ソフトリセットとハードリセット〜調子が悪くなったら

ソフトリセット

Palm Z22 が使用中に止まってしまったり、電源が入らなくなった、タップに反応しない、クイックキーを押しても反応しないといった場合には、ソフトリセットを行います。

Palm Z22 の背面にある丸いくぼみがリセットスイッチです。これは、ちょうど付属のスタイラスで突ける大きさになっているので、スタイラスを抜いて、リセットスイッチを軽く押し込んでください。再起動が始まり、Palm のオレンジのロゴ、Palm Powered のロゴに続いて、日付と時刻の設定画面が表示されたら、ソフトリセットの完了です。

ハードリセット

ソフトリセットを行っても不具合が解消されない場合は、ハードリセットを行うことになります。ハードリセットは、使用開始後に追加されたすべてのデータを消去して、出荷時の状態に Palm Z22 のメモリを戻します。

ハードリセットの前に、パソコンと同期を行い、データがバックアップされたことを確認してください。

ハードリセットは、電源ボタンを押さえたままリセットスイッチを押すことによって実行します。Palm のオレンジのロゴに続いて、Palm Powered のロゴが表示されたら、電源ボタンから指を離すと、本当にハードリセットを実行するかどうかを確認する画面が表示されます。五方向ナビゲータの上を押すと、ハードリセットが実行されます。ここでほかのキーを押すと、通常のソフトリセットになります。ハードリセットが完了すると、最初の起動時と同じ、初期設定のプログラムが始まるので、画面の指示に従って進めてください。

ハードリセット後の初期設定を終えて、パソコンと同期を行うと、既存の HotSync ID を使って同期を行うか、新しい HotSync ID を作って同期を行うかを選択する画面が表示されます。ここで、ハードリセット前の HotSync ID を使って同期を行うと、ハードリセット前の同期でバックアップしたデータが書き戻されて、以前の環境がほぼそのまま復元されます。それで問題がない場合はそれでよいのですが、追加したプログラムや、その相性によって不具合が発生していた場合は、また同じ不具合が発生する可能性があります。

その場合は、新しい HotSync ID を作って同期を行い、まっさらな状態から環境を再構築するか、あるいは以前の HotSync ID を使っても環境が復元されないようにあらかじめ手を打っておきます。後者の方法は、バックアップされたデータを HotSync マネージャに認識させないことで実現します。Palm デバイスのバックアップデータは、Palm Desktop ソフトウェアがインストールされたフォルダ(MS Windows なら C:\Program Files の下)の中の、HotSync ID の最初の六文字が名前になっているサブフォルダの下にある、Backup フォルダにとられています。このフォルダをほかの場所に移動するか、名前を変えておくと、HotSync マネージャからは認識されず、ハードリセット後の同期ではメモ帳・予定表・連絡帳・課題表・手書きメモ・Expense のデータだけが書き戻されます。あとは必要最低限の追加ソフトウェアだけを入れて、様子を見ながら少しずつ環境を復元していくとよいでしょう。



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作成:2006年3月28日