大正から昭和にかけ、女流俳句の先駆者として俳誌「ホトトギス」で活躍した天才的俳人・杉田久女は、昭和11年、敬慕する師・高浜虚子から突然、同人を除名された。俳句を芸術として取り組み、17文字に生命を賭けていた久女は以来、不幸な運命を辿る…。かずかずの艶麗な句を遺しながらダークな伝説にまみれた悲劇な人・久女。芸術と家庭のはざまで、懸命に生きた“早すぎたノラ”の真実に迫り、新しい久女像を創造する。悲劇の女流俳人を描く書き下し長編。
日本語の語源・歴史・意味・文化・風俗など、週刊朝日の読者から寄せられたさまざまな疑問に、ことばの達人四人が個性豊かに回答するユニークな日本語の書。特別付録として回答者全員による巻末座談会「劇場の日本語-井上ひさし氏に聞く」を併録。
虫も殺せぬ都会暮らしのサラリーマンが、突如農業に目覚めた。その日から日曜ごとの援農を2年間続け、会社を辞めていざ房総の田舎へ。-ところが、行く先々では次々と試練が待ちうけていた。虫たちに作物を食い散らされ、借りた畑を追い出され、不動産屋や地主にダマされて、ついに百姓を断念しかけたが…。農地という蜃気楼を追いかけて、やっとつかまえて足元を見たら、徳島県だった。無農薬・有機農業の実際、村のしきたり、農地の貸借や購入の方法など、これから農業をめざす人たちに役立つエピソードも満載した、「おいしい百姓生活」のススメ。
退職、再就職、倒産、そして日本語教育との出会い…現役日本語教師が書いた、日本語教育の世界。そこに至るまでの道筋は、ユーモアありペーソスあり…読む者を知らず知らず惹きつけるその筆致は、必ず共感を呼び起こす。
とびきりの日本語教室。読者の疑問60に名回答。
これは、25年余におよぶ著者の思考と行動の軌跡であり、アホウドリの復活に献身した人々の記録である。いまここに、明るい希望にみちたアホウドリの「新しい物語」がはじまるー。
日本のことばの研究に古辞書がどのように役立つのか、実際の例を掲げてその利用法を示す。
それは一つの山火事から始まった。日本全土の7分の1もの面積を焼きつくす炎は容赦なく木を森を動物達の命を奪っていった。そこに森がなくなった時に何が起こったのか。著者の見たその光景は近い将来おとずれる地球の未来を予見させるものであった。
「戦わずして勝つ」「敗けない戦略」の極意とは。多くの経営者たちの愛読書となり、数々の成功の礎となってきた孫子。「血の流れない戦争」とも評されるビジネス場面に焦点を当て、孫子の戦略・効用を事例で紹介。
英語がもっと面白くなる、粒ぞろいの「へえー」が90連発!愉しみながら英語力もアップ。
シニアが20歳代の講師と学んだ!「5×3と3×5って同じなの?」と聞かれて、孫や子どもに教えられますか?計算脳から数学脳へ。
「ISOってなに?」-ISO9001に無知な主人公が、ある日突然、社長の命を受けてISO9001の認証取得に挑む顛末記。楽しみながらISO9001の本質がわかる入門書の決定版。
心理臨床セラピストの著者が「悩める上司」のあなたに贈る、部下との関係がもっとうまくいく「簡単な」やり方。
CBCで毎週土曜深夜に放送の「地名しりとり」。ワッキーが街で出会った人々に、行ったことのある地名でしりとりをお願いする。ゴールは三重県。三重の地名が言ってもらえるまで、電車やバスで日本全国を旅してきた。そして、ついに最後の日が訪れたのだ。
ロールスとベンツ、どっちが速い!?しかもそれは、ヒコーキのハナシなんです。空飛ぶフレンチブルーことルノーの活躍、800km/hを狙ったブガッティ、そして地上に降りたガスタービンはレシプロを抜き去れず、一方、戦闘機から落とされたドロップタンクは、いつしかボンネビルの白い平原を一直線に駆けているのでありました…!?空のファンからも、陸のモノ好きからも、大絶賛をうけたシリーズ、待望の第2弾。