フェミニズムの賞味期限はすぎたのだろうか?血となり肉となったことばたち。
本書はアメリカ、イギリス、ドイツ、日本の四カ国を対象に、各国の第一線の研究者が非標準的な雇用形態および労働市場の規制に焦点をあて、知識経済の状況と展開をジェンダーの視点から比較検討する。緊密な国際的共同研究にもとづき、持続的な経済社会を構築する条件を展望。
自分のからだは自分のもの。相手のからだは相手のもの。自分と他者の気持ちを尊重して、さまざまな感情や暴力行動に気づくための絵本。
結婚して21年目、3人の息子を育てた「婦婦」が「新しい家族の形」を国に問題提起した!
琉球大学国際沖縄研究所が主体となって5年計画で進めてきたプロジェクトの成果を集成する全3巻シリーズ。第2巻では、沖縄の社会制度とジェンダー観の関わりについて考え、現代沖縄社会のなかに存在する抑圧の構造を見極める。
思春期を迎えてからではもう遅い?親だって知らないことがたくさんある!おうちでしか伝えられない性教育があります!第39回母子保健奨励賞受賞、令和元年度内閣府特命担当大臣表彰受賞の著者が贈る。
「仕事も家庭もあきらめないで、すべてを手に入れましょう」「欠点を受け容れ、粘り強く立ち直りましょう」「福祉に頼るのはだらしなさの証拠です」「あんなふうになりたくないでしょう?」-映画、雑誌、テレビにSNSと、至るところから絶え間なく響く呼びかけに駆り立てられ、あるいは抑えつけられる女性たちの生。苛烈な「自己責任」の時代を生きる女性たちに課された幾重もの抑圧をさまざまな文化事象の分析を通じて鋭く抉り出す。一九九〇年代以後のフェミニズム理論を牽引してきた著者の到達点にして、待望の初邦訳書。
行動設計を成功させるための「DESIGN」=Data(データ)+Experiment(実験)+SIGNpost(標識)。ハーバードの女性行動経済学者が示すエビデンスに基づく男女平等への道筋。
2018年から小学校、2019年から中学校の「特別の教科 道徳」の授業が始まった。使わざるを得ない教科書の批判的読みの中から教材に含まれる「いじめと人権の問題点」を明らかにし、道徳授業の実践的な進め方、授業のつくり方を提案する。
日常生活から戦時まで、男女間に生じる“暴力”を、さまざまな事象をとおしてとりあげた5回の連続講義。秋葉原での無差別殺傷事件、広告・CMや公共彫刻、戦時の「国語」と女ことば、現代の人身取引の実態、「慰安婦」問題と米軍の性犯罪について、5人の専門家が分析し、日常と非日常の暴力の問題を考える。
朝日新聞現役記者がつむぐ、スポーツと平和を愛する人から生まれる言葉たち。
「男女に等しく開かれた」教育制度に内在するジェンダーの二重構造とはなにか。戦後日本の教育をジェンダーの視点から読み解く。