東北大学と北海道大学(北大)の両者は、1月17日に締結された連携協定の第2弾として、日本の「スペース・トランスフォーメーション」(宇宙空間における活動を通じてもたらされる経済・社会の変革)の加速を実現するため、超小型衛星開発利用拠点の構築を目指すことを発表した。
物質・材料研究機構(NIMS)などは、データセンターの記録装置として用いられるHDDにおいて、磁気記録媒体を三次元化することで多値記録が可能であることを実証したと発表した。
日本女子大学、早稲田大学(早大)、PerkinElmer Japanは、葉面に捕捉された「大気中マイクロプラスチック」(AMPs)に適した葉面洗浄法を開発し、森林が大気中のAMPsの陸上シンク(吸収源)として機能する可能性があることを明らかにしたと発表した。
自閉スペクトラム症(ASD)の新たなモデルマウスを作製し、このマウスの実験でASD特有の行動変化の一部を薬剤投与で改善できることを確かめたと、理化学研究所(理研)や順天堂大学、東京大学の共同研究グループが26日、発表した。増加傾向にあるASDの理解や治療法の開発につながる成果と期待される。
国立成育医療研究センター(NCCHD)は、「子供の健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の参加者のうちの約6万5000人のデータから、子供の食物アレルギーと親の育児ストレスの関連性について分析した結果、食物アレルギーの子供を持つ親は、育児ストレススコアが有意に高くなることが明らかになったと発表した。
isapceは3月28日、海外機関投資家の拡大による株主構成の多様化と、株式流動性の向上を図ることを目的とした新株式発行の海外募集により、約83.6億円の資金調達を行ったことを明らかにした。
レゾナックは3月28日、半導体材料の製造過程で生じる使用済みプラスチックをケミカルリサイクル技術を活用して半導体ガス原料として再利用することに向けた検討を開始したことを発表した。
「21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2」では3月29日から8月12日まで、デザインエンジニアの山中俊治氏がディレクターを務める企画展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」が開催される。
京セラは3月28日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と協力して、京セラの超高真空用気密端子技術をベースとした液体水素用の「ハーメチックシール(気密端子)」を開発したことを発表した。
ソニーセミコンダクタソリューションズは3月28日、タイの半導体製造事業所で建設を進めてきた新棟が2024年2月より生産ラインの稼働を開始させたことを発表した。
Samsung Electronicsが、NVIDIAの「Omniverse」を活用した完全自動化された半導体前工程工場を構築することを計画していると複数の海外メディアが報じている。
SK hynixが、米国インディアナ州に先進パッケージング工場を建設することを計画していると米国の経済メディアWall Street Journal(WSJ)が報じている。
2月15日に開催された「TECH+フォーラム 製造業-脱炭素 Day 2024 Feb. 持続可能な社会にする『GX経営』」に、三菱UFJリサーチ&コンサルティング フェロー(サステナビリティ)で、東京大学 教養学部 客員教授の吉高まり氏が登壇。「カーボンニュートラル時代の企業経営とサステナブルファイナンス」と題し、ESGが企業経営にとって当たり前になった今、世界におけるESGはどのように進んでいるのか、日本ではどのような点に注目すべきかを語った。
半導体製造装置メーカーのディスコが主催するプログラミングコンテスト「DISCO Presents ディスカバリーチャンネル コードコンテスト2024」(DDCC 2024)の本選が開催された。“装置を動かす”ことが特徴の同大会の模様をレポートする。
藤田医科大学などは、109種類に及ぶモデル動物を対象に、大規模な脳の代謝解析を実施し、疾患の種類に関係なく共通してその多くにおいて脳のpHが酸性に傾き、かつ乳酸が増加したことを確認したと発表した。
丸嘉工業や東北大学などは、高い性能を持ちながら硬くて脆いことから極薄箔化が不可能とされてきた合金を2μmまで薄くする技術を開発したことを発表した。
NTTとオリンパスは3月27日、内視鏡の映像処理機能をクラウド上で実現するクラウド内視鏡システムの実証実験を共同で開始したことを発表した。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月27日、暮らし・ヘルスケア分野における新たな宇宙関連市場の創出を目指すビジネス共創プラットフォーム「THINK SPACE LIFE」の運営をミラツクに移管すると発表した。
東京大学(東大)は、野鳥の一種である小柄な「シジュウカラ」が翼の動きをジェスチャーとして用い、特定のメッセージを伝えることを発見したと発表した。
STMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス)は、次世代の組み込みプロセッサの実現に向けて、18nm FD-SOI技術および組込み相変化メモリ(ePCM)をベースとした新たなプロセス技術を発表した。
ホタテの貝殻を焼いて粉末にしたものを家畜の糞に混ぜ込むことで、家畜が持つ薬剤耐性菌を減らせることを、酪農学園大学(北海道江別市)らのグループが発見した。家畜動物に使える抗生物質は種類が少ない上、ヒトと動物が同じ感染症を発症する「人獣共通感染症」が起こった場合に感染抑制できなくなるリスクがあり、家畜の薬剤耐性菌を環境中に放出しないことが求められていた。今後、産学連携で粉末の商用化を目指すという。
大日本印刷(DNP)は3月27日、半導体製造の最先端プロセスの製造に用いられるEUVリソグラフィに対応する2nm世代のロジック半導体向けフォトマスク製造プロセスの開発を本格的に開始したことを発表した。
中Huaweiと中国の半導体製造装置メーカーSiCarrierは、DUV露光装置による自己整合4重パターニング(SAQP)で、EUVリソ並みの微細パターン形成を可能にする特許を2023年後半に取得していたと米国メディアが報じている。
シ独Siltronicは、独ブルクハウゼン工場で行ってきた直径150mm以下の小口径ウェハの生産を段階的に中止して行き、2025年末までに撤退すると発表した。
オランダのVDL Enabling Technology Group(VDL ETG)がベトナム北東部で相手先ブランドの半導体製造装置の新工場の建設を間もなく開始する計画であると発表した。
中国政府がIntelとAMD製のチップを使用したものを禁じるガイドラインを発表しているという。
理化学研究所(理研)とソフトバンクは、量子コンピュータとスーパーコンピュータ(スパコン)の連携利用を目指すプラットフォームの研究開発を2023年11月より開始している2024年3月25日、同プロジェクトのキックオフシンポジウムが開催された。
日立製作所は、輸送インフラの高い安全性と運行効率を実現するモビリティ管制基盤「Digital Road」を開発したことを発表した。将来的には、自律飛行する機体を遠隔かつ自動で安全に運行できる体制を目指し、あらゆる自動化したモビリティに適用させたいとしている。
元祖“宇宙のまち”といえば、鹿児島県肝付町。内之浦の「世界一愛される射場」は、打ち上げ頻度の低下により鳴りを潜めている。そんな肝付町は再興へどう動くのか、「きもつき宇宙フェス」と永野和行町長へのインタビューを通して、未来を探る。
生理学研究所(生理研)、東京都立大学(都立大)、基礎生物学研究所(基礎生物研)の3者は、ほ乳類に3種類ある細胞同士を密着させる構造の1つである「密着結合」は、接着を維持するために重要であることを明らかにしたと共同で発表した。
大阪公立大学(大阪公大)、徳島大学、名古屋大学(名大)の3者は、働いた場所に仙椎と後ろ足の両方を形成させる遺伝子「Gdf11」が働くタイミングを制御するDNA領域(「HCR領域」と命名)を発見し、25億あるマウスのゲノムの塩基(DNA)数のうち、たった1700bpの領域で胴体の長さが決められていることがを明らかにしたと発表した。
東北大学は、紅ズワイガニの殻に含まれる不溶性の食物繊維「キトサン」から作られたナノファイバー(ChNF)組織を制御し、厚さナノメートルサイズのシート材に半導体特性と蓄電特性が発現することを見出したと発表した。
戸田工業と鳥取大学は、戸田工業が独自に開発した酸化鉄の一種「ナトリウムフェライト」が、ナトリウムイオン電池(SIB)の負極として優れた特性を示すことを発見したと共同で発表した。
九州南方沖の海底火山、鬼界カルデラが起こした7300年前の「アカホヤ噴火」が、完新世(1万1700年前~現在)で世界最大の噴火であることが分かったと、神戸大学の研究グループが発表した。海底に堆積した噴出物の量を船で詳しく調べるなどして判明した。この噴火は南九州の縄文人に壊滅的な被害を与えた。研究グループは「このような噴火が発生すれば、火砕流や火山灰が現代文明に及ぼす影響は計り知れない」としている。
東北大学 学際科学フロンティア研究所とElevationSpaceは、ハイブリッドスラスタの実現に向け、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力のもと実施された試験モデルによる燃焼試験に成功したことを発表した。
NVIDIAは3月18日(米国時間)、TSMCとSynopsysが「NVIDIA cuLitho」を活用する形での半導体生産を開始することを発表した。
半導体市場会社TechInsightsのセンサー半導体市場調査部門によると、2023年のスマートフォン(スマホ)向けCMOSイメージ センサ(CIS)市場規模は前年比微増となり140億ドル超となった模様である。
インターステラテクノロジズ(IST)は3月26日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と超小型衛星の打ち上げ輸送サービスに関する基本協定を締結したことを発表した。
ルネサス エレクトロニクスは3月26日、自社開発の32ビットRISC-V CPUコアを搭載した汎用マイコンの第一弾製品となる「R9A02G021」の量産を開始したことを発表した。
日本コカ・コーラは、高齢者や障がいを持つ人々でも便利に自動販売機を利用できるよう、公式アプリ「Coke ON」のアクセシビリティ機能を拡充した新バージョンを公開したと発表した。
EDGEMATRIXは3月25日、同社販売代理店の双日九州ならびに西尾レントオールと連携し、映像エッジAIを活用した工事現場向けソリューション「EDGEMATRIXサービス」のレンタルを開始したことを発表した。
国立天文台は3月22日、国立天文台が運用する「計算サーバ」を用いて天体衝突シミュレーションを行い、エウロパの氷殻の厚さを算出した結果、硬い層ともろい層で構成される少なくとも約20kmの厚さの氷殻を考えると、多重リング盆地の地形をよく説明できることがわかったと発表した。
東北大学は、極めて微少なパラボラ型の金属反射面と半導体で構成される「光ナノ共振器」を開発し、可視光を捕集して金属ナノ粒子に集めることで光強度を約1万倍(4桁)に増強できることを、電磁界シミュレーションを用いて明らかにしたと発表した。
名古屋大学(名大)は、植物の細胞核が近赤外波長域の自家蛍光を示すことを発見し、その蛍光が植物光受容体の色素タンパク質「フィトクロム」に由来することを見出したと発表した。
ソディックは、月々定額とすることで導入費用を低減し、導入後のメンテナンスや損害補償もカバーする工作機械のサブスクリプションサービス「サブスク TRY」を開始したことを発表した。
インテルは3月25日、2024年のインテルが日本において事業戦略「AI Everywhere」にどう取り組んでいくか、ならびにファウンドリ戦略に関する説明会を開催した。
シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアのAvery検証IPが、キオクシア株式会社(以下キオクシア)の主力半導体製品における論理検証に採用されました。
千葉大学と高輝度光科学研究センター(JASRI)の両者は、これまで考慮されてこなかった電解液中のイオンが白金(プラチナ)電極表面の粗面化や溶出に影響を及ぼすことを明らかにしたと共同で発表した。
物質・材料研究機構(NIMS)は、100mm離れていても対象物とセンサ間に発生する電界の干渉を感知し、対象物と非接触でも検知可能なタッチセンサを、中国・青島大学などの中韓の研究者らが開発したことを発表した。
近畿大学(近大)、産業技術総合研究所(産総研)、愛知県警察本部科学捜査研究所、名古屋市衛生研究所、金城学院大学の5者は、煩雑な試料調製や専門性の高い装置の操作などが一切不要で、尿試料からたった3分で直接40種類の薬物を分析できる新手法「RaDPi-U(ラドパイ-ユー)」を開発したことを共同で発表した。