蘭Nexperiaへのオランダ政府の介入に端を発した混乱は、同社の経営のみならず、同社が多くの製品を供給する世界中の自動車産業にも影響を及ぼしつつある。
T2K実験国際共同研究グループなどは10月23日、日本の「T2K実験」と米国の「NOvA実験」という、特徴の異なる国際大型ニュートリノ振動実験が行った初の共同解析による成果を発表した。
Intelは10月23日(米国時間)、2025年第3四半期(7-9月期)の決算を発表した。売上高は前年同期比3%増の137億ドル、純利益は前年同期の166億ドルの損失から、41億ドルの黒字となり、7四半期ぶりの黒字転換を果たした。
総合展示会「CEATEC 2025」で最大級のブースを構えた電池業界。EV市場などで競争力を高めて巻き返すため、産学官での連携が進む。電池工業会のトップらへの取材で見えてきた“勝ち筋”とは?
ルネサス エレクトロニクスは10月22日、32ビットArmマイコンとして22nmプロセス採用MRAM内蔵製品となる1GHz動作のArm Cortex-M85コアと250MHz動作のArm Cortex-M33コアを搭載した「RA8M2」および「RA8D2」を発売した。
Infineon Technologies(インフィニオン テクノロジーズ)は、AEC認定を取得したGaNトランジスタファミリを発表した。
UTグループ完全子会社のUTエイムは、11月5日付で北海道千歳市に「北海道テクノロジー能力開発センター」を開所することを発表した。
中国の王文濤 商務部長とオランダのカレマンス経済相が「Nexperia」を巡る対立について解決に向けて協議を行ったものの、互いの主張は平行線のままで、初回の協議では解決策は見いだせず、物別れに終わった模様である。
Analog Devices(ADI)は10月21日、同社の後工程拠点であるマレーシアのペナン工場についてOSAT大手のASE Technologyに売却し、長期供給に向けた契約を締結する予定であることを明らかにした。
シャープのEVコンセプトモデル「LDK+」第2弾、「Japan Mobility Show 2025」で初公開。小回りの利くコンパクトボディとゆったり過ごせる車内空間を両立。
まもなく打ち上げのときを迎える、日本最大・最強のロケット「H3-24形態」。初めて尽くしの打ち上げでは、発射台の「機体把持装置」にも注目だ。H3プロジェクト責任者の有田誠氏への取材も交えて、その仕組みと意義を解説する。
Lam Researchの日本法人であるラムリサーチが、先端パッケージング向け成膜装置「VECTOR TEOS 3D」を発表した。
大阪公立大学は、「ブラッククミンシード」の抗肥満効果を実証するとともに、1日5gの摂取を8週間続けた結果、血中脂質の改善が認められたことなどを発表した。
日清紡マイクロデバイス、車載カメラを小型化できる4ch複合電源IC「NP8700シリーズ」発表。CMOSセンサーや周辺制御のための4系統の電源を1パッケージで供給、周辺部品の削減や基板の省スペース化も追求。
パナソニック エナジーは、二色の浜工場において太陽電池・純水素型燃料電池・蓄電システムを連携制御するエネルギーマネジメントシステム(EMS)の本格運用を開始したと発表した。
北京大学 集積回路学部人工知能研究所の研究チームによるRRAMチップを用いた精密でスケーラブルなアナログ行列方程式解法に関する論文が「Nature Electronics」に10月13日付けで掲載され、海外を中心に話題になっている。
ニコン、UV-LED光源を初採用したディスプレイ製造向けのFPD露光装置2機種を発表。2025年11月受注開始、2026年4月市場投入へ。
情報通信研究機構(NICT)など3者は、「光衛星間通信システム(LUCAS)」を用いて、「大気ゆらぎ」が地上-衛星間光通信に与える影響を克服するための次世代誤り訂正符号の実証実験に成功したと発表した。
2026年にクラウドサービスプロバイダー(CSP)が独自に開発するAIアクセラレータASIC(AI ASIC)の成長率がGPUの成長率を上回る可能性が出てきたとの予測をTrendForceが報じている。
JAXA、H3ロケット7号機による新型宇宙ステーション補給機「HTV-X」の新たな打上げ日時を10月26日午前9時00分頃に決定。
Francfranc、2025年製ハンディファンを自主回収。充電ICの不具合が原因、内蔵バッテリーへの影響はなしとコメント。回収はオンラインのみで、店舗では行わない。
米General Motors(ゼネラルモーターズ)は10月22日、Googleの対話型AI「Gemini」を搭載した車両を2026年から発売する計画を発表した。
東京都立大学と東京大学は、鉛とアルミニウムの高純度線をハンダ接合した結果、鉛だけが超伝導を示す温度域で熱整流現象として最大1.75倍の「熱整流比」を確認し、「熱ダイオード」の開発に成功したと発表した。
月面拠点建設用の測量・地盤調査技術確立に向け、応用地質が立命館大らと共同で研究チームを結成。
アストロバイオロジーセンター(ABC)と国立天文台は、赤色矮星「LSPM J1446+4633」を周回する褐色矮星「J1446B」を発見したことを発表した。
ispace、次世代小型ローバー開発でトヨタ自動車から技術評価・品質向上の支援を決定。将来的な“シスルナ構想”における協力体制構築の一環で。
IHI、合成開口レーダー(SAR)衛星を手がけるフィンランド・ICEYEと、地球観測衛星コンステレーション構築で衛星調達に向けた契約締結。衛星4基で2026年度初頭からの衛星データ取得開始、2029年度までに最大24基体制の構築へ。
花王は、姿勢(身体アライメント)のゆがみが慢性的な疲労と関係している可能性があることを明らかにしたと発表した。
NVIDIAの最新世代となるAI向けGPU「Blackwell」。TSMCのNVIDIA向け4nmカスタムプロセス「4NP」で製造されるこのウェハの製造が米国アリゾナ州フェニックスに建設されたTSMCの工場で開始されたことを10月17日にNVIDIAとTSMCが発表した。
東京大学は、日本語などのヒトが日常的に使う自然言語での指示で、ロボットが物体把持を可能にする新たなAIシステム「GraspMAS」を開発したと発表した。
ユニークな大きな鼻で知られる東南アジア・ボルネオ島の「テングザル」の大人のオス。彼らの鼻の大きさが声の個性を生んでいることを、大阪大学などの研究グループが発見した。人間同士が声を聞き分けるのと同様に、集団の中で個体を識別するのに役立っているかもしれない。テングザルの複雑な社会構造を支えている可能性があるという。
シャープとARAV、衛星通信を活用した建設機械の遠隔操縦ソリューション開発で協業。2026年春に実証実験、建設分野のDX促進や人手不足解消めざす。
QPS研究所、小型合成開口レーダー(SAR)衛星の14号機「ヤチホコ-I」をElectronロケットで11月6日打ち上げへ。国土をイメージしたミッションロゴ公開。
京都大学は、リアルタイムかつ高解像度な電離圏可視化技術を開発し、それを用いて「中規模移動性電離圏擾乱」などの詳細な三次元構造を解明したと発表した。
AIをはじめとしたハイテク技術で鎬を削る米国と中国、バッテリー技術に関して「米国より数十年先を行っている」と米国のバッテリースタートアップが述べているという。
データセンタープロセッサの市場規模は2024年に1470億ドルであったが、2030年まで年平均成長率(CAGR)17%で成長を続け、2030年に3720億ドルに達するとYole Groupは予測している。
大林組は10月17日、米国で建設事業を手掛けるグループ会社のウェブコーを通じて、米国の建設会社「GCON」およびそのグループ会社2社の全株式を取得することで合意したことを発表した。
KDDI、さくらインターネット、ハイレゾの3社は10月21日、国内におけるGPUコンピューティングリソースの安定供給体制を確立し、国内AI産業全体の発展に寄与することを目的として「日本GPUアライアンス」を設立した。
Anker、同社製のモバイルバッテリーの一部など対象4製品の⾃主回収を開始。「電池セルの製造過程に不備があった」ためと理由を説明。
打ち上げ延期となったH3ロケット7号機だが、新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)も含めて初飛行への準備は順調に進行。JAXAの有田誠H3プロジェクトマネージャが、記者会見の中で打ち上げの見どころを語った。
東北大学など3者は、人工反強磁性体薄膜を用いて、上下のPt層から反対向きの電子スピンをCo層に注入し、スピンによるトルクが打ち消されずにCo層に作用して磁壁を移動させられることを確認したと発表した。
Infineon Technologies(インフィニオン テクノロジーズ)は、耐量子暗号(PQC)アルゴリズム「ML-KEM」および「ML-DSA」を採用し、コモン クライテリア認定を受けた暗号化ライブラリ搭載のセキュリティコントローラ「SLC27」を発表した。
さくらインターネットは10月20日、オンラインで説明会を開き、「NVIDIA Blackwell GPU」を採用したマネージドスーパーコンピュータ「さくらONE」の提供開始を発表した。
あらゆる立場の人が対話や体験を通じ、科学技術と社会をつなぐ国内最大級のイベント「サイエンスアゴラ2025」が25~26日、東京・お台場のテレコムセンタービルと日本科学未来館で開かれる。科学技術振興機構(JST)が主催。先端研究や科学の魅力に触れ、未来を語り合うひとときをと、研究機関や学校、有志などが企画に趣向を凝らす。
北海道大学は、星間塵の一種である「炭化ケイ素(SiC)星間粒子」が、どのようにして本来は含まれないはずのヘリウム原子を捕獲したのかを解明したと発表した。
チップレットパッケージングサービスを提供するSilicon Boxは10月15日、シンガポールのタンピネス・ウェーハパークにある同社の主力工場からの出荷数が1億個を突破したことを発表した。
三菱電機、同社グループの技術を紹介する技術広報誌「三菱電機技報」のバックナンバー全巻を公式サイト上で公開。創刊100周年を記念した取り組み。
ASMが2025年第3四半期(7~9月)の決算概要を発表した。それによると売上高は前年同期比1%増の75億1600万ユーロ、粗利益率は51.6%、純利益は同2%増の21億2400万ユーロとなり、5四半期連続の増収増益を記録した。
オランダ政府が中国資本下にある半導体メーカー・Nexperiaを接収し、市場に動揺が広がった。今回は、この事態を地政学的な観点から読み解いてみたい。
JAXA、H3ロケット7号機(初の24形態)による新型宇宙ステーション補給機「HTV-X」の10月21日打上げ中止決定、天候不良のため。新たな打上げ日は未定。