ThinkPad X121e のハードディスクは 7mm 厚だ。これを SSD に換装するには、当然だが 7mm 厚のものが必要になる。しかし、手元に余っている SSD は 9.5mm 厚だ。では、どうしよう?

 今回の食材は、以前に Amazon で安売りされていたので試しに買ってみた Silicon Power の 32GB の SSD。分解するっていうと、めんどくさそうだな…、と思っていたが、あらためてよく見ると、ネジを四本はずすだけで良さそう。

 では早速ネジを抜いてみよう。一本は「WARRANTY VOID IF BROKEN」という呪文のある封印の護符を破らなければならない(魔物が出るかもしれないので、お払いをしておこう…)。四本のネジを抜くと、あっけなくパカッと開く。基版は背面側に付いており、表面側が風呂桶型で厚みのほとんどを持っている。背面側だけなら、7mm 厚の HDD スロットに収まりそうだ。


 ThinkPad X121e の HDD の取り外しは、見ればわかるというほど簡単なので、ここでは書かない。さて、フタをはずした SSD をここにはめてみると、基版の露出している側が本体に触れてしまう。これでは不安なので、以前 SH8 に CF を入れる時に取り出した HDD のマウンタ…じゃなくてよく考えたらこれは ThinkPad X21 を廃棄する時に取り出したやつだった…を挟む。その上で SSD を入れ直し、X121e の HDD から外したマウンタで押さえる。完全に固定はできないが、まあ、大丈夫だろう(…100%純粋に無保証)。

 SSD には、とりあえず openSUSE 13.1 をインストールした。しばらく使ってみることにしよう。