富山県にて、過去の豪雨現場を観測した衛星データの解析と現地の視察を組み合わせた“実践的”な研修ツアーが開催された。今回は、衛星データ解析の様子やあれこれをお届けする。
EHTコラボレーションは、大型楕円銀河「M87」の中心にある超大質量ブラックホールの近傍の偏光パターンが変化する動的な様子を捉えた新たな画像を公開し、リング構造に接続するジェットの根元の兆候を初めて発見したことを明らかにした。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2010年に打ち上げられて以来運用が続けられていた金星探査機「あかつき」の運用を終了したことを明らかにした。
広島大学など3者は、一次元の欠陥構造「宇宙ひも」が解けない結び目を形成し、それが「量子異常効果」によって安定して存在することを発見したと発表した。
高温で焼いてできる硬い無機酸化物の結晶骨格を、比較的低温で起きる「トポケミカル反応」を用いて、これまでになく大きく再構成することに京都大学などのグループが成功した。モリブデンとタンタルの酸化物をアンモニアで処理して同反応を起こした。できた酸窒化物には元の酸化物にはなかった導電性があるのを確認。新たな量子素子などへの応用が期待できるという。
アルゴヴィジョンテクノロジズは9月18日、半導体製造装置の部品に対する高精密な仕上げを可能とする独自技術「流体研磨装置技術」を発表した。
OKIは、同社の設計生産受託サービス「まるごとEMS」において、「リアルタイム生産情報見える化サービス」の提供を開始したと明らかにした。
STMicroelectronicsは9月8日、同社の車載マイコン「SPC58ファミリ」における長期供給保証プログラムを現状の15年から20年へと延長することを発表した。
ロームは9月18日、低VF(順方向電圧)と低IR(逆方向電流)というトレードオフを高次元で両立した保護用ショットキーバリアダイオード「RBE01VYM6AFH」を開発したことを発表した。
中国のインターネット規制・監督を担う中国国家インターネット情報弁公室(CAC)が、中国内の大手テクノロジー企業各社に対し、NVIDIAのすべてのAI半導体の購入を停止し、既存の注文についてもキャンセルを命じたと英国メディアが報じている。
AIチップの開発を進めるAlibabaが、中国の通信大手China Unicom(中国聯通)から大型契約を獲得したという。
Autodeskは、生成AIによる新たなカテゴリ「ニューラルCAD基盤モデル」を発表し、2026年より商用提供を開始することを明らかにした。
AMDは9月16日(米国時間)、ネットワーキング、セキュリティアプライアンス、産業用エントリーレベルサーバーなどに向けたプロセッサとして「EPYC Embedded 4005プロセッサ シリーズ」を発表した。
アクセルスペースとWHEREは、人工衛星で取得した地球観測画像の活用による、不動産登記情報の高精度化および不動産管理業務の効率化に向けたPoC(概念実証)を開始した。
Texas Instruments(TI)は、位置センシング向けに高感度を実現したインプレーンホール効果スイッチ「TMAG5134」を発表した。
ルネサス エレクトロニクスは9月17日、同社の32ビットマイコン「RAファミリ」として静電容量式タッチセンシング機能を搭載した「RA0L1」を追加したことを発表した。
imecは、同社の300mm研究ライン「imec Fab 3」の空きスペースに、最新の量産向け高NA EUV露光装置「Twinscan EXE:5200B」の設置に向けた台座の取り付け工事を行ったことを同社のLinkedInにて明らかにした。
京セラは、クロック用水晶発振器において、業界最小クラスのサイズかつ0.9Vでの低電圧駆動を実現した新製品「KC1210Aシリーズ」を開発した。
テクトロニクスは9月16日(米国時間)、AI時代の電子機器開発ニーズに対応することを目的に開発されたハイエンドオシロスコープ「7シリーズDPO」を発表した。
東京大学と法政大学は、人工光型植物工場で「養液膜栽培方式」により露地栽培を上回る収量を安定して得られることを明らかにしたと発表した。
「力」はいろんな使い方があるのですが、サイエンス、特に物理学の世界で「力」というのは、ものを引きつけたり、反発させたりする能力です。「力」は4種類が知られていて、宇宙を支配しています。
東京大学は、AIを用いて、フリマアプリに出品された衣料品の環境負荷を推計する算出フレームワークを構築したと発表した。
テクトロニクスは9月16日(米国時間)、将来の自動テストに対応可能なモジュール型システム「MP5000シリーズ・モジュラ・プレシジョン・テスト・システム」をケースレーブランドとして発表した。
経済産業省(経産省)は9月12日、Micron Technologyの日本法人の広島工場における次世代DRAMの量産に対して最大5000億円の助成金を交付する計画を明らかにした。
レゾナックは9月16日、子会社の山形工場にて、SiCエピタキシャルウェハ(SiCエピウェハ)の生産建屋竣工式を9月12日に執り行ったことを発表した。
子供の頃、天文図鑑の「かに星雲」(M1、NGC1952)の写真を見て「確かにカニみたいだ」と感動した覚えがある。美しい天体が「まるで○○のよう」に見えることは多くの人にとって、宇宙への関心の入口になってきたはずだ。
Alteraは9月15日(米国時間)、米国の投資ファンドSilver Lakeが、IntelからAltera株式の51%を取得する買収を完了したことを発表した。
電子部品商社Avnetの日本法人であるアヴネットは、日本国内向けにAMDのRyzen EmbeddedプロセッサおよびEPYC Embeddedプロセッサの販売開始を発表した。
TDCソフトは9月16日、計測・制御・理化学の専門商社である西川計測に対し、独自開発した開発技術標準「LITEC(リテック)」を策定し、これを土台に技術支援プロジェクトを開始した。
中国の国家市場監督管理総局は9月15日、NVIDIAが2020年に行ったMellanox Technologiesの買収が同国の独占禁止法に違反しているとの判定を下した。
TrendForceがSandiskがNANDの価格を10%引き上げる通達を9月上旬に顧客に出したと、TrendForceが業界関係者の情報として伝えている。
PwCコンサルティングは9月12日、AIやエッジ半導体を活用したロボティクス分野において、ユースケースの創出と事業化を支援するアドバイザリーサービスの提供を開始したことを発表した。
EV Group(EVG)は9月8日、300mmウェハ上で100%のダイオーバーレイ測定を、生産環境に求められる高精度・高速で実現する専用ダイ・トゥ・ウェハ(D2W)・オーバーレイ計測プラットフォーム「EVG 40 D2W」を発表した。
田中貴金属工業は9月12日、300℃前後の低温領域で使用可能なパラジウム(Pd)合金水素透過膜の開発に成功したことを発表した。
最先端半導体技術センター(LSTC)は9月12日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究開発事業の1つ「チップレット型カスタムSoC設計基盤技術開発」に採択されたことを発表した。
東京大学など6者は、探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウ試料などを分析し、その母天体であるC型小惑星が10億年以上も氷を保持していたことを示す証拠を発見したと発表した。
東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)は4日、カムチャツカ半島沖で7月30日に起きた巨大地震や津波についての調査報告会をオンラインで開催し、日本列島に到達した津波は3つの経路で押し寄せて長期化につながったことなど、新たな分析結果を発表した。日本から離れた「遠地地震」のため、詳しく分らなかった今回の地震や津波の特徴、警報に伴う避難をめぐる課題など、地震・津波防災に関わる貴重なデータや知見が紹介された。
愛媛大学と国立天文台は、すばる望遠鏡が広域探査で発見した11個の「最高光度銀河」を追観測した結果、7個の銀河中心に、明るく輝く超大質量ブラックホールを発見したと発表した。
クアルコム、発熱抑え高速チャージできる新たな充電規格「Quick Charge 5+」発表。
Pale Blue、水を推進剤とする、手のひらサイズの「水イオンエンジン」(PBI)を宇宙空間で稼働させることに世界初成功。
アストロスケール、大型衛星デブリ観測ミッション「ISSA-J1」打ち上げで、インド政府企業・NSILの「PSLV」ロケット使用契約。
ノリタケは9月11日、半導体モジュールの回路形成用途向けに200℃以下かつ窒素雰囲気下で焼結が可能な銅ナノ粒子を含むペースト、およびスラリーを発売した。
千葉大学、高脂肪食(HFD)の摂取などの食習慣が脳機能に与える影響を調べ、長期間のHFD摂取が記憶能力を低く仕組みを解明。
NVIDIAが中国市場向けに開発したH20が禁輸措置となる事態の間隙を縫って、中国発のAI半導体スタートアップ「Cambricon Technologies」が注目された。
ホンダ、手を使わず座って移動する1人乗りモビリティ「ユニワン」事業化決定。国内法人向けに9月24日発売、1台あたり月額12万円(3年契約で契約数10台未満の場合)から。
45億年前、火星に衝突した巨大な天体の破片が、いまも火星の内部にたくさん残っていることが分かった。米火星地下探査機「インサイト」が観測した地震データなどをもとに、英米などの研究グループが解明した。火星には地表のプレート(岩板)が移動するプレートテクトニクスの仕組みが存在しておらず、同じような惑星の内部構造の理解につながるという。
先日、日本IBMは米ニューヨーク州Poughkeepsie(ポキプシー)において「IBM z17」に関するプレスツアーを開催した。
アストロバイオロジーセンター(ABC)は、惑星が主星表面の黒点の前を横切る「黒点通過トランジット」を利用し、系外惑星系「TOI-3884」の主星の黒点の状態や、この星を公転する惑星の軌道の傾きを詳細に明らかにしたと発表した。
三菱電機は9月11日、民生機器や産業機器向けにモジュールの底面積を従来品比で約53%に縮小したパワー半導体モジュール「Compact DIPIPMシリーズ」を発表した。
ジャパンディスプレイ(JDI)は9月11日、同社の車載用ディスプレイ関連事業に関する権利義務を継承する子会社「AutoTech」の設立予定日を2025年10月1日から2026年4月1日に延期することを、同日開催の取締役会にて決議したことを発表した。