さて freetel priori2 の登場により現役を退いた初代こと FT132A ですが、とりあえず初期化してみました。……あら、アプリの更新を一通り入れただけでデータ領域があっぷあっぷですよ。秋ごろに root 権限を取って大半のデータは link2sd で SD カードに逃がしてたから気づかなかった。root 化する前でもアプリを十数個くらいは入れてたはずだけど、現状じゃ全く入れられませんね、特に Google Play service の肥大化がヒドイ。今から使うなら、電話とメールと、標準アプリでできること以外は、ウェブサービスで済ませるしかない。ブラウザ、SOP の脆弱性があるけど。

さて、改めて FT132A について補遺。

カメラ

このカメラ、仕様では200万画素ということになってるんだけど、カメラアプリの設定を見るとなぜか「3メガピクセル」という表記が……、ほんとは何万画素なんだ。いずれにしても30万画素とかの昔のトイカメラみたいな画質なんですけどね。設定で「VGA」にしておくと良いですよ。

システム

[設定]→[電池]の内訳と、[設定]→[アプリ]→[実行中]の RAM 使用量がきちんとしてないんですね。たぶん、内部的には正確に取れるようになっているとは思うんだけど。

root 権限の取得

priori2 や fleaz F4s なんかに乗り換えて、FT132A は壊してもいいから何か遊んでみたい、という人もいると思うので、一応書いておくと、root 権限はROOT大師(手機版)を使うと、本機単体で簡単に取れます。使い方は、[开始root]というボタンを押すだけ。FT132A の場合は、link2sd を使うことが root 化の価値の大半かな。

Linux PC との ADB 接続

PC(OS は openSUSE 13.2)との ADB 接続のためにしたことは、Zen Touch 2 の時と同じ手順。

  1. /etc/udev/rules.d/51-android.rules を作成

  2. ファイルのパーミッションを変更

    # chmod a+r /etc/udev/rules.d/51-android.rules
  3. このファイルに udev のルールを書く

    SUBSYSTEM=="usb", SYSFS{idVendor}=="1782", SYMLINK+="android_adb"
  4. ~/.android/adb_usb.ini を作成して VendorID を入れてみる。

    # touch ~/.android/adb_usb.ini
    # echo "0x1782" >> ~/.android/adb_usb.ini
  5. udev にルールを再読み込みさせる。

    # udevadm control --reload-rules
  6. adb server を再起動

    # ./adb kill-server
    # ./adb start-server
  7. 認識することを確認。

    $ ./adb devices
    List of devices attached 
    19761202        device

まとめ

ま、欠点も少なくないんだけど、丸一年、楽しめる子でした。今後はアプリの開発用として余生を送ってもらおうかと思います。