東陽テクニカがEV充電テストラボを開設、充電評価サービスの提供を開始
東陽テクニカは、同社のR&Dセンターに「EV 充電テストラボ」を開設し、テュフ ラインランド ジャパンと「電気自動車充電評価サービス」を開始することを発表した。
産総研、量子コンピュータの高周波コンポーネント用の評価技術を開発
産業技術総合研究所(産総研)は、高周波コンポーネントの反射・伝送特性(Sパラメータ)を、絶対温度4K(約-269℃)~300K(約27℃)の任意の温度において評価する技術を開発したことを発表した。
日清紡マイクロデバイス、においセンシングを活用した新サービス開発に着手
日清紡マイクロデバイスは、「においセンシングプラットフォーム」を活用したサービスの創出に向け、AinosとTaiwan Inabata Sangyoの3社で共同開発契約を締結したことを発表した。
東大などが月の内部進化史を数値モデルで再現 - 月形成史の解明に光
東京大学と愛媛大学は、新たに構築した月内部の「2次元円環モデル」により、数値シミュレーションの結果と月の歴史との間で整合性を取ることに成功したと共同で発表した。
東大など、南海トラフのプレート境界断層を実験で再現し滑り特性などを解明
東京大学など3者は、紀伊半島沖の南海トラフのプレート境界の温度・圧力・鉱物種条件を再現して調べた結果、沈み込みに伴う鉱物種の変化によって、プレート境界断層の摩擦係数が増加することがわかったと発表した。
YMTCのNAND、スマホ需要の増加で今後6か月はフル生産か? TrendForce予測
TrendForceによると、中国のNAND専業メーカーであるYMTCは現在、スマートフォン(スマホ)とモジュールの両方の主要顧客からの需要の急増に直面しており、少なくとも2024年上半期までフル生産が続く状態だという。
ソフトバンクなど、都心の光ファイバを用いた量子もつれ伝送実験を開始
ソフトバンクとLQUOMは、量子インターネットの実現に向け、東京都心部に敷設されている光ファイバを使った量子もつれ伝送実験を開始したと発表した。
2023年第4四半期のNAND価格は前四半期比で最大5%の上昇、TrendForce予測
TrendForceによると、NANDサプライヤ各社は2023年第4四半期に在庫削減の加速に向けて減産幅を拡大する見通しで、それに伴い、同四半期の平均販売価格(ASP)は堅調に推移し、前四半期比0~5%程度の緩やかな上昇と予想されるという。
三菱ケミカルの植物由来生分解性樹脂がティーバッグの外袋に採用
三菱ケミカルグループは、植物由来の生分解性樹脂「BioPBS」が起立工商会社の茶葉ブランド「EN TEA」ティーバッグ製品のリニューアルパウチ(外袋)のシーラント層とチャック部分に採用されたことを発表した。
東大など、電子伝導性と大面積塗布を兼ね備えた新たなn型機半導体を開発
東京大学(東大)、筑波大学、北里大学、理化学研究所(理研)の4者は、電子伝導性と大面積塗布の両側面を兼ね備えた新たな電子輸送性(n型)有機半導体の開発に成功したことを共同で発表した。
立命館大学など、ルチル構造二酸化ゲルマニウムのSiC上への製膜に成功
立命館大学とPatentixは、次世代半導体材料として注目される「ルチル構造二酸化ゲルマニウム(r-GeO2)」を、PhantomSVD法によって、SiC上に製膜することに成功したと発表した。
ライトニング・モーターサイクルが電動オートバイにVicorの電源モジュールを採用
Vicorは、米ライトニング・モーターサイクルの電動オートバイに、Vicorの電源モジュールが採用されたことを発表した。
SDGsは「危機的状況」で各国が緊急行動を確認 国連首脳級会合が政治宣言採択
国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」に関する首脳級会合が米東部時間の18、19日の2日間、ニューヨークで開かれた。会合には約100カ国の首脳級が参加。18日には新型コロナウイルス感染症の世界的流行や顕著な気候変動の影響などにより2030年までの目標達成は「危機的状況」で、各国が緊急行動することなどを確認する政治宣言を採択した。
東北大が実観測データから水流を再現する手法を開発 - VR体験の進化へ
東北大学は、水の動きの実観測データと深層強化学習を用いて、その動きをバーチャル空間内で再現する流体シミュレーション方法を開発したと発表した。
ロームが省スペース化に貢献する高機能シリコンキャパシタを開発
ロームは、シリコン半導体の加工技術を生かし、製品サイズの小型化と高機能性を両立させた「シリコンキャパシタ」を新たに開発したことを発表した。
東工大など、乾電池1本で発光可能な青色有機ELを開発
東京工業大学(東工大)などは、1.5Vの乾電池1本をつなぐだけで光る青色有機ELの開発に成功したことを発表した。
世界の200mmウェハファブの生産能力は2026年に過去最高を更新へ、SEMI予測
SEMIは9月19日(米国時間)、2023年~2026年にかけてエピ工場を含め12の200mmウェハファブが新規され、その結果として全世界の200mmウェハファブの生産能力は2026年には過去最高となる月産770万枚に達するとの予測を発表した。
Intel、マルチビームマスクライター製造子会社IMSの株式の一部をTSMCに売却
Intelは、マルチビームマスクライターを手掛ける子会社IMS Nanofabricationの株式のうち、約10%ほどをTSMCに売却することで合意。この取引は2023年第4四半期中に完了する見通しであることを発表した。
キオクシアとWestern Digitalの経営統合にメガバンクが融資を検討か? 米メディア報道
キオクシアと米Western Digitalが共同持ち株会社を設立する準備を進めており、この動きを支援するために日本国内のメガバンク3行が最大2兆円の融資を行うための検討に入ったと米国の経済メディアが報じている。
ABCなど、極低温の星間空間で複雑な有機分子が生成される経路を発見
アストロバイオロジーセンター(ABC)と国立天文台の両者は、星間空間で検出される「ジメチルエーテル」と「ギ酸メチル」が生成される過程を検証し、それぞれ極低温(~10K)の分子雲内で反応が進行し得る経路を発見したと発表した。
日本の大腸がん患者の術後就労状況は比較的良好と判明 - 京大の調査
京都大学は、根治目的の手術を受けた大腸がん患者の、手術から復職までの期間の中央値は1.1か月、術後1年時点で仕事をしている患者の割合は79.2%と、日本の大腸がん患者の術後就労状況が比較的良好であることが判明したと発表した。
国立天文台、天の川銀河中心近傍の巨大分子雲の三次元位置と速度を精密測定
国立天文台(NAOJ)は、天の川銀河中心の超大質量ブラックホールから約300光年離れた領域に存在する巨大分子雲の三次元の位置と移動速度の精密測定に成功したことを発表した。
東芝、ドイツにカーボンニュートラル・サーキュラーエコノミーの新技術拠点を開設
東芝は2023年9月20日付でドイツのデュッセルドルフに、新たな技術拠点「Regenerative Innovation Centre(RIC:リジェネラティブ・イノベーションセンター)」を開設した。
2023年第2四半期のNAND市場は前四半期比7.4%増の93億ドル、TrendForce調べ
台湾の半導体市場動向調査会社TrendForceによると、2023年第2四半期のNAND市場は前四半期比7.4%増の93億3800万ドルまで回復したという。
国際生物学賞に英ダービン氏 バイオインフォマティクス研究を先駆
日本学術振興会(杉野剛理事長)は生物学で世界的に優れた業績を上げた研究者を顕彰する第39回国際生物学賞を、英ケンブリッジ大学のリチャード・ダービン教授(62)に授与すると発表した。生物学と情報学が融合したバイオインフォマティクス分野の先駆者の一人として、ゲノム(全遺伝情報)データに基づき、生物学に必須の情報解析手法などを次々に開発してきた功績が評価された。また数々のゲノム解析プロジェクトを長年、先導してきた。
Intel、第5世代Xeon SPとMeteor Lakeを12月より発売と発表
Intelは9月19日~20日(米国時間)にかけて年次イベント「Intel Innovation 2023」を開催。19日に行われた基調講演にて、同社CEOのPat Gelsinger氏が次世代のノートPC向けCPUの発売日などを公開した。
三菱重工、水素技術を一貫して実証する「高砂水素パーク」の本格稼働を開始
三菱重工業は、水素の製造から発電までにわたる技術を一貫して検証できる施設として高砂製作所で準備を進めてきた「高砂水素パーク」の本格稼働を開始したことを発表した。
キヤノンの複合機が国立科学博物館の「重要科学技術史資料」に登録
キヤノンは、1970年に発売した複合機「NP-1100」と1982年発売のパーソナル複写機「PC-10/20」が、国立科学博物館の「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」に登録されたことを発表した。
SambaNova、最大5兆個のパラメータモデルを実行可能なLLM向けAI半導体「SN40L」を発表
SambaNova Systemsは9月19日(米国時間)、大規模言語モデル(LLM)での学習と推論の高効率化を実現するAI半導体の新製品「SN40L」を発表した。
堀場、先端半導体向け要素技術開発の強化を目指し研究開発拠点に新棟増設へ
HORIBAグループの堀場エステックは、最新の半導体プロセスに対応する要素技術開発の強化を目指し開設した「京都福知山テクノロジーセンター」に新棟を増設することを発表した。
金大など、水星のフライバイ観測で局所的に発生するコーラス波動を発見
金沢大学など4者は、電子を効率よく加速・散乱させるコーラス波動が水星の朝側で発生しており、それが水星のX線オーロラの駆動源であることを直接示したと発表した。
東大、ダイヤモンド量子センサを用いて「量子渦」を広視野で可視化に成功
東京大学(東大)、ダイヤモンド量子センサを用いて超伝導体の「量子渦」を広視野で可視化することに成功したと発表した。
都市大、曲げられる「ペロブスカイト/シリコンタンデム太陽電池」を開発
東京都市大学(都市大)は、エネルギー変換効率(以下「変換効率」)が26.5%の曲げることが可能な「ペロブスカイト/シリコンタンデム太陽電池」の開発に成功したことを発表した。
JAMSTECなど、リュウグウサンプルにはナトリウムイオンが多いことを確認
海洋研究開発機構(JAMSTEC)などは、小惑星リュウグウの表面から採取されたサンプルを分析したところ、最も溶解しやすい成分を反映する熱水抽出物にはナトリウムイオンが非常に多く含まれていることを明らかにしたと共同で発表した。
SiTime、MEMSベースの高精度タイミング向けOCXO「Epoch Platform」を発表
SiTimeは9月19日(米国時間)、高精度タイミングを必要とする分野向けに安定したクロックを実現する、MEMSベースのOCXO「SiTime Epoch Platform」を発表した。
AMD、FPGA搭載SOM「Kria K24」とスターターキットを発表
AMDは9月19日(米国時間)、新たなFPGA搭載SOM(System On Module)「Kria K24」と、これに対応した「KD240 Drive Starter Kit」を発表した。これに関して事前説明が行われたので、それを基にご紹介したい。
パナソニック インダストリー、精密な位置決めを自動化するサーボシステムを発売
パナソニック インダストリーは、これまで熟練者に依存していた、産業機器における高精度な動作位置調整作業を自動化するAI搭載サーボシステムを、2024年1月より販売することを発表した。
どこでもサイエンス 第267回 さあて今年のノーベル賞は?
10月初旬はノーベル各賞の発表があります。特に6つある賞のうち、「物理学」、「化学」、「生理学・医学」の科学3賞が気になりますな。今年はどうなるんでございましょうか?
CTOが求められる理由とは?(後編)~CTOがもたらす効果~
ビジネスの変容に伴って、組織の技術的な側面全般を監督する“最高技術責任者”(CTO)の重要性が高まっている。今回は、その効果について見ていきたい。
サイエンスアゴラ2023、来月26日開幕 体験と対話で未来を身近に
科学技術振興機構(JST)は19日、あらゆる立場の人が体験や対話を通じ、科学技術と社会をつなぐ国内最大級のイベント「サイエンスアゴラ2023」の概要を発表した。10月26~28日、11月17日のオンライン開催に続き、同18、19日に東京都江東区青海(あおみ)のテレコムセンタービルで実地開催する。
図研、AI搭載プリント基板/アドバンストパッケージ設計用自動配置配線機能を発売
図研は9月19日、AIを搭載したプリント基板およびアドバンストパッケージ設計用自動配置配線機能「Autonomous Intelligent Place and Route(AIPR)」を発表した。
クラリベイトがノーベル賞有力候補23名を発表、日本からは2名が受賞
ル賞を受賞する可能性の高い研究者が選出される「クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞(Clarivate Laureates)」の2023年版を発表した。
東工大など、ラップのように脳表面を柔らかく覆える「硬膜下電極」を開発
東京工業大学(東工大)と横浜市立大学(横市大)の両者は、脳表で生じる電位記録と電気刺激が可能な厚さ約8μmの「硬膜下電極」を開発したことを共同で発表した。
国立天文台、超大質量ブラックホールが星の誕生を抑制する証拠を観測
国立天文台は、アルマ望遠鏡を用いて、活動銀河核M77の中心領域のイメージング・ラインサーベイを実施し、機械学習により解析した結果、超大質量ブラックホールから噴き出すジェットに起因するとされる分子ガスのアウトフローを発見したと報告した。
神戸大、1型糖尿病女性患者の妊娠時に「SAP療法」が有効と証明
神戸大学は、1型糖尿病合併の女性が妊娠中に「センサ機能付きインスリンポンプ療法」(SAP療法)を行うと、「在胎不当過大児」の発症が大幅に減少することを発見したと発表した。
日本企業は5社ランクイン、2023年上期の半導体製造装置企業売上高ランキングトップ10
中国CINNO ResearchのIC Research部門によると、2023 年上半期における半導体製造装置メーカーの売上高ランキングトップ10社の売上高合計額は前年同期比8%増、前期比6%減の522億ドルとなったという。
半導体前工程装置への投資は2023年に減速も2024年は回復へ、SEMI予測
SEMIは9月12日(米国時間)、2023年の半導体前工程(ファブ)投資額が前年比15%減の840億ドルとなるが、2024年は同15%増の970億ドルまで回復するとの予測を発表した。
北大、ニュートリノが太陽コロナを100万度に加熱しているとする説を提唱
北海道大学(北大)は、太陽コロナ内でのみ働くニュートリノと光の相互作用「電弱ホール効果」を理論的に解明し、太陽コロナ(以下「コロナ」)に多量の熱を供給することを示したと発表した。
Hondaと東レ、ナイロン樹脂の水平リサイクル実現に向け共同実証を開始
本田技術研究所(Honda)と東レは、使用済み自動車から回収したナイロン6樹脂の水平リサイクルに関する共同実証を開始したことを発表した。
宇宙の物質とエネルギーの総量のうち31%が物質、千葉大などが新手法で測定
千葉大学などは、銀河団の質量と銀河団の数の関係を活用することで、宇宙に存在する物質とエネルギーの総量のうち物質が31%を占め、残りは暗黒エネルギーであることを突き止めたと発表した。