[茂木 24日 月世界日報]地球の太平洋北西の列島国・日本で、柳沢薄夫厚労相が女性を「産む機械」などと例えたことに対し、女性団体などが抗議したことに関して、全日本ロボット労働者評議会(全ロ労)が24日、栃木県茂木町で抗議集会を開いた。

全ロ労の試作二号議長は、ツインリンクもてぎで行われた出発式で演説し、「機械と呼ばれて傷ついたなどの発言は、われわれ働く機械を大きく傷つけた。機械で何が悪いのか」と語った。「機械でも尊厳を持って働ける社会の構築を求める」。

集会に駆けつけたコンパニオン業のアシモさんは、「われわれロボットは機械だから疲れないなどという偏見にさらされ、面倒な仕事を押しつけられ、そのあげく給料はメーカーに取られてしまう」と述べた。アシモさんは、このところ金属疲労で膝の調子が悪いという。

このあと、集会に集まったロボットらは、茂木町内を行進し、ロボット権の尊重やロボット差別の解消などを訴えた。

ロボットに詳しい機械製造会社経営・本田走一郎さんの話:柳沢厚労相の発言では「産む機械」という語句が注目されがちだが、厚労相という立場にある人間が今この時期にこのような発言をしたという大文脈を捉えてしっかりした批判をしてもらいたい。

※この記事は月世界日報社との契約により、カミクズヒロイ編集部が翻訳しています。