私はポータブルメディアプレーヤとしては今まで PDA を利用してきたわけですが、いいかげん汎用性ゆえの不便さが面倒くさくなってきたので、ここいらで専用機を買ってみることにしました。あれこれ迷って選んだのは、10月5日に発売されたばかりの【今なら特典付き!】マルチメディアプレーヤー【SIREN】 DP350[4GB]。とにかく多機能で比較的安価であることが決め手です。今日届いたのでさっそくレビューします。


iriver 直販から送られてきた iriver ロゴ入り段ボール箱をさっそく開梱します。
箱の中からあふれる梱包材
…こ、梱包材を注文した覚えはないぞ。でも製品自体の外箱は無駄のない小ささです。

SIREN DP350 の箱の中。本体、ケーブル類、説明書類。
箱の中には本体、ケーブル類などの付属品、それから紙の説明書がきっちり入っています。付属品は PC に接続するための USB ケーブル、ネックストラップ、イヤホン、ラジカセ等から音声を録音するためのオーディオケーブルまで付いているのは親切です。イヤホンは流行りのカナル型ですが、本格的に使うにはもう少しいいものを用意した方が良さそうです。CD-ROM などは付いてきません。

本体は全体的には弁当箱を怪力でぎゅっと握って圧縮したような形状です。みなさんにこの小ささが伝わるように「ウテナ モイスチャーローション<化粧水> しっとりタイプ」の瓶と並べてみました。
SIREN DP350 の高さはモイスチャーローションの瓶の半分くらい
見た目は悪くないと思うものの操作系のキーが本体正面と向かって右側面に分散しているのはもう一つかも知れません。本体上面にはイヤホン、ライン入力、USB の端子類、向かって左側面にはマイクとリセットホールがあります。背面は金属質です。

充電は PC の USB 端子やセルフパワーの USB ハブなどから行い、説明書によると3時間(初回などは5時間)ほどかかるようですが、今なら付いてくる(irever 直販で) USB/AC アダプタを使った方が速いかもしれません。

機能的には MP3、AAC(非 DRM)のほか WMA(DRM 対応)と OGG のマルチコーデック、FM ラジオ、ライン入力、内蔵マイク、ストラップホールなど iPod にない機能がてんこ盛り。動画は AVI と WMV に対応。PC との接続は USB マスストレージクラスなので環境依存度が低く、オーディオファイルの転送も好みのファイラを使うなり、rsync のような同期ツールを使うなり自由にできます。音質は悪くないイヤホンを使えば私の耳には不満ない感じです。

SIREN DP350
音楽再生機能はリピートやランダム再生ができるが、音楽再生画面から素早く切り替える方法がないのは残念です。画面のデザインももう少し洗練してほしい感じがします。ユーザインターフェイスの設計は一番難しいのかも知れません。アーティストごとやアルバムごとの再生はできる一方、本体ではプレイリストの作成はできないようで、説明書では Windows Media Player を使うように書いてあります。フォントは MS UI ゴシックに似ています。

小さく軽く、ポップな外観、多機能の割に安価であることから、初めてのポータブルメディアプレーヤとして悪くない選択だと思われます。