東京科学大学は、大規模量子コンピュータの実現に不可欠な「量子誤り訂正技術」において、理論上の性能限界に極めて近い効果を持ちながら高速訂正する手法を発見したと発表した。
スウェーデン王立科学アカデミーは8日、2025年のノーベル化学賞を京都大学高等研究院の北川進特別教授(74)ら3氏に授与すると発表した。受賞理由は「金属有機構造体(MOF)の開発」。MOFはさまざまな気体を貯蔵でき、環境や産業など幅広い分野への応用が期待されている。共同受賞するのはオーストラリア・メルボルン大学のリチャード・ロブソン教授(88)と米カリフォルニア大学のオマー・ヤギー教授(60)。
JAXA、H3ロケット8号機による準天頂衛星システム「みちびき5号機」の打上げ日を12月7日に決定。
JAXAの新型宇宙ステーション補給機「HTV-X」、H3ロケット7号機で10月21日打上げ。油井飛行士がISSロボットアームでキャッチへ。
三菱重工サーマルシステムズ、90度の温水供給に対応する新開発の排熱回収温水ヒートポンプ「ETI-W」日本国内市場に投入。
東京大学など6者は、「ランタノイド元素」の周囲に存在する「4f電子」の空間的広がりを初めて直接観測したことを発表した。
セイコーエプソンは10月9日、工業応用分野の量産用途に適した強溶剤対応インクジェットプリントヘッド「S3200-S1」を2025年度内に発売すると発表した。
浜松ホトニクス(浜ホト)は10月9日、米国ローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)が主導するレーザフュージョンエネルギー(IFE)の商業化に向けて新たに設立された「半導体レーザ技術ワーキンググループ」へ参画したことを発表した。
ルネサス エレクトロニクスは10月9日、高精度かつ堅牢でコスト効率が高いモータの角度センサである誘導型位置センサICとして、3つの製品を発表した。
imecは、先進的なパワーデバイスの開発と製造コストの低減を目指す取り組みとして、300mm GaN技術共同開発プログラムを開始したことを発表した。
SEMIは10月8日(米国時間)、最新の「300mm Fab Outlookレポート」における調査をもとに、300mmファブ装置(半導体前工程向け)の世界投資額が、2026年から2028年の3年間で総額3740億ドルに達するとの予測を発表した。
今日のEVの多くは、400Vバッテリーシステムを採用しています。しかし、車両の航続距離の延長と充電時間の短縮を目指すOEM各社は、800Vアーキテクチャの採用をより積極的に検討しています。
Applied Materials(AMAT)は10月7日(米国時間)、AIコンピューティングの性能向上を可能とする3種類の半導体製造装置を発表した。
ヤマハ発動機は、沖縄県石垣市および八重山森林組合との間で、西表石垣国立公園および周辺地域の森林保全・カーボンニュートラルに向けた連携協定を締結したことを発表した。
北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)と大阪大学は、ユネスコ無形文化遺産「金沢金箔」の薄さと輝きを保つ仕組みを解明したと発表した。
2025年のノーベル化学賞が発表され「金属有機構造体(MOF)」を開発したことなどを理由に、京都大学の北川進特別教授ら3名に贈られることが発表された。
スウェーデンの王立科学アカデミーは7日、2025年のノーベル物理学賞を、物質の極めて小さな単位「量子」の世界の性質を目に見える大きな規模の実験で示した米国の3氏に授与すると発表した。授賞理由は「電気回路における巨視的な量子力学的トンネル効果とエネルギー量子化の発見」。将来の量子コンピューターの開発などにもつながる業績が評価された。
AMDは10月7日(米国時間)、産業用PCやFA機器など向けに設計されたプロセッサ「Ryzen Embedded 9000シリーズ」を発表した。
神戸大学は、太陽から放出される太陽風プラズマの速度特性が、月面の帯電状態や静電気環境を左右する新たな仕組みを発見したと発表した。
平田機工は10月1日、熊本県菊池市七城町の土地および建物を新たに取得し、半導体関連事業の新工場とする計画を発表した。
日立製作所、日立ハイテク、三菱UFJ銀行の3社は、再生材の活用促進を支援する「再生材マーケットプレイス」の事業化に向けた連携を開始すると発表した。
Amkor Technologyは10月6日、米国アリゾナ州にて先端パッケージングおよびテスト拠点の建設開始に伴う起工式を開催、併せて同拠点の拡張計画を発表した。
早稲田大学など5者は、英語学習での語彙練習のタイミングが学習成果と対話中の脳活動に与える影響を計測した結果、語彙練習のタイミングによって得られる効果が異なることを発表した。
SiCパワー半導体をめぐる世界的な競争は激化しており、コスト削減にはウェハの大口径化が不可欠と見られている。トレンドは200mmだが、中国勢がここにきて300mmの実現に向けた動きを加速させている。
Qualcomm Technologiesは10月7日(米国時間)、オープンソースのハードウェアおよびソフトウェア企業であるArduinoを買収する契約を発表した。
CPUの業界人にとってはよく知られた、米国のかなりディープなハードウェア愛好者のサイトをなんとなく眺めていたら、興味深い記事に行き当たった。
ispaceが大型化した新型月着陸船の熱構造モデルを報道関係者向けに公開。2028年打ち上げをめざす月探査ミッションの概要を紹介する。
クルマ向けのマイコン(マイクロコントローラ)向けにRISC-Vを導入するため、2023年に欧州で設立されたRISC-Vのコンソーシアム「Quintauris」(クィンタウリス)社の実態が明らかになった。
インフィニオンが9月末、同社の車載分野に向けたRISC-Vに対する取り組みについての顧客向けセミナーを開催。日本でも幅広いパートナーシップの展開に向けた呼びかけを行った。
東京科学大学は、1.5V乾電池1本で発光する深青色有機ELの開発に成功したと発表した。
スウェーデンのカロリンスカ研究所は6日、2025年のノーベル生理学・医学賞を、制御性T細胞を発見した大阪大学免疫学フロンティア研究センターの坂口志文特任教授(74)と、米システム生物学研究所のメアリー・E・ブランコウ博士、米ソノマ・バイオセラピューティクス社のフレッド・ラムズデル博士の3氏に授与すると発表した。制御性T細胞による免疫の働きは、がん治療や自己免疫疾患の治療に役立つことが期待される。日本人の生理学・医学賞は2018年の本庶佑氏以来6人目。
アドバンテストは10月6日、NVIDIAのAI技術を活用することで、半導体テストの進化を加速させる新たな取り組みを進めていることを明らかにした。
京セラは10月7日、同社の欧州事業の中核子会社KYOCERA Europe(KEG)が、スイスのインクジェット技術に特化した公的研究機関「iPrint研究所」と協業を開始したことを発表した。
Texas Instruments(TI)はデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)の新製品として8.9Mピクセルでサブμmの解像度機能、毎秒110Gピクセルのデータレートを備えた「DLP991UUV」を発表した。
サムコの原子層エッチング(ALE)装置「RIE-400iP-ALE」が豪アデレード大学から受注したと化合物半導体専門ニュースメディア「Compound Semiconductor」が伝えている。
キリンホールディングスのヘルスサイエンス研究所は、和歌山県立医科大学が主宰し、NPO法人ヘルスプロモーション研究センターが取りまとめているコホート研究「わかやまヘルスプロモーション研究」に参画。
imecと豪Diraqは、シリコンプロセスを用いて製造されたシリコン量子コンピューティングチップ上で2つの量子ビット(キュービット)を扱う演算において、一貫して99%以上の忠実度を達成することが実証されたと発表した。
2025年ノーベル生理学・医学賞は、坂口志文氏ら3名に授与。ヒト免疫システムの制御性T細胞を特定し、新たな研究分野の基盤を築いた功績称える。
ヤンマーとソニーが無人潜水艇開発へ。新会社「ヤンマーブルーテック」10月事業開始、船底洗浄ROVの技術開発に着手。
AIデータセンターの急拡大が、世界のメモリとストレージの供給を圧迫しており、価格高騰の時代を予告している。
ヤマハ発動機は、「職域向け二次リース事業および自動車用電池の小型モビリティへのリパーパス実証事業」での協業について、REVortex(リボルテックス)との基本合意に基づき、事業化検討に着手したことを発表した。
Ansysは、同社の流体シミュレーションソフト「Ansys Fluent」と衝突シミュレーションソフト「Ansys LS-DYNA」を理研のスーパーコンピュータ(スパコン)「富岳」上で産業界が商用利用できるようにしたことを発表した。
三菱電機は10月6日、高輝度・高精細でリアルな映像を空中に表示する空中ディスプレイ「CielVision(シエルビジョン)」を開発したことを発表した。
大阪大学は、音声対話システムがユーザとの対話を通じ、効率的に新しい知識を獲得するための仕組みを開発したと発表した。
米国半導体工業会(SIA)は10月3日(米国時間)、2025年8月の世界半導体売上高(3か月移動平均)が前年同月比21.7%増、前月比4.4%増の649億ドルと好調な状況が続いていることを発表した。
東北大学は、合金半導体「ゲルマニウム・スズ」の量子井戸において、低有効質量、大きなg因子、強いスピン軌道相互作用といった量子・スピン物性を包括的に解明したと発表した。
日本のヒューマノイド(ヒト型)ロボット産業の再興を目指す一般社団法人「KyoHA(京都ヒューマノイドアソシエーション)」は10月2日、取り組みの進捗状況として初期プロトタイプを製作する計画を明らかにした。
市場の成長が続く半導体産業について、注目すべきニュースや技術トレンド、研究成果などをタイムリーにお届け。今回は、2025年9月27日~10月3日にかけて弊誌TECH+にて注目された半導体関連のトピックスをいくつか紹介する。
東京大学と科学技術振興機構は、極低温環境下で、有機半導体単結晶のキャリア移動度が100cm2V-1s-1超えを達成したことを実測により確認したと共同で発表した。
東京科学大学は、「朝永ラッティンジャー液体」で安定的に存在する「非熱的状態」を利用し、エネルギーハーベスティング技術を開発したと発表した。