地球の磁気バリアが「太陽風」によって剥がされる様子をX線で可視化する新手法、千葉大学と名古屋大学が開発。
室温で高速・高感度・広帯域なテラヘルツ波検出器、東京農工大学が開発成功。応答速度は従来検出器の最大約1,000倍、実用化に向け性能検証へ。
TSMCは7月17日、2025年第2四半期(4〜6月期)の決算を発表した。それによると同四半期の売上高は前年同期比38.6%増の9337億9200万NTドル、営業利益は同61.7%増の4634億2300万NTドル、純利益は同60.7%増3982億7300万NTドルといずれも好調となった。
Synopsysは7月17日(米国時間)、同日付でAnsysの買収が完了したことを発表した。この取引の完了により、同社が対応できる市場規模は約310億ドルまで拡大することになるという。
夏休みを前に、都内で始まった宇宙展。その一角に、真っ黒焦げの大きなカプセルがたたずんでいる。ロシアの「ソユーズ」宇宙船の実物で、国内では実に希少。飛行士が3人乗り込め、機体構成のうち唯一、地上に着陸する「帰還モジュール」部分だ。
ロームと村田製作所は7月17日、物流における温室効果ガスの排出抑制および輸送コストの抑制を目的として、日本通運が所有するEVトラックを活用した共同輸送を電子部品業界で初めて開始することを発表した。
「PCI Express 7.0(PCIe 7.0)」について、日本時間の7月16日にBrightTalkを利用してPCI-SIGより、少し詳しめの技術的な詳細が公開されたので、この内容をご紹介したいと思う。
新CEOのLip-Bu Tan氏のもとで再建を図るIntel(インテル)が新たな人員削減を計画している。
ASMLは7月16日、2025年第2四半期(4〜6月期)の決算業績を発表した。それによると、同四半期売上高は前年同期比23%増の77億ユーロ、純利益は同45%増の6623億ユーロ、粗利益率は同2.2ポイント増の53.7%で、いずれも市場予測を上回った。
廃棄太陽光パネルと排ガスCO2から、有用物質「ギ酸」合成に成功と、横浜国立大学と科学技術振興機構が発表。廃棄太陽光パネルのリサイクルと、排ガスの産業利⽤に向けた新提案。
半導体市場動向調査などを手掛ける仏Yole Groupによると、2024年のMEMS市場は前年比5%増の154億ドルとなり、出荷個数は310億個に達したという。また、売上高トップ30に日本企業が4社入ったともしている。
稲盛財団(京都市、金澤しのぶ理事長)は2025年の京都賞を、人工ニューラルネットワークの研究を先駆し、機械学習などの基盤を築いた帝京大学特任教授の甘利俊一氏(89)、哺乳(ほにゅう)類で、父母どちらの由来の遺伝子かにより発現のオン・オフが決まっている現象「ゲノムインプリンティング」を発見した英ケンブリッジ大学ガードン研究所研究ディレクターのアジム・スラーニ氏(80)ら3氏に贈ると発表した。
トマト栽培において生育不良や収量低下を起こす「葉かび病」の病原菌を食べる「菌寄生菌」を摂南大学などのグループが発見した。葉かび病菌へ寄生する鍵となる化合物の合成能力は、7680万年前に麹菌との共通祖先から伝わっていたことも明らかになった。農業生産において、化学農薬が効かない耐性菌の出現などが問題となる中、環境に配慮した生物農薬としての実用化が期待できる。。
すばる望遠鏡、太陽系外縁の軌道を回る新天体「アンモナイト」発見。未知の“第9惑星”の存在を確かめるための手がかりとなる可能性も。
Turnitin(ターンイットイン)は、教育現場における誠実なライティングを促し、AIの責任ある活用を支援するために設計された専用ライティングソリューション「Turnitin Clarity」の一般提供を開始したことを発表した。
キヤノンは7月16日、同社グループのキヤノンアネルバが2024年10月に発売した成膜装置シリーズ「Adastra(アダストラ)」が、「第55回 機械工業デザイン賞 IDEA」において最優秀賞である「経済産業大臣賞」を受賞したことを発表した。
電波利用に影響を及ぼす「スポラディックE層」の形成の謎に迫る、JAXAの観測ロケット打ち上げ成功。データ取得にも成功、今後評価へ。
三井不動産は7月16日、半導体分野の産業創造に向けた共創環境の構築を目指す一般社団法人「RISE-A」の設立と、2025年10月をめどに東京・日本橋に拠点を開設する計画を発表した。
ニコン、同社初となる半導体後工程向けの露光装置「DSP-100」2025年7月から受注開始。高解像度1μm、600mm角大型基板に対応。
NVIDIAが中国市場向けにAIチップの販売を再開する。7月14日、NVIDIAがブログで発表した。
富士フイルムは7月15日、同社の半導体材料事業の現状に関する説明会を開催。2030年度の売上高目標5000億円の達成に向け、先端材料分野の開発を加速させていくことを明らかにした。
AI半導体で世界市場を席巻するNVIDIAを猛追するAMDが注目されている。来月5日に予定されている第2四半期の決算発表を前にして、株価がじりじりと上昇している。
液晶ディスプレイの⾼機能化を可能にする新たな研究成果、近畿⼤と⽴命館⼤による研究グループが発表。円偏光の発生・回転方向の高速切替に成功。
東北大学など、ロボットの両手操作を環境適応的に自動生成するフレームワーク「TactileAloha」開発。マジックテープや結束バンドも両手で操作可能。
千葉大学などの研究チーム、超高エネルギー宇宙線の主成分は陽子よりも重い原子核であることが示されたことで“40年来の議論に決着と共同発表。
将来宇宙輸送システム、ロケットエンジン企業の米Ursa Majorと、将来的なエンジン開発に関する共同検討で合意。在日米大使館で調印。
富士フイルムは7月15日、環境配慮型の半導体材料として、有機フッ素化合物(ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)の総称であるPFASを一切使わないネガ型ArF液浸レジストを開発したことを発表した。
ソニーグループ、革新的な先端技術の研究開発を促進するための多様な研究提案を公募開始。ふたつの賞で構成、AI含むさまざまなテーマが対象。
TrendForceによると、NAND市場は2025年前半に行われたサプライヤ各社の減産と在庫削減策によって需給バランスが改善に向かっており、サプライヤ各社が生産能力をより利益率の高い製品にシフトするにつれ、全体的に供給が逼迫しつつあるという。
パナソニック エナジーは7月14日、米国カンザス州デソトで建設を進めていた電気自動車(EV)向け円筒形リチウムイオン電池工場の開所式を執り行ったことを発表した。
OKIは7月14日、インドネシアのPT. Netmarks Indonesiaと、インドネシアにおける生産現場での作業ミス「ゼロ」化を支援する「プロジェクションアッセンブリーシステム」の販売に関するパートナー契約を締結したことを発表した。
スペースデータは、防災科学技術研究所と、防災実務と研究開発をつなぐ「防災デジタルツインプラットフォーム」の構築に向けた共同研究を開始した。
エア・ウォーターは7月8日、グループ会社のリモハブが開発した、遠隔で心臓リハビリテーションを支援する医療機器プログラム「リモハブ CR U」が製造販売承認(薬事承認)を取得したと発表した。
日本の独立系ファウンドリであるJSファンダリが7月14日に東京地方裁判所(東京地裁)に破産を申請したことを、同社への出資企業の1社であるマーキュリアインベストメント(MIC)が発表した。
RISC-Vを活用したAI半導体のスタートアップであるEsperanto Technologiesが経営難に陥り、事業を縮小し、IPのライセンス供与先や技術の売却先を模索していると海外メディアが報じている。
広島大学、小惑星リュウグウの粒子中から「ジャーフィシャー鉱」を世界初確認。リュウグウ本体とは成り立ちが異なる鉱物で、“北極の海で熱帯魚が泳ぐような不自然な状況”とされる。新発見の詳細を解説する。
東京理科大学、多用途での応用が期待される二次元高分子「配位ナノシート」のインク化に成功。印刷技術を用いた大量生産や、基板への直接塗布を可能に。
インフィニオン テクノロジーズ ジャパンは7月10日、AIデータセンターに向けた高効率な電力供給に関する同社のロードマップと製品ラインナップに関する説明を行った。
onsemiは7月11日、自動車向けに活用可能なイーサネット規格「10BASE-T1S」に対する自社の取り組みに関する説明会を開催。SDV時代における車載ネットワークに対する同規格の優位性などの説明を行った。
積水化学工業は7月8日、先端半導体製造における超純水用配管材について有機フッ素化合物を含まないPFASフリー化を可能とする新たな技術の確立にめどが立ったことを受けて、顧客への提案を本格化することを発表した。
気象衛星「ひまわり8号・9号」の観測データから、東アジア域の植生光合成量を定期的に推定する新手法、千葉大らが開発。猛暑時の日中に光合成活動が低下する昼寝現象を高感度に検出。
前回、Intelの新CEOであるLip-Bu Tanが現在押し進める大胆な改革について書いたが、今回もIntel 18Aをファウンドリとして提供しないという海外の噂を交えたIntelの話となる。
JAXA 油井亀美也宇宙飛行士が再び宇宙へ。搭乗するクルードラゴン宇宙船が日本時間8月1日に打上げ決定、大西飛行士は8月5日以降に地球帰還予定。
次世代ガンマ線望遠鏡による月観測で銀河宇宙線の間接的測定を実現。大阪大学が7月8日発表。
北海道電力は7月1日、泊発電所の安全対策工事を報道陣に向けて公開した。今回報道陣に向けて公開されたのは、防潮堤設置工事の掘削現場、土砂運搬ベルトコンベア、生コンクリート製造設の3カ所。
ねじれたミリ波ビームを使い、チューブ内のロケットを加速することに東北大学、筑波大学、東京都立大学の3者が世界初成功、無燃料ロケット研究で前進。
大日本印刷(DNP)は7月11日、同社初となる海外研究開発拠点をオランダの「ハイテクキャンパス アイントホーフェン(High Tech Campus Eindhoven:HTCE)」に2025年9月に開設する計画を発表した。
四国化成ホールディングスは7月9日、グループ会社で化学品の製造・販売などを手掛ける四国化成工業が香川県坂出市に、先端半導体向け材料の生産を行う新拠点「坂出工場」を新設する計画を発表した。
JMDCはこのほど、同社グループのHERO innovationがエーザイと共同でWEB問診システム「メルプ」を活用した実証実験を開始した事を発表した。