名実ともに現代の尺八奏者の第一人者である山本邦山の演奏を収録したアルバム。ゲイリー・ピーコック、山下洋輔ら、ジャズ・プレイヤーとの共演でも知られる山本による現代邦楽の名曲名演が堪能できる。
コルンゴルト:交響曲、ヴァイオリン協奏曲、映画音楽組曲集
プレヴィン指揮ロンドン交響楽団
コルンゴルト復興に熱心だったプレヴィンが、ドイツ・グラモフォンでおこなったセッション録音からのセレクション。すでにクラシック作品として高評価を獲得している交響曲とヴァイオリン協奏曲に加え、R.シュトラウスばりの華麗なサウンドでゴージャスな仕上がりを見せる映画音楽の組曲を5曲収録。
音源は上掲のアルバム3枚で、バーバーのヴァイオリン協奏曲と『空騒ぎ』 の室内楽版を除きすべて収録しています。
作曲家エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト[1897-1957]は、20世紀初頭のウィーンで早くから天才として注目を集め、やがてオペラ『死の都』や『ヘリアーネの奇跡』などにより、人気も評価も盤石なものとします。しかし、ユダヤ系だったためナチスの迫害を恐れ、友人の高名な演出家マックス・ラインハルトからの要請もあってアメリカに亡命、1930〜40年代のハリウッドで映画音楽の作曲に従事し、シンフォニック・スコアの発達に大きく貢献した人物。
映画音楽の仕事には、ときに意に沿わぬ思いを重ねながらも「ドイツにいる悪魔が打ち破られるまで」純音楽の作曲をしないと誓っていたというコルンゴルトが晴れて純クラシック音楽作品を手がけるのは、第二次世界大戦終了後のことでした。
ハイフェッツの尽力により、アメリカで一躍人気作となったヴァイオリン協奏曲のほか、室内楽や交響曲などに優れた作品を発表したコルンゴルトの作風は、荒廃した欧州楽壇ではしばらくは受け入れられませんでしたが、近年では、この作曲家天性のメロディの才能と、良質なロマンティシズムが再び脚光を浴びることとなり、数々の実演のほか、多くの録音が登場しています。
人気曲のヴァイオリン協奏曲は、戦争中、ハリウッドで映画音楽を作曲していたコルンゴルトが、戦後、再び純粋なクラシック音楽として作曲した作品。全編にわたって奏でられる美しい旋律と後期ロマン派風のシンフォニックな響きを特徴とするこの曲は、彼が作曲した映画音楽作品から選りすぐった素材が、あらゆる作曲技巧を駆使して移殖された傑作で、初演者ハイフェッツの愛奏曲としても知られます。(HMV)
【収録情報】
コルンゴルト:
1. 交響曲 嬰ヘ長調 Op.40
2. ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
3. 『シー・ホーク』組曲(ヒューゴー・フリードホーファー、レイ・ハインドルフ、ミラン・ローダー編)
4. 『女王エリザベス』組曲(ミラン・ローダー、ヒューゴー・フリードホーファー編)
5. 『海賊ブラッド』組曲(ヒューゴー・フリードホーファー、ミラン・ローダー、ハインツ・レームヘルト編)
6. 『放浪の王子』組曲(ヒューゴー・フリードホーファー、ミラン・ローダー編)
7. 組曲『空騒ぎ』 Op.11より(花嫁の部屋の乙女/ドグベリーとヴァージェス[夜警の行進]/間奏曲/仮面舞踏会[ホーンパイプ])
ギル・シャハム(ヴァイオリン:2)
ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン(指揮)
録音時期:1996年6月(1,7)、1993年6月(2)、2001年6月(3-6)
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Disc1
1 : Symphony in F Sharp, Op. 40
2 : Violin Concerto in D Major, Op. 35
Disc2
1 : The Sea Hawk
2 : The Private Lives of Elizabeth and Essex
3 : Captain Blood
4 : The Prince and the Pauper
5 : Much Ado About Nothing
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歌手と通奏低音楽器による、大きな安らぎを与えてくれる演奏
トラジコメディアは1988年にリュートのスティーヴン・スタッブズ、ガンバのエリン・ヘドリー、ハープのアンドルー・ローレンス=キングという3人によって結成された、通奏低音楽器によるアンサンブル。
妻アンナ・マグダレーナのためにバッハが書き綴った音楽集。歌曲や器楽作品など愛すべき小品が並んでおり、厳格というイメージと異なるバッハの一面を知ることができます。古楽器アンサンブル、トラジコメディアよる演奏で、バッハ一家団欒の情景が甦ります。そして自由なトラジコメディアの演奏は、より大きな安らぎを与えてくれます。(輸入元情報)
【収録情報】
J.S.バッハ:
1. 目覚めよ、と呼ぶ声あり(カンタータ BWV.140、オルガン・プレリュード BWV.645より)
2. 第42曲:コラール『おお永遠よ、汝恐ろしき言葉よ』 BWV.513
3. 第41曲:アリア『思え、わが心よ』 BWV.509(作者不祥)
4. 第11曲:コラール『たれが神の御心のままに』 BWV.691
5. 第6曲:ロンドー『牧歌』 BWV.Anh.183(F.クープラン)
6. 第22曲:ミュゼット BWV.Ahn.126(作者不祥)
7. 第4&5曲:2つのメヌエット BWV.Anh.114 & 115(ペツォルト)
8. 第12曲:コラール『汝に満足と平安あれ』 BWV.510
9. 第13a曲:アリア『汝に満足と平安あれ』 BWV.511
10. 第16曲:行進曲 BWV.Anh.122/第17曲:ポロネーズ BWV.Anh.123/第18曲:行進曲 BWV.Anh.124/第19曲:ポロネーズ BWV.Anh.125(C.P.E.バッハ)
11. 第20曲b(c):アリア『私はしばしばパイプによいタバコをつめて』(タバコのアリア) BWV.515a(作者不祥)
12. 第29曲:プレリュードとフーガ ハ長調 BWV.846
13. 第40曲:アリア『幸いなるかな、おお魂の友よ』 BWV.517(作者不祥)
14. 第14曲:メヌエット BWV.Anh.120(作者不祥)
15. 第35曲:コラール『神よ、汝の志のわれに成されんことを』 BWV.514(作者不祥)
16. 第37曲:ジョヴァンニーニのアリア『汝が心われにあたえずや』 BWV.518(作者不祥)
17. 第33曲:アリア『なにゆえに悲しむや、わが心』 BWV.516(作者不祥)
18. 第36&15曲:2つのメヌエット BWV.Anh.132 & 121(作者不祥)
19. 第39曲:コラール『汝エホバがために我は歌わん』 BWV.299
20. 第25曲:アリア『汝わがそばにあらば』 BWV.508(シュテルツェル)
21. 第26曲:アリア(ゴルトベルク変奏曲のアリア) BWV.988
22. 第20a曲:アリア『私はしばしばパイプによいタバコをつめて』 BWV.515(作者不祥)
23. 第34曲:レチタティーヴォ『我は満ちたれり』 BWV.82-2
24. 第34、38曲:アリア『眠れよ、汝疲れし眼よ』 BWV.82-3
トラジコメディア
ジョン・ポッター(テノール)
アンドルー・ローレンス=キング(オルガン、アルパネッタ、ハープ)
スティーヴン・スタッブズ(リュート)
エリン・ヘドリー(ヴィオール)、他
録音時期:1991年4月
録音場所:イギリス、トディントン、セント・アンドリューズ教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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手塚治虫の未完の傑作が50年ぶりにテレビアニメ化され話題を呼ぶ「どろろ」のサウンドトラックがリリース決定!
サウンドトラックは、『TVアニメ「どろろ」音楽集ー魂の鼓動ー』と銘打たれ、女王蜂「火炎」、amazarashi「さよならごっこ」、
ASIAN KUNG-FUGENERATION「Dororo」、Eve「闇夜」の2クールの歴代主題歌TVサイズを収録した
Disc1、33曲70分を超える劇伴を収録したDisc2の2枚組となる。
さらに初回限定生産盤は、各クールのノンクレジット映像を収録したBlu-ray Discとの3枚組でリリースされる。
ファニー・ヘンゼル:一年〜音楽と文学の出会い
ピアニストのソフィア・ヴァイデマンと女優ティンカ・クレフナーが、ファニー・ヘンゼル(ファニー・メンデルスゾーン)の音楽と文学の出会いを表現。ファニーの人生でもっとも充実した時期のひとつだったとされる1年間のイタリアへの旅の途中と帰国後に書いたピアノのための12の性格的小品『一年』に、ファニーが弟フェリックスやフェリックスの妻セシル、妹レベッカ、父アブラハムらに宛てた手紙や旅行記(日記)を組み合わせたユニークな企画で、その解釈を通じて、19世紀のもっとも重要な女性作曲家であり啓蒙思想家のひとりであったファニー・ヘンゼルの生涯と作品を親密に垣間見ることができます。(輸入元情報)
【収録情報】
● Hochgeehrter Herr und Freund!(フランツ・ハウアーへの手紙〔1843年11月24日〕より)
● ファニー・ヘンゼル:一年〜1月
● ファニー・ヘンゼル:一年〜2月
● Felix(フェリックス・メンデルスゾーン=バルトルティへの手紙〔1829年5月27日〕より)
● ファニー・ヘンゼル:一年〜3月
● Italienische Reise(フェリックスとセシル・メンデルスゾーン=バルトルディへの手紙〔1829年9月23日〕&旅行記〔1840年1月1日〕より)
● ファニー・ヘンゼル:一年〜4月
● ファニー・ヘンゼル:一年〜5月
● Vater(アブラハム・メンデルスゾーンからファニー・ヘンゼルへの手紙〔1828年11月14日〕&ファニー・ヘンゼルからカール・クリンゲマンへの手紙〔1820年7月16日&1829年3月22日〕より)
● ファニー・ヘンゼル:一年〜6月
● ファニー・ヘンゼル:一年〜7月
● Liebste Schwester(レベッカ・ディリクレ、セシル・メンデルスゾーン=バルトルディ&メンデルスゾーン・ファミリーへの手紙〔1839年12月16日、1839年10月23日、1839年11月28日〕より)
● ファニー・ヘンゼル:一年〜8月
● Venedig(メンデルスゾーン・ファミリーへの手紙〔1839年10月13日〕より)
● ファニー・ヘンゼル:一年〜9月
● Hensel(フェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディへの手紙〔1829年7月6日、1829年7月29日、1829年8月25日〕より)
● ファニー・ヘンゼル:一年〜10月
● ファニー・ヘンゼル:一年〜11月
● Abschied aus Rom(旅行記&レベッカ・ディリクレへの手紙〔1840年4月5日〕より)
● ファニー・ヘンゼル:一年〜12月
● ファニー・ヘンゼル:一年〜後奏曲
● ファニー・ヘンゼル:一年〜6月(オリジナル・ヴァージョン)
ソフィア・ヴァイデマン(ピアノ)
ティンカ・クレフナー(朗読)
録音時期:2023年9月
録音場所:ドイツ
録音方式:ステレオ(デジタル)
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マッツィーニが愛したギターの調べ!
19世紀の革命家、ジュゼッペ・マッツィーニは音楽に情熱を持ち、ロンドンに設立したイタリア学校への支援のために毎年コンサートを開催するほどでした。マッツィーニはギターを愛し、彼が所有していた楽器は現在も博物館等に保管されています。
本アルバムでは、ジェノヴァの博物館、ピサの博物館にそれぞれ保管されているギターと、音楽を奏でるマルコ・バッターリャ自身が個人でコレクションしているギターの3本を使用し、演奏されています。(輸入元情報)
【収録情報】
● パガニーニ:気まぐれ MS.37より第16番、第17番、第20番、第31番、第37番、第38番
● ルイジ・モレッティ[c.1765-c.1850]:大ソナタ Op.2より『アンダンテ・グラツィオーソ』
● マウロ・ジュリアーニ[1781-1829]:パチーニの歌劇『アマジリア』の『Lo ti vidi e t'adorai』の主題による変奏曲 Op.128
● ジュリアーニ:ロッシニアーナ第5番 Op.123
● ジュリオ・レゴンディ[1822-1872]:練習曲 第1番
● ヨハン・カスパール・メルツ[1806-1856]:オペラ・レヴュー Op.8-29(ヴェルディ:『椿姫』より)
● ルイジ・リナルド・レニャーニ[1790-1856]:36のカプリス Op.20より第2番、第7番、第36番
マルコ・バッターリャ(ギター)
録音時期:2023年2月
録音方式:ステレオ(デジタル)
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最高の音で楽しむために!