8月末くらいに Xperia mini ST15i をごにょごにょしていて起動不能にしてしまったので、この際だから CyanogenMod を入れてみることにした。Xperia mini は CM Project で公式にサポートされている。で、安定版としては Android 2.3 系の CM7.2 と 4.0 系の CM9.1 が最後になっている。この二つをどちらも試してみたが、その後 FreeXperia Project による 4.1 系の CM10 非公式版ビルドがあることを知り、結局これで落ち着いた。ところで Xperia mini を使っていて最も悩まされるのがメモリの少なさで、仕様では 512MB となっているのに、ソフトウェア的には 340MB 程度しか使えない(グラフィックメモリなどに使われるため?)。つまり Android 4.0 以降を動かすにはちょいと厳しいわけで、使っているとメモリ不足に起因すると思われる動作のもたつきが起こりやすい。
んで、以前 XDA のスレッド一覧を眺めていて [MDPI][412MB RAM] CM10 720p video recording 30 fps というのを見付けてはいたのだが、そんなくらい増やしても大した違いはあるまいと予断していた。ところが10月になってから、このスレッドにある mini_naaashmem.img と cm10_enable720p_v2_allinone.zip を当ててみると、性能が一段向上したように感じられるくらいの効果があった。これは利用できる RAM が 412MB に増えるだけでなく、Dalvik VM が消費するメモリが一アプリ当たり 1~1.5MB 減るというのだが、つまり Android 4.1 がうまく動くかどうかの一つの分水嶺がその辺りにあるということなのだろう。
さて、去年の12月にソニー公式 ICS で AnTuTu Benchmark を実行した時のスクリーンショットが残っていたので、今の状態と比較してみよう。
合計得点が増えているのは、評価項目数が違うためもあるが、個別に見ても全体的に成績が上がっているので、この「良くなった」感じはあながち気のせいでもなさそうだ。あと、これを見て気付いたけど、CPU が 1209MHZ と表示されているので、いつの間にかオーバークロックもされているっ(;´д`)!?