話題を呼んだ“人によって色が違うドレス”、その要因に埼玉大などが迫る!
埼玉大学と近畿大学は、人によって見え方が大きく2パターンに分かれる錯視画像として話題になった「#TheDress画像」の錯視が生じる要因が、経験に基づく画像の解釈の違いにあることを示したと発表した。
核融合研など、カメラ1台のみで青い窒素イオンオーロラの高度推定に成功
核融合科学研究所など3者は、天文薄明時に青い光を放つ窒素イオンオーロラの高度分布を推定し、発光のピークとなる高度約200kmで極めて強い発光強度を示したことを発表した。
米上院が米国の対中AIチップ販売禁止の継続を求める、NVIDIAのフアンCEOは「中国がAI戦争に勝つ」
米国の超党派上院議員グループは11月7日、Donald Trump大統領に対し、米国の半導体企業製の最先端チップの対中販売の禁止を継続するよう求める決議を提出した。
Arm Unlocked Tokyo 2025 - Armが語ったAI時代の自動車開発におけるエコシステムの重要性
Armは11月6日、都内で年次イベント「Arm Unlocked Tokyo 2025」を開催した。Automotive・Cloud/Infra・Edge AIの3コースが同時に開催された同イベントのAutomotiveセッションの冒頭の挨拶と、その後に行われた記者説明会の内容を纏めてご紹介したい。
中国、国が支援する新しいデータセンタープロジェクトで国産AIチップの使用を義務付け
中国政府は国の支援を受ける新しいデータセンタープロジェクトに対して、中国産のAIチップの使用することを求める方針を打ち出しているという。
電池で動く地上端末を使った、衛星ショートメッセージのデモに成功 アークエッジ・スペース
アークエッジ・スペース、電池で動く地上端末を使った衛星ショートメッセージのデモに成功。IoT衛星コンステレーションの構築と活用事業の国際展開へ。
静止軌道から地球を常時観測、JAXAら大型光学望遠鏡の地上実証 世界初の試みも
JAXA、三菱電機、国立天文台の3者が、静止光学衛星による常時地球観測システムの実現に向けた研究開発を加速。大型光学望遠鏡の地上実証を行う新しい研究開発プロジェクト「OSCAR-J」始動。
宇宙向け16GB DDR4メモリ、民間宇宙企業やNASAへ出荷 仏Teledyne e2v
仏Teledyne e2vの宇宙向け16GB DDR4メモリが、初期認定試験に合格。民間宇宙企業やNASAへ出荷され、今後のミッションで活用へ。
日本でGAA構造トランジスタの試作が可能に、産総研が独自技術構成の共用パイロットラインを構築
産業技術総合研究所(産総研)は11月5日、「ゲートオールアラウンド(GAA)」のトランジスタを独自技術に基づき実現するとともに、企業などが利用可能な共用パイロットラインを確立したことを発表した。
光量子コンピュータ実用化に向け、日本ガイシが「TFLNウエハ」開発へ
光量子コンピューターの実用化に向け、日本ガイシが複合ウエハー「TFLNウエハー」開発へ。複数の企業・研究機関と連携するプロジェクトとして取り組む。
大阪公大、トマト収穫ロボットの「収穫のしやすさ」を見極めるAIを開発
大阪公立大学は、トマト収穫ロボットがどの方向から果実に近づけば収穫成功確率が高まるのかを、画像認識と統計解析により定量的に評価し、収穫のしやすさを予測するモデルを構築したと発表した。
Silicon Catalyst、日本での半導体関連スタートアップの成長支援に向けて日本法人を設立
半導体産業に特化したインキュベーター兼アクセラレーターであるSilicon Catalystが11月3日、日本法人「Silicon Catalyst Japan(シリコン・カタリスト・ジャパン)」の設立を発表した。
InfineonとSolarEdge、AIデータセンターの800V化に向けた変換効率99%超の変圧器を共同で開発へ
Infineon TechnologiesとSolarEdgeは、次世代AIおよびハイパースケールデータセンター向けにソーラーエッジのソリッドステートトランスフォーマー(SST:半導体変圧器)プラットフォームを開発する協業を発表した。
車載プロセッサ市場は2024年の89億ドルから2030年には198億ドル規模に、Yole予測
Yole Groupが車載関連の調査レポート「Automotive Computing and AI 2025(車載コンピューティングおよびAI 2025)」を発行した。
ENEOS、水素基金2025年度の助成対象者6名を決定 - 水素社会実現に向け基礎研究支援
ENEOSは11月4日、同社が設立した「公益信託 ENEOS 水素基金」の2025年度助成対象者6名を決定したと発表した。水素エネルギー社会の実現に向けた研究支援を継続するという。
廃LIBから純度99%のリチウムを回収! - 東北大がナノ膜回収技術を開発
東北大学は、エネルギー効率が高く薬品使用量を大幅に削減できる膜分離技術を用い、使用済みリチウムイオン電池浸出液からリチウムだけを高選択的に回収する新しい分離プロセスを確立したと発表した。
ハエトリソウが虫に気づく「感覚毛」 根元のタンパク質が触覚センサー 埼玉大など
二枚貝のような形の食虫植物ハエトリソウにおいて、細胞膜にあるタンパク質が、虫に触れられたことを感知する「感覚毛」の根元で、触覚センサーの役目をしていることを埼玉大学などのグループが明らかにした。「種の起源」や「進化論」で有名なチャールズ・ダーウィンをはじめとした研究者が200年以上調べている、虫を閉じ込める機構における接触刺激を感知する仕組みの一部が細胞レベルで分かった。
ロームの2026年3月期上期決算は営業利益の黒字化を達成、通期見通しも上方修正
ロームは11月6日、2026年3月期中間期(4-9月)決算を発表した。それによると、売上高は前年同期比5.3%増の2442億円、営業利益は76億円の黒字化を達成したとするほか、純利益も同398.9%増の103億円と計画を上回ったとする。
シャープら、世界初の5G-Advanced NR-NTN接続実証 衛星通信「ワンウェブ」など活用
シャープら、世界初の5G-Advanced NR-NTN接続の実証実験に成功。衛星通信「ワンウェブ」やESAのインフラ活用で。
Armの2026年度第2四半期売上高は11億4000万ドル、3四半期連続で10億ドルを突破
Armは11月5日、2026年度第2四半期(2025年7-9月)の決算を発表した。それによると、売上高は前年同期比34%増の11億4000万ドルで、3四半期連続で10億ドルを超えたという。
シャープらしい自動車や無人運転の物流改革、自動車メーカー“以外”の挑戦 - JMS2025
10月30日からの11日間にわたり東京ビッグサイトで開催中の「Japan Mobility Show 2025」。今回は数々の出展企業の中から、いわゆる自動車メーカー“ではない”いくつかの企業にフォーカスし、その現在地やこれからの挑戦を見ていく。
ローム、半導体製造を担う国内グループ新会社2社の社名を決定
ロームは11月6日、国内の製造関連会社4社ならびにローム滋賀工場を再編する計画について、前工程担当の新会社ならびに後工程担当の新会社の社名を決定したことを発表した。
宇宙市場向け次世代ソーラーアレイ共同開発で、出光と米新興企業が協業
宇宙市場向け次世代ソーラーアレイ共同開発で、出光興産と、米国スタートアップ企業・Source Energy Companyが戦略的協業を開始。
第一三共ヘルスケア、東北大学との健康データ解析研究の成果を学会で発表
第一三共ヘルスケアは10月31日、東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野と共同で実施している健康関連データ解析研究の成果を、ブラジル・サンパウロで開催された国際頭痛学会議および静岡県で開催された日本公衆衛生学会総会にて発表したことを明らかにした。
科学大、SRAMを不揮発性メモリ並みに省電力化するCMOSメモリ技術を開発
東京科学大学は、超低電圧でノイズ耐性を大幅に向上させた新型インバータを用い、大幅な電力削減を実現するSRAM用メモリセルを開発したと発表した。
AMDの2025年第3四半期売上高は前年同期比36%増の92億4600万ドル、四半期別の過去最高額を更新
AMDが11月4日(米国時間)、2025年第3四半期(7~9月期)の決算を発表した。それによると、売上高は前年同期比36%増、前四半期比20%増の92億4600万ドルとなり、四半期別での過去最高を更新したという。
観察方向の切り替えが容易な工業用ビデオスコープ、エビデント・インスペクションが製品化
エビデント・インスペクション・テクノロジーズ・ジャパンは11月5日、ハイエンド工業用ビデオスコープ「IPLEX One」ならびに非破壊検査機器としてフェーズドアレイ探傷器「OmniScan X4 128:128PR」、溶接部検査用スキャナー「HSMT-Flex」の3製品を発表した。
onsemi、Aura SemiconductorのVcore電源技術の買収を完了
onsemiは10月27日(米国時間)、Aura Semiconductorが保有していたVcore電源技術および関連する知的財産(IP)ライセンスの権利の買収が完了したことを発表した。
2025年第3四半期のSiウェハ出荷面積は前年同期比3%増と5四半期連続で増加、SEMI調べ
SEMIは11月4日(米国時間)、2025年第3四半期のシリコンウェハ(Siウェハ)出荷面積が前年同期比3.1%増、前四半期比0.4%減の33億1300万平方インチとなったと発表した。
ST、電源設計の簡略化を可能とするGaNフライバックコンバータIC「VIPerGaN50W」を発表
STMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス)は、高効率の小型USB-PDチャージャ、急速バッテリチャージャおよび補助電源の設計と構築を簡略化するGaNフライバックコンバータICシリーズを発表した。
onsemiがGaN-on-GaNベースの縦型GaN半導体を開発、700Vと1200V品のサンプル出荷を計画
onsemiは、独自のGaN-on-GaN技術を採用することで、より高い電圧で電流を垂直に流すことで、より高速なスイッチングとコンパクトな設計を可能にした縦型GaN(vGaN)パワー半導体を開発したことを発表した。
トラックの車輪脱落防止へ 住友ゴム独自の「センシングコア」いすゞが初採用
トラックの車輪脱落防止へ。住友ゴム工業の独自技術「センシングコア」が、いすゞ自動車の新しい大型トラック「ギガ」に初採用。
古河電工と東大、共同開発した人工衛星「ふなで」を2026年に打ち上げ
古河電気工業と東京大学は、2023年に両者が共同で開設した社会連携講座を通じて設計開発された実証衛星「ふなで」を、2026年10月に打ち上げることを発表した。
GaNパワーデバイス市場は2024年の3億5000万ドルから2030年には29億ドル規模に、Yole予測
Yole Groupが、2025年から2030年に至るGaNパワーデバイス市場に関する調査レポート「Power GaN 2025」を発行した。
スカパーJSATがSESと協業拡大 日本上空の機内Wi-Fi向けに通信容量増強
スカパーJSATがルクセンブルク・SESと協業拡大。スカパーJSATが通信衛星「Superbird-C2」のKuバンド全容量をSESに提供し、機内Wi-Fi需要に対応へ。
すばる望遠鏡、「フォトニック・ランタン」搭載で最も高精細な画像を実現
国立天文台は、新開発の「フォトニック・ランタン」を組み込んだ新型分光装置を搭載したすばる望遠鏡を用いて恒星を取り巻くガス円盤を観測した結果、単一の望遠鏡としては史上最も高精細な画像を実現したと発表した。
AI×ものづくり×半導体で社会課題を解決へ、東北大スタートアップのTAIがAI半導体開発で東北大と共創
AIソリューションベンダのTokyo Artisan Intelligence(TAI)は11月4日、東北大学と共創研究所を設立し、独自のAI特化FPGAを開発していくことを計画していることを明らかにした。
JSR×IBM、AI活用で半導体材料の開発を強化
JSRとIBMは11月4日、化学産業に特化したAIの共同研究プログラムの開始にあたり、共同研究契約(Joint Research Agreement)を締結したと発表した。
銀河のようにきらめく尿路結石の結晶、隕石研究の手法でヒトの体内環境を読み解く
腎臓内で形成された結石が、尿の通り道である尿管を詰まらせる尿路結石。背中などに強烈な痛みを起こす。隕石研究法を応用し、20~30マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルほどの厚みにした結石の表面を研磨し、偏光顕微鏡でのぞくと、まるで宇宙の銀河のようにきらめく像が現れる。
東北大、AIのラベルノイズ問題を量子アニーリングで効率的に除去
東北大学は、AIや機械学習で問題となる「ラベルノイズ」を取り除く新技術として、「ブラックボックスの最適化」を活用し、誤ラベルデータの部分集合を効率的に推定する手法を開発したと発表した。
愛媛大など、特殊な中性子星に起きる「超臨界降着」現象の謎の一端を解明
愛媛大学と大阪大学の両者は、中性子星「NGC 7793 P13」について、落下するガスの放つX線の明るさと中性子星の回転速度の未知なる関連性を発見したと発表した。
2025年9月の半導体市場は前年同月比25.1%増も日本のみ4か月連続マイナス成長を記録、SIA調べ
米国半導体工業会(SIA)は11月3日(米国時間)、2025年9月の世界の半導体月間売上高(3カ月移動平均)が前年同月比25.1%増、前月比7.0%増の695億ドルとなったと発表した。
ADI、MCU開発環境の最新版となる「CodeFusion Studio 2.0」を発表
米Analog Devices(ADI)は11月3日、同社のMCU向け開発環境である「CodeFusion Studio」を「2.0」へとVersion upした事をアナウンスした。これに関して事前説明会の内容を基にご紹介したい。
TSMCに見る工場を止めないためのOTセキュリティ、TXOneが語るOTを取り巻く現状
TXOne Networks Japanは10月31日、都内でプライベートイベント「OT Security Leader's Summit 2025」を開催。同社の今後の展望などを同社のエンドユーザーやパートナーに示した。
UCPSS 2025 第2回 高アスペクト比微細パターン倒壊問題が最大の課題
半導体クリーンプロセス・洗浄技術に関する国際会議「UCPSS 2025」では、韓Samsung Electronicsで洗浄技術の研究開発を主導するKT Lee氏が「洗浄技術の将来に向けた挑戦」と題して基調講演を行った。
過去5回あった生物の大量絶命、それぞれの原因を知ることができる特別展「大絶滅展」が科博で開幕
5回の大量絶滅をテーマとする特別展「大絶滅展 - 生命史のビッグファイブ」が国立科学博物館(科博)にて2025年11月1日より開幕した。
SCREEN、ニコンのウェハ接合技術を譲受し先端半導体パッケージ技術を強化
SCREENホールディングスは、ニコンのウェハ接合技術に関する研究開発事業を譲受したことを発表した。
慶大、約70億年前のCMB温度が高いことを確認してビッグバン宇宙論を補強
慶應義塾大学は、クェーサー「PKS1830-211」の方向の公開データを詳細に解析した結果、約70億年前の宇宙における「宇宙マイクロ波背景放射」の温度を絶対温度5.13±0.06Kと発表した。
JAXAと国交省、人工衛星画像を災害時の道路被害把握に活用
JAXAと国交省、「だいち4号」など人工衛星画像データの新たな活用で連携。災害時の道路被害把握に活用、初動対応の強化を図る考え。
「新型コロナ収束後も外来受診は回復せず、大流行前の約6割」慈恵大調査
新型コロナ収束後も診療所や一般病院の外来受診は回復せず、パンデミック前の約6割に留まると、東京慈恵会医科大学が調査発表。