IdeaPad S10-3 に openSUSE 11.4 をインストールしたのでメモしておきます。
機種固有の問題
まず software.opensuse.org: openSUSE 11.4 のダウンロードから KDE 版ライブ CD をダウンロード、CD-RW に焼き付け、USB 接続の光学ディスクドライブから起動してみました。無線 LAN もすんなりつながり、11.3 ではできなかった Fn+↑・↓でのバックライトの調整も機能します。ハードウェア的には特に問題ない感じです。
次にインストール DVD を焼き、インストールを行ないました。今回はアップグレードではなく、空きパーティションへ新規インストールしました。するとライブ CD では何ともなく使えた無線 LAN デバイスがネットワークインターフェイスとして認識されない感じです。そこで、11.3 の時と同じように packman のリポジトリから broadcom-wl をインストールすると、以前と同じように使えるようになりました。
サスペンドからのレジュームが正常にできなかったりするので、カーネルブートオプションに intel_idle.max_cstate=0 を入れておくのも以前と同じです。
他は特に書くこともない感じですね。
ソフトウェア的問題
さて 11.4 では Firefox と LibreOffice での日本語入力が問題になっています。2ch の SUSE スレッド(Part 26)の 627 さんがまとめてくれています。
627 :login:Penguin:2011/03/24(木) 17:35:00.68 ID:q6PEl9iy 11.4で色々組み合わせてみたけど、現状こんな感じ scim ibus Firefox3.6 ○ ○ Firefox4(oss) X ○ Firefox4(ビルド) X ○ Libreoffice(oss) X X Libreoffice(ビルド) X ○ ますますもって、何が原因か分からない
私は ATOK X3 を入れて、そこまでいろいろと試してはいませんが、たぶん SCIM と同じような感じです。さらに、Firefox 4 は起動すらできなくなります。ただし、それぞれの公式サイト(Mozilla Project/LibreOffice)で配布しているバイナリではちゃんと入力できます。なので、SUSE で独自に手を入れている部分での問題なのでしょうかね。ただこちらの Firefox 4 はウチではなぜか終了時にかならずクラッシュリポートが走ってしまいます。まあウェブブラウザは他にもあるのでとりあえず、まあいいかということに。(その後、firefox に渡す環境変数 GTK_IM_MODULE に xim をセットするとクラッシュしなくなることが判明。)
また、KDE アプリケーションの一部で、日本語文字のグリフがミディアムウェイトであるはずのところでボールド化されて表示される場合があります。フォントの設定(fonts.conf など)によっても変わるようで、再現条件がよくわかりません。KDE は 3.x の頃から fontconfig の設定を素直に反映してくれなくて困った経験がありますが、相変わらず気難しい KDE たんです。
また Compiz+GNOME などに比べて以前から重かった KDE のデスクトップ効果はさらに重くなり、IdeaPad S10-3 では自動的に停止してしまいます。設定によってはなんとかなるかも知れませんが、ま、どうでもいいですか。
というわけでそこそこお手軽に 11.4 への移行が完了したのです。
Griesnac 曰く、
I'd wondered when anyone will provide this up, which i observe that pretty minor has transformed by the several years.