森の奥深くにある別荘で起こった密室殺人、覆面レスラーの悲しい殺意、2本の鍵が握る、遺言の行方…。本格ミステリ作家クラブが厳選した、ファン必読のアンソロジー。
ライブドア事件とは、「ライブドアが巨悪をなした」という事件ではなくて、「ライブドアが巨悪をなしたと人々が思い込んだ」という事件である。似た例として、中世の魔女狩りがある。これは「魔女がいる」という事件ではなく、「魔女がいると人々が思い込んだ」という事件であった。かつてバブル期には、「永遠の右肩上がり」という妄想を、国中が信じていた。そして現代では、「詐欺師たるライブドア」という妄想を、国中が信じている。いずれにせよ、国中が妄想を信じている。それはいわば「裸の王様」という状況である。そこで、「王様は裸だ」と叫ぶのが、本書だ。
会社が「大きくならない」「繁栄しない」要因は、社長自身にあった。多くの会社を繁栄に導いてきたトップコンサルタントが叱る、愛すべき「アホで、マヌケな社長」の実態。
「心の世界」と「物理的な世界」は異なるものだと「私」は思っている。しかし実際には、五感でじかに接触している(と感じる)有形の世界と、私たち一人ひとりの中にある(と思える)心の世界は、どちらも同じように脳が創り出す「錯覚」にすぎない。脳は何を隠し、何を伝えているのか。脳イメージング研究の先駆者である著者が、古今の心理学実験や臨床研究の科学的成果をふんだんに盛り込みながら、脳と心の関係を明快に解き明かす。
アメリカは浮上するか?北朝鮮の暴発はあるか?ポスト世界大不況の特需がくる。日本の技術・製造業の出番。
「企画力」とは何か。それは文字通り「企み」を魅力的に語ることにより、人間や組織を動かす力のこと。そして、その力が結晶したものが「企画書」に他ならない。では、魅力的な企画書とは何か。それは「企みの物語」を、推理小説のごとく一挙に読ませるもの。本書は、そうした企画書を作るための細やかな技術と深い心得を、22の格言を通じて、新たな思想と視点から語った書籍講義である。
時代も国籍も超えて、縦横無尽に展開される本格ミステリの名作たち。「本格」初心者にも、生粋のファンにも愉悦をもたらす極上のアンソロジー。
経済合理性だけではなく行動主体である人間の心理的な要因も取り込もうとする行動経済学の本格的専門書。家計行動と企業行動に焦点を当て、分析を試みる。
何の変哲もない道路で起きた事故、誰もが道路の危険性を認識しながら防ぐことができなかった事故。行政ミス、住民の善意、自然現象、そして人の身体が作り出す錯覚ー交通事故・事件の意外な原因と真実を、最新の科学捜査によって解き明かす驚異の科学ノンフィクション。
絶大な影響力を持つ米中央銀行FRBの議長ベン・バーナンキ。就任から二年半後の二〇〇八年九月、経済学者としての研究テーマである「大恐慌」に酷似する危機が発生した。そのとき、FRBの内部で何があったのか。ピュリツァー賞を二度受賞したウォールストリート・ジャーナルの敏腕ジャーナリストが内幕を暴く。
誰も教えてくれない「仕事の作法」。5つのルールで「出世力」を身につけろ。
本書は、サイコセラピー分野の世界的第一人者による、汚染恐怖に焦点を当てた初の新刊本である。本疾患の定義からはじめ、さまざまな症状を考察し、精神的汚染・接触汚染の両者、および、嫌悪感について検討している。最も重要なことには、認知行動テクニックに基づいて、本疾患の治療法や臨床的ガイドラインの制定に関する論説を展開している。
迫真の文学賞ドキュメント。私たちはどう考え、何に投票したのか。本格ミステリ作家クラブ10周年記念。
ベテランと新鋭の豪華競演、作家23人の書き下ろし短編。