IEDM 2025プレビュー 第4回 コンピューティング・イン・メモリの注目講演
IEDM 2025では295件の一般講演が行われるが、その中から16件が注目講演として選出され、内容がメディア向けに事前公開されているので、今回はその中からコンピューティング・イン・メモリ分野の注目講演の内容を紹介したい。
クリプトン×産総研、数分で好みの楽曲を発掘できる新サービスを無料公開
クリプトン・フューチャー・メディアと産業技術総合研究所は、毎回変わるオススメの10曲を短時間試聴することで、まだ聴いたことのない楽曲を発掘できる音楽チェックサービス「Kiite Check」を開発したと発表した。
TRC、ペロブスカイト太陽電池の層構造を高精度で解析する新サービスを開始
東レリサーチセンターは、「ペロブスカイト太陽電池」の構成成分を深さ方向に高精度解析できる新技術を開発したことを発表した。
ArmがNeoverseにNVIDIAのNVLink Fusionを統合、AIデータセンターでの選択肢を拡充
Armは、データセンター向けプラットフォーム「Neoverse」を拡張し、「NVIDIA NVLink Fusion」のエコシステムに統合可能とする計画を発表した。
東亞合成が中国華南地区子会社を再編、半導体や電子材料事業を推進
東亞合成は11月17日、同社グループの中国華南地区子会社の再編を決定したことを発表した。
“挿せば使える”量子ネットワークデバイスを実現へ - 慶大が自動設定技術を開発
慶應義塾大学は、複数の量子デバイスが量子情報をやり取りするために必要な「量子ネットワーク」の構成・接続状態を自動的に把握し、自動設定の効率化を実現する手法を開発したと発表した。
インフルエンザ、東北・関東5県で警報級猛威 全国でも前週比1.46倍で厚労省警戒呼びかけ
厚生労働省は14日、全国約3000の定点医療機関から3~9日の1週間に報告があったインフルエンザの感染者数は計8万4183人で、1機関当たりの平均21.82人だったと発表した。前週比は1.46倍で、地域別に見ると東北や関東の計5県で、警報レベルとされる30人を上回るなど猛威を振るっている。厚労省はまだ比較的流行程度が低い地域も含めて警戒を呼びかけている。
HAPS用いた通信設計に関わる、ソフトバンクの2つの提案が国際標準化
ソフトバンクの2つの提案により、成層圏通信プラットフォーム(HAPS)の電波伝搬に関する2件の国際標準化を達成。建物の材質ごとの電波透過特性や、高仰角のマルチパス環境における移動局側の電波伝搬特性など解明。
南海トラフ津波検知、観測網全体で最大20分早く 沿岸側データ活用開始で
防災科研と気象庁、南海トラフ周辺海域の観測網「N-net」のうち、沿岸システムの津波観測データを活用開始へ。沖合・沿岸あわせて津波検知を最大20分迅速に。
2025年11月版スパコンランキングTOP500、米国の「El Capitan」が3連覇を達成
世界のスーパーコンピュータ(スパコン)に関するランキングの2025年11月版(第66回)「TOP500」が11月17日(米国時間)、米国セントルイスにて開催されているHPCに関する国際会議「SC25」にて発表された。
IEDM 2025プレビュー 第3回 イメージング・センシング分野の注目論文
IEDM 2025では295件の一般講演が行われるが、その中から16件が注目講演として選出され、内容がメディア向けに事前公開されているので、今回はその中からイメージング分野とセンシング分野の注目講演の内容を紹介したい。
「絶対零度に到達できない」の熱力学第3法則を拡張する新原理を発見
京都大学は、「絶対零度には到達不可能」とする熱力学第3法則が、なぜ・どのように不可能なのかを定量的に示す新たな普遍原理となる根本的なトレードオフ関係式を発見し、第3法則の拡張に成功したと発表した。
Micron、最大4.2GB/sの帯域幅を実現した車載向けUFS 4.1の出荷を開始
Micron Technologyが11月13日、車載向けユニバーサルフラッシュストレージ (UFS)4.1 ソリューションの認定サンプルを世界中の顧客に向けて出荷開始したことを発表した。
Samsungが韓国に5年間で450兆ウォンを投資へ、平澤キャンパスに新メモリ工場を建設へ
Samsung Electronicsは11月16日、今後の5年間で韓国国内向け投資として研究開発を含む形で総額450兆ウォン(約48兆円)を投じる計画を明らかにした。
パナソニックと高専機構が連携 - 次世代人財育成へカリキュラム開発
国立高等専門学校機構(高専機構)とパナソニック ホールディングスは、新たな人財育成を目的とした包括連携協定を締結した。
荏原、韓国で半導体製造装置向けドライ真空ポンプのオーバーホール新工場建設を計画
荏原製作所は、韓国市場におけるドライ真空ポンプの製品供給体制およびアフターサービス基盤のさらなる強化を目的とし、韓国2拠点目となるドライ真空ポンプのオーバーホール(OH)工場を新設することを発表した。
シャープが鉄道技術展に初出展 車両検査やLEO衛星通信端末など展示
シャープが「鉄道技術展」に初出展。独自の画像解析技術による車両検査ソリューションや、車両や工事現場向けを想定したLEO衛星通信端末など展示へ。
鉄道車両向けに従来の3倍の高出力で充放電可能なバッテリモジュール、東芝が開発
東芝は11月17日、同社のリチウムイオン二次電池SCiBセルを適用した鉄道車両用バッテリモジュールとして、従来品比で約3倍の高出力での充放電に対応したモデルを開発したことを発表した。
40億年前の火星に存在した磁場は地球の半分の強さだった? - その形も明らかに
地球電磁気・地球惑星圏学会(SGEPSS)など3者は、約40億年前の「ノアキアン期」の火星には、現在の地球の半分程度の強さの磁場が存在していた可能性が示唆されたことなどを発表した。
OKI、1.6Tbpsクラス高速伝送PCBのビア向け高精度シミュレーション技術を開発
OKIは11月17日、次世代AIデータセンターでの活用が期待されている1.6Tbpsクラス高速伝送PCB(プリント基板)向け「高周波ビア高精度シミュレーション技術」の開発に成功したことを発表した。
Microchip、AI活用による製品データへのアクセスに向けたMCPサーバの運用を開始
Microchip Technologyは、AIを活用した組み込みエンジニア向けソリューション開発への取り組みの一環として、MCP(Model Context Protocol)サーバの運用を開始したことを発表した。
フォートナイト上に3Dスキャンした実際の工場を再現、大三鋼機とd3Lab.
大三鋼機と、同社の販売管理部門が分離して設立されたd3Lab.は11月17日、大三鋼機の実際の工場を3Dスキャンし、フォートナイト上にそのまま再現した「工場デジタルツイン」空間を構築したことを発表した。
日本ガイシ、チップレット向け部材の生産能力を2027年度までに約3倍に増強へ
日本ガイシは11月14日、同社のチップレット向け部材である「ハイセラムキャリア」の生産能力を2027年度までに現在の約3倍に増強する計画を発表した。
Amazonの衛星インターネット「Kuiper」が「Leo」に改称、商用展開に転換
Amazonが11月14日、衛星インターネット事業「Project Kuiper」を「Amazon Leo」に改称する。
IEDM 2025プレビュー 第2回 先端CMOSロジック技術とメモリ技術の注目講演
IEDM 2025では295件の一般講演が行われるが、その中から16件が注目講演として選出され、内容がメディア向けに事前公開されているので、今回はその中から先端ロジック技術とメモリ技術の注目講演の内容を紹介したい。
ノーベル化学賞受賞の北川進氏が「自由に研究できる資金」の意義を強調 - ENEOS水素基金の研究助成金贈呈式/成果報告会
ENEOSが設立した水素エネルギー社会の実現に向けた基礎研究支援のための基金である公益信託 ENEOS水素基金は11月14日、2025年度の研究助成金の贈呈式と2023年度研究助成の成果報告会を開催した。式には、先日ノーベル化学賞受賞者となった京都大学理事(研究推進担当)・副学長の北川進氏も運営委員長として参加した。
ダイハツなど、樹皮などから製造されるバイオマス燃料の本格使用を開始
ダイハツメタルとダイハツ工業は日、カーボンニュートラルなバイオマス燃料「バイオブリケット」の製造技術を開発・確立し、キュポラ溶解炉での使用を開始した。
熊本大、「分子量子ビット」として機能する初の金属錯体分子を発見
熊本大学は、錯体分子「Co3(dpa)4Cl2(dpa=2,2'-ジピリジルアミド)」が、「分子スピン量子ビット」として機能することを発見したことなどを発表した。
“低コストで安全”な「水系アルミ電池」GSアライアンスが開発発表
GSアライアンス、“低コストで安全”な「水系アルミニウムイオン電池」を開発発表。製造コストを抑えられる点も特徴と説明。
5.2Gbpsの水中無線通信や3眼AI測距カメラなど最新技術を披露、京セラがCES 2026の展示物を公開
京セラは11月11日、2026年1月に米国ラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2026」に京セラグループとして参加すること、ならびにその出展内容の一部を報道陣に公開した。
キャディが現事業開始以来初の九州拠点を開設 - 製造業の要衝で事業強化へ
キャディは、データプラットフォーム事業開始以来初となる福岡オフィスを開設し、九州エリアでのサービスおよび採用の強化を行うことを発表した。
農業害虫の天敵となる「ダニヒメテントウ族」の新種を九大が発見!
九州大学は、「ハダニ」の天敵として知られる「ダニヒメテントウ」族について、日本には8種のダニヒメテントウ類が生息し、そのうち2種は新種であることを明らかにしたと発表した。
太陽HD、独自パッケージ材料にて300mmウェハ上でCD1.6μmの3層RDL形成に成功
太陽ホールディングス(太陽HD)は11月13日、同社の次世代半導体パッケージング用材料を用いたCD1.6μmの3層RDL形成に300mmウェハ上で成功したことを明らかにした。
自動車業界揺らすネクスペリア問題、緩和なるか 垣間見える中国の“ある戦略”
自動車業界を揺らしたNexperiaの半導体供給混乱は緩和されるのか。この問題を地政学的観点から読み解くと、中国の「圧力調整戦略」が見えてくる。
半導体露光装置大手3社の決算まとめ - AI好調もEUV失速、ASMLの後工程参入で競争激化も
AI需要がけん引する半導体市場だが、半導体露光機大手の成長戦略が分かれてきた。蘭ASML、国内勢のニコン、キヤノンの決算発表と方針を整理して紹介する。
スマート農業の革命 - 慣性センサーは作業の精度と生産性をどのように向上させるのか?
世界の人口増加に対応し、持続可能な形で食料を供給できるようにするにはどうすればよいのでしょうか。この課題に対処すべく、現在のスマート農業には自動化などを目的とする数多くの技術が導入され、慣性センサーが重要な役割を果たすようになっています。
IEDM 2025プレビュー 第1回 メインテーマは「FET誕生100周年:デバイス・イノべーションの未来を築く」
IEEE主催の半導体デバイス国際会議「IEDM 2025」が2025年12月6~10日にかけて米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催される。今回のメインテーマは、「FET誕生100周年:デバイス・イノベーションの未来を築く」である。
CO2の吸収でゴムがアクリル樹脂並みの硬度に! - 岐阜大など4者が開発
岐阜大学など4者は、二酸化炭素を吸収すると硬く強靭なプラスチックに変化し、同時に蛍光の発光強度が増大するエラストマー(ゴム)を開発したと発表した。
温室効果ガスの排出量、過去最多の年間577億トン 「対策強化しないと今世紀中に気温が最大2.8度上昇」とUNEP
国連環境計画(UNEP)は11月4日、2024年の世界の温室効果ガス排出量が前年より2.3%増え、二酸化炭素(CO2)換算で過去最多の577億トンに達したとする「目標未達―排出ギャップ報告書2025」を発表した。地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の下で各国が提出した温室効果ガス削減目標(NDC)を達成しても、産業革命前からの気温上昇は今世紀末までに2.3~2.5度、対策を強化しなければ今世紀中に最大2.8度になると指摘。「地球は深刻な気候リスクと損害の拡大に向かっている」と、各国に一層の排出削減策を求めた。
AMDとSTRADVISION、自動運転の実現を加速するデモをCES 2026で披露
AMDとSTRADVISION、自動運転の実現を加速するデモを、米ラスベガスで開催されるテクノロジー展示会「CES 2026」で披露。
竹中工務店、“宇宙建築”の技術紹介イベント「宇宙のくらしをつくる建築展」
竹中工務店、“宇宙建築”の技術紹介イベント「宇宙のくらしをつくる建築展」を東京・港区の建築会館ギャラリーで開催。会期は12月10日〜14日、入場無料(事前予約制)。
オンチップモニタリング技術を提供するproteanTecsが日本オフィスを開設、世界で7拠点目
オンチップモニタリング技術を提供するイスラエルproteanTecsは11月13日、日本市場での事業拡大を目的として、神奈川県横浜市に日本オフィスを開設したことを発表した。
キリン、「L.ラクティス プラズマ」が新型コロナ・インフルの増殖抑制を確認
キリンホールディングスは11月4日、独自素材「L.ラクティス プラズマ」が新型コロナウイルスおよびインフルエンザウイルスの増殖を抑制することを明らかにした。
キリン、プラズマ乳酸菌摂取で発熱・倦怠感の軽減効果を確認- ベトナムで臨床試験
ヘルスサイエンス研究所は11月4日、独自素材「L.ラクティス プラズマ(プラズマ乳酸菌)」を医療従事者が摂取することで、発熱や倦怠感を感じた日数が減少する可能性を臨床試験で確認したと発表した。
SWCC、半導体検査用コンタクトプローブと車載ヒータ線事業をグループ会社のTOTOKUに移管・集約
SWCCは11月12日、同社の車載インテリアヒータ線および半導体検査用コンタクトプローブ(CP)事業をグループ会社のTOTOKUに移管・集約し、TOTOKUブランドに統合することを決定したことを発表した。
世界初、コンサートホール規模の大空間向け殺菌システム NICTが開発成功
コンサートホール規模の空間で浮遊ウイルスを安全かつ高速に不活性化する殺菌システム、NICTが開発。埼玉・熊谷市の公共大型ホールで運用検証。
信越化学の300mm GaNウェハベースのHEMTデバイスが650V耐圧を達成、imecが確認
信越化学工業は11月13日、QROMISのライセンスのもと開発した300mm GaN専用の成長基板であるQST基板を活用した5μm厚のGaN HEMTデバイスで650Vを超える耐圧が確認されたことを発表した。
マイクロソフト、デンマークの量子ラボを拡張 - 量子チップ「Majorana 1」の心臓部を製造
米Microsoft(マイクロソフト)は11月12日(現地時間)、デンマーク・コペンハーゲン北部に位置するLyngby(リュンビュー)にある量子施設の拡張を発表した。
ST、IIoTでのエッジAIを手軽に実現する低g/高g/ジャイロの3 in 1モーションセンサを発表
STMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス)は、大量のデータを扱うインダストリアルIoT(IIoT)におけるエッジAIの普及を加速させるべく、小型の3 in 1モーションセンサ「ISM6HG256X」を発表した。
三菱電機、ポンプ向けなど三相モーター事業を荏原製作所に譲渡
三菱電機、ポンプ向けなど三相モーター事業を荏原製作所に譲渡。