その電器屋さんの広告は、スーパーのチラシのうらにあった。そこに、「先着20名、アルカリ電池むりょう進呈」の文字を見つけたとき、ぼくは思わずとびあがったネ。だけど…。そこでもらったちっぽけな電池を、ぼくのとっておきのミニ四駆にいれたときから、おかしなことがはじまったんだ。第13回福島正実記念SF童話賞大賞作品。小学校低・中学年向。
電池を科学の目で見るとなにが見えてくるだろうか。また、先進技術は電池をどう進化させているか。乾電池から最新のイオン電池まで電池の秘密が見えてくる。
本書は、自動車・航空機などの移動体の中で電源となっている鉛蓄電池、携帯電気エネルギーシステムの基地としての役割を果たしているニッカド電池、そして新世代電池として大きな期待のかかるニッケルー金属水素化物(MH)電池、究極の電池としてのリチウム電池、その他、燃料電池、太陽電池などのエネルギー変換について、詳述している。
電池は、私たちの生活の中に深く広く入りこみ、今や不可欠のものになっています。しかし、種類が非常に多いうえに、実用的な知識を得るための情報が少ないのが現状です。本書はこの電池を上手に使いこなすための知識を図表、イラスト、写真を豊富に使って分かりやすく解説した実用書です。
電池の機能や種類、さらに電池に用いる材料などについて、豊富な内容を平易に記述するという方針のもとに執筆したのが本書である。
本書は太陽電池ならびに太陽光発電システムをめぐる世界の最新技術を解説したものである。ここ10年の急速な技術の進歩によって、この分野もしだいに細分化されてきている。この観点から、各章ならびに各節の執筆者として、現在わが国でのトップエキスパートを選び、先端技術の現状を紹介した。その内容は、21世紀に大きく成長しようとする新産業をめざした業界のトップマネージャー、太陽電池セルの製造からシステム開発に至る各分野の現場技術者、研究開発分野の科学技術者、大学研究者および大学院生などに焦点を絞って執筆されたものである。
環境エネルギー問題、地球温暖化問題を解決する夢の発電装置として注目を集める燃料電池。燃料電池自動車への利用だけを見ると新発明と思われがちだが、実は約160年もの歴史を持つ比較的安定した発電装置でもある。本書では、わたしたちが想像する「電池」とはあらゆる面で異なる、いわば「クリーンな発電機」である燃料電池についてわかりやすく解説している。
燃料電池については昨今、自動車分野の動きが目立っているが、本書は現在最も実用化に近いレベルにあると考えられる住宅向けの市場に焦点を当てた。第一章では、この分野で燃料電池がなぜ革新技術と呼ばれているのかを示した後、第二章では燃料電池をとりまく技術、システム等の開発状況について述べる。その上で、第三章、第四章では、燃料電池が生み出すビジネスモデルを示した。