10月に SIREN DP350 というシリコンオーディオを買ったのだが、使っているとちょっと気になる点がいくつか出てきた。

  • プレイリストが Windows Media Player でしか作れない

    …ということについては前にも書いた。しかし、本体は OGG や AAC にも対応しているのに、これらの形式に WMP が対応していないのでプレイリストに入れることができないのはちぐはぐな設計だ。

  • PC に MTP として認識されているときに OGG のタグ情報が本体に登録されない。

    DP350 は Windows XP に(おそらく Vista にも)接続したときに MTP(メディア・トランスファ・プロトコル)デバイスとして認識される。Win2k や Linux に接続したときは USB マスストレージクラスとして認識される。iriver ブランドのデバイスがファームウェアの書き換えで静的に切り替えていることを動的にやっている。てのはいいのだが、MTP モードの時に OGG を転送すると本体のデータベースにタグ情報が登録されない。MTP ではファイルを転送するときに Windows 側でファイルからタグを読み出して MTP デバイスに登録するらしいのだが、OGG ではそれができないようだ(USB MSC モードの時は本体でタグを読み出してデータベースに登録するので OGG でも問題ない)。ということは、WMP で対応していないファイル形式ではタグを登録できないということらしい。AAC でも同じことになるのだろう。

  • ランダム再生がヘン

    ランダム再生モードで再生を始めると、一曲目の次に必ず一覧でその曲の次にある曲がかかる。たまに、同じ曲が二回続けてかかることもある。ランダム再生は PC や PDA でもアプリケーションによって癖があったりするのだが、こんなのは初めて。

  • たまに起動しない。

    DP350 は、電源を入れると最初に SIREN のロゴが表示され、その後に再生画面が出てくるのだが、たまに電源を入れてもロゴのまま止まって操作できないときがある。内部的に何か処理をしているのか…。しばらく放っておくと何事もなかったように起動する。2ちゃんの SIREN スレに同じような症状の書き込みが何件かあった。

こんな感じで、ちょっと扱いづらい。ファームウェアのアップデートである程度改善されるといいんだけど。結局、音質もプレーヤの使い勝手もいい Zaurus で音楽聞いてたり (´・ω:;.:... でかいんだよな > Zaurus。