で決まります。本書では、年齢や対象を特定せず、ひとつのアイデアや方法に対して、年齢、対象者別にアレンジして紹介したり、また様々な条件の中で実際に起こりうるトラブルを想定し、的確なアドバイスをおこなっています。
写真家はカメラを向ける。写真の力を信じて、伝えるという自分の仕事を信じて…。活躍中の女性ドキュメンタリー写真家10人のインタビュー集。
自主独立の近代人「ロビンソン・クルーソー」の未裔である私たちが彷徨う、「孤島」と「砂漠」が充溢する都市の風景。そこでは「孤独の苦悩」よりも「孤独の不能」こそが問われている。文学的想像力の生んだ“透明人間”“分身”“怪物”を鍵に、現代社会と孤独の本質をあぶりだす。
「見る」ことは、その時代の価値体系に常に拘束されている-。写真・カタログ・家具から超高層建築に到るまで、事物と空間に隈なく浸透する「視線」の隠喩の解明を通じて、想像力や思考と「視線」との不可分のダイナミズムを照射する。現代思想の最新成果を駆使し、今日の文化を根源的に捉え直す画期的視座
退廃するロシアから北朝鮮の病理まで世紀の節目に訪れ思い検証した東アジアのエトスとは。
“口ほどにものを言う”人の目の発達と進化。心理学・認知科学のフォアフロント、視線理解の決定的論集。
旅をして何を感じるか?あるいは人生の過去に何を想うか?一見、それは人それぞれに違っているように思える。しかし、ある時代、ある階層、ある国籍として括ってみると、「風景」を捉える言葉は、驚くほど似通っていることに気づく。旅行雑誌の紀行文、大人や子供の様々な作文に現れる、ジオ・ポリティック(社会的な後風景観)とジオ・ポエティック(個人的な原風景観)の微妙な作用を焙りだし、場所を捉える心の機微を解こうとする意欲作。
事例とワンポイント演習により実践力を強化。介護福祉士にとって大切なソーシャルワークを解りやすく解説。ソーシャルワークを理解することによりさらに介護福祉士の役割が見えてきます。
本書は、独自のデザイン六法といえるだろう。インスピレーションを得るもよし、漠然と眺めるもよし、研究に利用するもよし。範例集にも、アートディレクターのためのスタンダード本にもなり得る。無尽蔵のアイデアに満たされているので、自分自身で凝視させるトリックを発案できるかもしれない。なお、本書に取り上げられたすべての実例は、企業や商品の広告である。
見ること、それは「もの」を知覚すること。視線を意識することは「もの」自体にも作用し私たちの認識に影響を及ぼす。例えば我々は道路に描かれた平行線を手がかりに距離を知覚する。これは絵画の遠近法の影響であり、ひいてはこの知覚に基づき街が造られるようになった。本書は視覚的表現や事物と、人間の関係についての考察。あらゆる表現物に刻み込まれた人々の様態を丹念に読み取り、言語化できない無意識な視線を介して世界を見る方法を提示する。またその無意識の世界が、我々の文化の地層を変えていく様相を丹念に語る。思想・美術など幅広い分野に足跡を残す著者の代表作。