南アフリカで22日に開幕したG20=主要20か国の首脳会議で、紛争の平和的解決のほか、他国への武力行使に反対することなどを盛り込んだ首脳宣言が採択されました。アメリカのトランプ大統領やロシアのプーチン大統領も欠席する中、どう実効性を確保していくのかが問われることになりそうです。
今月16日、東京 港区赤坂のビルで40代の女性が腹部などを刃物で刺されて大けがをした事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された43歳の自衛官が事件の前後に2度にわたって服を着替えた可能性があることが、捜査関係者への取材で分かりました。警視庁は、証拠が残らないようさまざまな準備をしていた疑いがあるとみて調べています。
大分市で発生した大規模な火災の現場では、住宅街がある半島部分で100度を超えていた熱源の温度が、22日、高いところでも70度程度に下がっていることが確認されました。ただ、鎮火の見通しは立っておらず、消防は23日も地上と上空から消火活動を続けることにしています。
アメリカがウクライナに大幅な譲歩を迫る内容とされる和平案を提示したことを受け、アメリカとウクライナ、そしてヨーロッパの代表による協議が、23日にスイスで行われることになりました。ヨーロッパなどからは和平案の内容に懸念が示されていて、協議の行方が焦点となります。
高市総理大臣は、訪問先の南アフリカでイギリスのスターマー首相と初めて対面で会談し、両国とイタリアの3か国で進めている次期戦闘機の共同開発を含め今後も安全保障協力を継続していくことで一致しました。
就任後初めて沖縄県を訪れている小泉防衛大臣は、有事の際に住民が避難できるシェルターについて、一定期間避難が可能で堅ろうな避難施設が必要だとして、先島諸島でのシェルターが着実に整備できるよう、必要な支援を行っていく考えを示しました。
患者の遺伝情報を調べて最適な治療につなげる「ゲノム医療」を推進するための国の基本計画が公表されました。がん医療の分野では、患者に最適な薬がわかっても国内で使えないなど課題があり、必要性の高い薬を使えるよう今年度中に企業に開発を要請するとしています。