女ってナンだ?男ってナンだ?どっちがスゴい?女はとってもヘンなもの。男ももちろんヘンなもの。ヘンなものとヘンなものの洒落た会話とヘンな関係。読後にわかるヘンなあなた。
おしどりパープ奏者のハーモニー・エッセイ。音楽文化の本道を説き現代の“いびつ”さを本音で斬る痛快辛口文化論。
濡れた唇。アナウンサーの大事な商売道具の中に噴射した男たちの企み。指名に応じて、出張美アナの奉仕を課せられた…。
動物から感じ、動物のように走り、自然をそのまま食べることを説いた。自然流ランニング哲学者、パーシー・セラティ。彼が亡くなって15年。ランニングを思想面からとらえた日本で最初の本。
ピーター・フィンレーはケーブル・テレビ局のリポーター。ジョークとウィットでは誰にも負けないニューヨーカーだ。そんな彼のところにひとりの男がやってきた。8日前から行方不明の美人テレビ・スター、ベギー・リンの前夫だという。そして彼女はすでに死んでいるはずだと爆弾発言。フィンレーはさっそく調査にのりだすが、翌日から巻き起こるのはアイスピックを使った残虐な連続殺人だった!MWA新人賞候補の都会派ミステリ。
1960年代後半、ボストン近郊の町ウォーバーンでは急性リンパ性白血病に倒れる子供が相次いだ。地区の8家族は水源の汚染が原因であるとし、産業廃棄物を捨てた疑いが濃厚な企業2社を相手に民事訴訟に踏み切った。住民側の弁護士ジャン・シュリクトマンは、経験は浅いが、派手な法廷闘争と徹底した調査を売り物にする新進気鋭の弁護士だった。迫真の臨場感で迫る法廷ノンフィクション。全米図書賞候補、全米批評家賞最優秀ノンフィクション賞受賞。
「ハハ シンゾウホッサ」の電報で急遽帰国した息子のわたしを待っていたのは、呆然としている父親だった。父は身の回りのことすべてを母に頼って暮してきた。車の運転も、着替えも、電話さえ一人で掛けたことがない。わたしは父を自立させる計画を立てたが老い、死の恐怖、世代断絶への焦燥など、誰も避けて通れない重い主題と真正面から取り組む。
ソローそれは米軍が20億ドルをかけて開発した戦闘ロボットの名前である。ロボット工学と人工頭脳技術の結晶である“彼”は、人間の赤ん坊と同じようにして、言葉や手足の使い方、感情などを身につけた。もう少しで実用という時に、実験の不手際から、ソロは自分が抹殺されると思い込み逃亡を計る。初めて出会った“敵”は、意外にも彼を匿まうがー。異色テクノスリラー誕生。
明日のミステリー界を担う若手が集合。自信の作品を持ち寄った傑作短篇集。
結婚を決意する情熱-。それは、どこまで続くのだろう。婚約者とも別れた劇的な結婚は、妻の記憶障害という暗い森のなかへ消えてゆくのか…。全米で熱い支持を集める小説。