2011年1月末、私は Lenovo のネットブック IdeaPad S10-3(0647AQJ)を購入しました。なのでなので、これについて書いておきます。いろいろと。
新機購入検討の動機
冬、私は自分の放熱面積を減らすために、床に座ってノート PC を使う機会が多くなります。椅子に座るより暖かいのです。この用途のために、一年半ほど前に中古で購入した ThinkPad X60 を使っていました。これは中古であるため新品の時の状態はわかりませんが、当初から液晶の質は余り良くないと感じていました。というのも、以前使っていたやはり中古の ThinkPad X21 と比べても見劣りするからです。そこに使用時間の累積による劣化も加わってきたのか、最近特に画質が気になるようになり、心なしか目も疲れやすくなったような気もします。最近のノート PC なら多くの機種でバックライトが LED になっていますから、紫外線を出さない分目に優しいので、随分安価なものも増えたようだし、なんなら買っちゃおうかという気になったわけです。
Lenovo G465 をまず検討
そこでまず目を付けたというか、目に入ったのが Lenovo G465 っちゅうヤツです。実勢価格が3万円台前半という割りに、デュアルコアプロセッサ搭載や Radeon なんちゃら搭載など性能が高く、さらに Lenovo のキャンペーンで今なら3000円のキャッシュバックも受けられるという徳用品ぶり。私は室内モバイル用でも ThinkPad X シリーズくらいの大きさが好きなので、14インチワイドの G465 は少し大きいとは思ったものの、これなら妥協してもいいかと購入寸前まで行きました。ところが問題はキーボード。幅が340ミリもあるくせに一部のキーが狭くなっていて、特に []./\ のあたりが気になります(参考:14型ワイド液晶ノートパソコン「Lenovo G465」 | コストパフォーマンス重視の情報サイト KOSUPA PC・家電館:)。12インチくらいの機種ならまだしも、14インチワイドでこれは考え物です。HTML や PHP のコーディングするとき辛そうです。というわけで G465 は残念ながら見送りとなりました。
ThinkPad SL410 はどうよ?
キーボードといえばやっぱり ThinkPad が欲しいねということで、次に ThinkPad の中でもローエンドになる SL410 に目を付けました。これはウェブ通販では Lenovo 直販にしかないんですね。価格は現在44940円となっていますが、楽天の方の Lenovo 直販ではクーポンで一割引に加えて楽天ポイント10倍という条件に期間限定でなっているので、実質37000円くらいかな? 今回予算がないので G465 が3万円位ならと検討を始めたので、少し高いけど、けど、ThinkPad がこの値段は心が動きます。問題は納期です。お届けまでに約2〜3週間前後
…と書いてあります。受注生産の形なので、もしかしたらもっと早く届くかもしれないが、運が悪いと一ヶ月後になるかもしれません。ということは2月も終わる頃になってしまうかもしれないので、自分的ノート PC の旬を大部分逃してしまうし、その時期に家にいないかもしれません。というわけで SL410 も却下かなという感じになりました。
ネットブックという選択肢
3万円台で買える PC でかつての B5 ノート以上の大きさのものとなると、今はほとんど 15.6 インチワイドという大きさです。PC は一般に性能が同じなら小さくするほど高価になるので、安いものは大きいものというのが太古からの習わしです。しかしこれは、デスクトップ置き換えならともかく、室内だけでもモバイル用としては大きすぎてアレかと自分は思います。しかし性能を妥協すれば、望みに近い大きさのノート PC が安価に手に入るという選択肢が今はあります。インテルがここ数年モーレツに開発を進めている ATOM というプロセッサの存在が主な要因となり、「小さくてそれなり」のネットブックが安く買えるようになりました。自室には他に主力機があるので、室内モバイル機には必ずしも処理性能の高さを求めません。なんとネットブックなら新品が2万円台からあるではないですか。
余談
で、こう書くと Lenovo 製品ばかり検討しているようですが、実際には HP や NEC やドスパラやマウスなんかも検討しています。たくさん検討したからいちいち書かないけど。
IdeaPad S10-3 それとも S10-3s
その2万円台で売っているのを見つけたのが Lenovo IdeaPad S10-3 と S10-3s です。S10-3 が26780円に対し、S10-3s は29800円にクーポンで2000円引きの27800円。この二つの主な違いは、S10-3 が Atom N455 1.66GHz なのに対して、S10-3s は Atom N475 1.83GHz の CPU を搭載していること。これだけなら S10-3s 買いなのだが、私はここで油断することなく調査しました。この二機種は、一見よく似ているのに、実際には筐体の構造が大きく異なります。メモリやハードディスクを交換するのに S10-3 は底面のネジ四本を外すだけなのに対して、S10-3s は複雑怪奇と言うほどではないものの、ちょっと面倒そうな感じです(参考:Ideapad S10-3s How to change mem & hdd & add 3G ca... - Lenovo Community)。これが問題になるのは実際にはたまのことですが、簡単にできる機種は安心感があります。ただこれだけなら妥協できるところです。もう一つには、Linux をインストールして各種設定するための情報が S10-3 の方がちょっとググってみたところ多そうだということが決め手となりました。他に HP mini 5102 も2万円台からあったのですが、やはりこうした点と、最後はキーボードが S10-3 の方が自分の好みに合いそうだと思ったのでこっちになりました。
Lenovo IdeaPad S10-3 に決定!
というわけで今日 IdeaPad S10-3(0647AQJ)をウチに迎えて今こうしてキーボードを叩いているわけですが、それについてはまた次回(予定)。