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性的指向や自認というのは生殖と性分化の過程で決まるもので、ざっくり言えば一定の比率で男と女ができる中で、ある程度の割合で「典型的でない」人間が生まれることに、生物学的にそうなっているはずなのだが、この先生はたぶん何でもかんでも得票みたいに増えたり減ったりするものだと思っているんだろう。

参照：“ＬＧＢＴばかりになったら国はつぶれる”（日本テレビ系（NNN）） - Yahoo!ニュース

自民党・平沢勝栄議員「ＬＧＢＴで同性婚で男と男、女と女の結婚。これは批判したら変なことになるからいいんですよ。もちろんいいんですよ。でもこの人（ＬＧＢＴ）たちばっかりになったら国はつぶれちゃうんですよ」

そしてこういう認識を共有する人もある程度の割合でいるのだろう。ただしこちらの方のある程度は、社会的な意味だから増えたり減ったりするだろう。これを失言として非難したり、どこが誤っているのかを指摘することは簡単すぎるほど簡単だ。しかしどうしてこういう質の発言をする政治家が出続けるのかは別に考えてみる必要がある。制度が政治家や政党を規定していることを忘れてはならない。