これは面白い。
ベートーヴェンの名旋律がポケット・サイズでカラフルに様変わり
ベートーヴェン・イヤー一番の抱腹絶倒CDが登場します。作曲家ロビン・メルヒオールがベートーヴェンの9篇の交響曲の有名なメロディを中心に、『月光』ソナタなど有名曲もさしはさみつつ再構築した9つの楽曲。それをヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、クラリネット、バスクラリネット、バリトン・サクソフォン各1にアコーディオン、ハープ、打楽器による「ポケット交響楽団」が演じる娯楽アルバム。
コンセプトはベートーヴェンの生涯をムソルグスキーの『展覧会の絵』のスタイルで見て回るもので、深い知識に裏付けされた多くの仕掛けはベートーヴェン好きをニンマリさせます。アルバム・タイトルは聴覚障害に苦しんだベートーヴェンが聴いたらば、さぞや喜んでくれたであろうという自信にあふれています。
意外なのはアコーディオンが違和感なく活躍すること。『田園』の冒頭を奏しているのは仰天されられますが、カラフルな色彩と教条的でない世界は大人から子供まで楽しめます。
コロナ禍中の今年8月にフランスで録音されましたが、全員が楽しんで演奏しているのが伝わってきます。(輸入元情報)
【収録情報】
ベートーヴェンの主題をロバン・メルシオールが再構築
● 前奏曲
● 学習
● 間奏曲1
● 近寄りがたい情熱
● 間奏曲2
● 反感
● 間奏曲3
● 英雄の死
● 和解
ポケット交響楽団
ニコラ・シモン(指揮)
録音時期:2020年8月9-12日
録音場所:マラコフ、スタジオ・セクスタン
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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微妙なバランスで異邦人を装いつつ、東京レディのしたたかさを垣間見せたりするユーミンなのです。越路吹雪ラインで安定するかと見えた一時期を過ぎ、映像的なリアリティ以降に逆流パワーで作ったのが“関係のスタイル”で見せる虚実の世界です。
25枚目のシングル。映画『HIRAKATA』の主題歌として話題となったバラード曲で、ファンの要望によりシングル化。Xbox360の戦闘ゲーム『Over G』のテーマ曲となった「Destination」は、ハードなギターが聴きどころ。
何かと話題のシンガーソングライターの2枚目。音はキャバレー・ミュージックっぽく、ぬめった歌声で突き離す。彼女による歌の解説が日本語で載っているが、しばらくは声だけに耳を傾けたい。日本盤のみの(11)はビートルズのカヴァーで、(12)は必聴ライヴ。
SNSやYouTubeから火がついたスウェーデン出身のダンス・クリエイターのデビュー・アルバム。すでに英国ではシングルが何週もナンバー・ワンになる大出世を果たしたわけだが、日本では“空耳”な部分で注目されている。怒涛のテクノ・サウンドからあふれ出る空耳には驚き。
なんとも豪華! クリスマスの時期のためのカンタータ集
63番の華やかな合唱曲は必聴。フィンク、コジェナーのソロも注目
コジェナー、マイケル・チャンス、ベルナルダ・フィンクらがソリストとして参加した豪華2枚セット。クリスマスの時期の礼拝のために書かれたカンタータがずらりと並び、特にBWV 63は冒頭から華やかな合唱曲が鳴り響く人気曲。他の作品ではイエスの受難を思わせる劇的な雰囲気の曲など、ヴァラエティに富んだ充実の2枚組です。(キングインターナショナル)
【収録情報】
CD1
J.S.バッハ:
・カンタータ『いと高きところには神に栄光あれ』BWV 191
・カンタータ『キリストの徒よ、この日を彫り刻め』BWV 63
クラロン・マックファデン(ソプラノ)、ベルナルダ・フィンク(アルト)
クリストファー・ゲンツ(テノール)、ディートリヒ・ヘンシェル(バス)
録音場所:ワイマール、ヘルダー教会
・カンタータ『いと尊きインマヌエル、虔しき者らを率いたもう君候』BWV 123
・カンタータ『人々シバよりみな来たりて』BWV 65
マグダレーナ・コジェナー(ソプラノ)、サリー・ブルース=ペイン(アルト)
ジェームス・ギルクリスト(テノール)、ペーター・ハーヴェイ(バス)
録音場所:ライプツィヒ、ニコライ教会
CD2
・カンタータ『いと尊きわがイエスは見失われぬ』BWV 154
・カンタータ『いと尊きイエス、わが憧れよ』BWV 32
・カンタータ『わがイエスをば われは放さず』BWV 124
クラロン・マックファデン(ソプラノ)、マイケル・チャンス(アルト)
ジェームス・ギルクリスト(テノール)、ペーター・ハーヴェイ(バス)
録音場所:ハンブルク、聖ヤコビ教会
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
録音時期:1999年12月、2000年1月(CD1) 2000年1月(CD2)
録音方式:デジタル
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天才コントラバス奏者、
ステファノ・スコダニッビオに捧げる1枚
このアルバムは、2012年に亡くなった天才コントラバス奏者、ステファノ・スコダニッビオへのオマージュ。世界のトップレベルのコントラバス奏者が集結しています。
セバスティアン・グラムスは、プロデューサー、作曲家、そして奏者の一人としてプロジェクトに参加。自身の作品および、スコダニッビオの作品を増幅させたような作品、また、このプロジェクトのために集まった奏者たちによる作品が並ぶ、コントラバスの祭典のような1枚となっています。(キングインターナショナル)
【収録情報】
● セバスティアン・グラムス:A Catena/ Macchina Basso/ Fioritura/ Spirale/ Un Vento Silenzioso/ Moto Perpetuo/ Pezzi Difettosi/ Sul Viaggio/ In Altre Parole/ Soffermiamoci
● マーク・ドレッサー:Sostevoli Su
● ジョン・エックハルト:La Coda del Nebbio
● セバスティアン・グラムス:Voyager
● バリー・ガイ:Outside - Inside
● クリスティーヌ・フック:Rock! Nella Nebbia
● ジョエル・レアンドル:For Stefano
● ディーター・マンデルシャイト:Subito Sera
● バール・フィリップス:Tocarme
● ダニエレ・ロッカート:Breaking Glasses
● 齋藤 徹:Casino
● ハコン・テリン:h-Moll
(ボーナス・トラック)
● スコダニッビオ&グラムス:Virtu
【集結したコントラバス奏者】
マーク・ドレッサー(アヴァン・ギャルド・ジャズ)
ジョン・エックハルト(クセナキスの作品の演奏を中心に活動を展開)
セバスティアン・グラムス(即興、ジャズ、現代音楽)
バリー・ガイ(即興ジャズ、オーケストラ、室内楽等)
クリスティーヌ・フック(オーケストラなど)
ジョエル・レアンドル(即興、作曲)
ディーター・マンデルシャイト(ジャズ)
バール・フィリップス(ベース・インプロヴァイザー)
ダニエレ・ロッカート(ソリスト、作曲家)
齋藤 徹(コントラバス演奏、作曲)
ハコン・テリン(コントラバス演奏、作曲)
Disc1
1 : A Catena
2 : Macchina Basso
3 : Fioritura
4 : Spirale
5 : Un Vento Silenzioso
6 : Moto Perpetuo
7 : Pezzi Difettosi
8 : Sul Viaggio
9 : In Altre Parole
10 : Soffermiamoci
11 : Sostevoli Su
12 : La Coda Del Nebbio
13 : Voyager
14 : Outside-inside
15 : Rock! Nella Nebbia
16 : Elastico
17 : Subito Sera
18 : Tocarme
19 : Breaking Glasses
20 : Casino
21 : H-Moll/D-Dur
22 : Virt
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トマス・ビーチャム/フレンチ・ミュージック(6CD限定盤)
ビーチャム没後50年企画。定評高いビーチャムのフランス作品ボックス。
クラムシェル・ボックス、各CD紙製ケース入り。32ページ・ブックレット。(EMI)
【収録情報】
CD1
ベルリオーズ:
・幻想交響曲 作品14(録音:1959年11月、12月、パリ)
フランス国立放送管弦楽団
・序曲『海賊』(録音:1958年11月、ロンドン)
・『トロイア人の人びと』より「トロイア人の行進」(録音:1959年11月、ロンドン)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
・『トロイア人の人びと』より「王の狩と嵐」(録音:1957年3月、ロンドン)
ビーチャム合唱協会、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
CD2
ビゼー:
・交響曲ハ長調(録音:1959年10月、11月、パリ)
フランス国立放送管弦楽団
・『アルルの女』組曲第1番(編:ビゼー、4曲)(録音:1956年11月、ロンドン)
・『アルルの女』組曲第2番(編:ギオー、4曲)(録音:1956年11月、ロンドン)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
CD3
・ドリーブ:『歓楽の王』付随音楽(7曲)(モノラル録音:1958年5月、パリ)
・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(録音:1957年3月、ロンドン)
・ドビュッシー:放蕩息子(録音:1959年10月、11月、ロンドン)
・サン=サーンス:『サムソンとデリラ』より「ダゴンの神の女司祭の踊り」(録音:1958年10月、1959年11月、ロンドン)
・サン=サーンス:『サムソンとデリラ』より「バッカナール」(録音:1958年10月、1959年11月、ロンドン)
・ベルリオーズ:『ファウストの劫罰』より「妖精の踊り」(録音:1957年3月、ロンドン)
・ベルリオーズ:『ファウストの劫罰』より「鬼火の踊り」(録音:1957年3月、ロンドン)
・マスネ:『シンデレラ』より「ワルツ」(モノラル録音:1957年10月、パリ)
・グノー:『ファウストよりバレエ音楽(7曲)(モノラル録音:1957年10月、11月、パリ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
CD4
・ビゼー:『カルメン』第1幕への前奏曲(録音:1958年6月、パリ)
・ビゼー:『カルメン』第2幕への間奏曲(録音:1958年6月、パリ)
・ビゼー:『カルメン』第3幕への間奏曲(録音:1958年6月、パリ)
・ビゼー:『カルメン』第4幕への間奏曲(録音:1958年6月、パリ)
・シャブリエ:『グヴェンドリーヌ』序曲(モノラル録音:1957年9月、パリ)
・フォーレ:ドリー 作品56(オーケストレーション:ラボー)(録音:1959年12月、パリ)
フランス国立放送管弦楽団
・サン=サーンス:オンファールの糸車 作品31(録音:1957年3月、ロンドン)
・シャブリエ:楽しい行進曲(録音:1957年3月、ロンドン)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
・シャブリエ:狂詩曲『スペイン』(モノラル録音:1939年11月、12月、ロンドン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
・ビゼー:序曲『祖国』(モノラル録音:1956年10月、ロンドン)
・ビゼー:ローマ(モノラル録音:1957年10月、パリ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
CD5
・フランク:交響曲ニ短調(録音:1959年12月、パリ)
・ラロ:交響曲ト短調(録音:1959年12月、パリ)
・フォーレ:パヴァーヌ 作品50(録音:1959年12月、パリ)
フランス国立放送管弦楽団
CD6
ベルリオーズ:
・ローマの謝肉祭 作品9(モノラル録音:1936年11月、ロンドン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
・リア王 作品4(モノラル録音:1947年9月、11月、ロンドン)
・マスネ:『聖処女』より「聖処女の最後の眠り」(モノラル録音:1947年4月、ロンドン)
・グレトリ/ビーチャム編:『ゼミールとアゾール』より(モノラル録音:1956年10月、ロンドン)
(入場:バレエ/パスピエ/パントマイム/間奏曲/フィナーレ)
・パウル・ヴィダル:『Zino-Zina』より「ガヴォット」(モノラル録音:1957年10月、パリ)
・グノー:『ロミオとジュリエット』より「ジュリエットの眠り」(録音:1959年10月、11月、ロンドン)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
トマス・ビーチャム(指揮)
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