海外事業の不振が続く化粧品大手の資生堂は、アメリカでの販売不振などからことし12月までの1年間の業績予想を下方修正し、最終的な損益が520億円の赤字となる見通しだと発表しました。またグループ全体の構造改革の一環として、およそ200人の希望退職を新たに募集することも明らかにしました。
大手電機メーカー「シャープ」のことし9月までの半年間の決算は、赤字が続く液晶事業の縮小などで売り上げは減少したものの、国内のパソコンの販売が好調だったことなどから、最終的な利益は去年の同じ時期と比べて98%増え、454億円の黒字となりました。
プロ野球、巨人で選手や監督として国民的人気を博し、ことし6月に亡くなった長嶋茂雄さんの功績をたたえるため、走攻守で活躍し、ファンを魅了した選手を表彰する「長嶋茂雄賞」が来シーズンから創設されることになりました。
長年にわたる不正な融資が明らかになった、福島県のいわき信用組合について、金融庁は、立ち入り検査の際に虚偽の説明をするなど実態の把握に重大な影響が出たとして、刑事告発する方向で検討していることがわかりました。
高市総理大臣は衆議院予算委員会で、自民党と日本維新の会の連立合意に盛り込まれた衆議院議員の定数削減を争点として、衆議院の解散・総選挙を行うことに否定的な考えを示しました。また、先週、いわゆる「台湾有事」は武力の行使を伴うものであれば「存立危機事態」になりうるという認識を示したことについて、最悪のケースを想定した答弁だったとして、従来の政府の立場を変えるものではないと強調しました。
有識者を交えた政府の「日本成長戦略会議」の初会合が開かれ、AI・半導体や造船など先に決定した17の戦略分野の中から「重点施策」をとりまとめ、新たな経済対策に前倒しで反映させる方針を確認しました。
先週、高市総理大臣が未明から国会答弁の打ち合わせを行ったことは野党側の質問通告が遅いことが原因だとした国光外務副大臣のSNSへの投稿をめぐり、衆議院議院運営委員会の与野党の筆頭理事が協議し、野党側は事実誤認だとして謝罪と撤回を求めました。また、木原官房長官は10日午後の記者会見で「国光外務副大臣のSNS上での質問通告に関する投稿は、事実誤認であったことから、私から注意した」と明らかにしました。