レズビアンたちによる「彼女たちの歴史(ハーストーリーズ)」から、
トラウマ理論を組み立て直す
精神医療や、奴隷制、ホロコーストなどの公的惨事の歴史において、私的とされ、あるいは過度に病理化され不可視化されてきた、日常のなかのネガティヴな感情や性的トラウマ。ブッチ/フェム、ディアスポラ、エイズ・アクティヴィズムや癒しをめぐるレズビアン文化の多様で固有なテクスト・実践から、語られえないトラウマ、断片的ではかない記憶や感覚を拾い集め、トラウマ概念の再定義、そして未来のための新たな対抗的公共圏の創造を探求する。
小説、詩、エッセイ、回想録(メモワール)、ヴィデオ、映画、写真、パフォーマンス、インタビュー……さまざまな文化的テクストをもとにトラウマへの非臨床的アプローチの可能性を描いた2000年代初期クィア文化研究の意欲作。
日本語版への序文
謝辞
序章
第一章 クィア・トラウマの日常生活
第二章 トラウマと触覚ーーブッチ/フェムのセクシュアリティ
第三章 性的トラウマ/クィアな記憶ーーインセスト、レズビアニズム、癒しの文化
第四章 トランスナショナルなトラウマとクィア・ディアスポラ的な公共性
第五章 エイズ・アクティヴィズムと公的感情ーーACT UPのレズビアンたちの記録
第六章 トラウマの遺産、アクティヴィズムの遺産ーー喪と闘争性再訪
第七章 レズビアンの感情のアーカイヴにて
エピローグ
付記ーーインタビューについて
フィルモグラフィー
訳者あとがき
索引
参考文献
注
人工授精、精子提供。レズビアンカップルの妊活コミック!リアルに子供を産んだレズビアンカップルの声も収録!
家庭医/プライマリ・ケア医のための総合誌”治療103巻1月号 『2つのルーチン検査値で患者の病態を考えてみよう』
定価:2,750円(本体2,500円+税10%)
〔編集幹事〕信州大学医学部 病態解析診断学 本田孝行
<特集の目次>
総タンパクとアルブミン 藤田清貴
クレアチニンと尿素窒素 山本さやか 他
ASTとALT 松尾収二
γ-GTとALP 戸塚 実
γ-GTとビリルビン 米川 修
アルブミンと血小板 本田孝行
ASTとLD 濱田悦子
血小板とフィブリノゲン 菅野光俊
CRPとフィブリノゲン 石嶺南生
ヘモグロビンとMCV 上岡樹生
ヘモグロビンとビリルビン 稲葉 亨
フィブリノゲンとD-dimer 橋口照人
桿状核球と白血球 宇佐美陽子
桿状核球と血小板 松本 剛
ナトリウムとクロール 五十嵐 岳
尿タンパク,尿潜血 加治貴彰 他
<連 載>
ゲンバで使える!リラックスして読める! 診療の○泌テク(13)
PSA 値の上昇(松木孝和)
今月のお薬ランキング(58)
抗菌薬(フルオロキノロン系薬を除く)(浜田康次)
こちらつるかめ病院臨床倫理カフェ つるりん(20)
プロフェッショナリズム(金城謙太郎,長尾式子,竹下 啓)
ジェネラリストのためのLGBT講座(10)
レズビアン・バイセクシュアル女性の健康問題とケア(小川尋海,久保田 希)
PC 医×精神科医 街角の遠隔診療 アタリマエのことを丁寧に(5)
受診すべきかどうか,それが問題だ(樫尾明彦,宮内倫也)
徳間ジャパン音源から、タイトルどおり“グルーヴィン”な楽曲をセレクトしたコンピ。千昌夫のほとんどしゃべりのようなツイストのカヴァー「あんたのバラード」、その奥方だったジョーン・シェパードによるビー・ジーズの日本語カヴァーの「ステイン・アライヴ」、「トルコ行進曲」を大胆にシャッフル演歌にした曲など、カルト・ナンバー満載。
「ゲイやレズビアンなどのセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)が常に身近にいることに気づいて欲しい」「2000年という新しい時代の始まりに、新しいイメージを発信したい」「コミュニティに新しい息吹を吹き込みたい」…そんな思いから、このパレードは生まれました。
こんな赤裸々な告白がこれまでにあっただろうか。芸能プロダクションの女社長が、みずからのレズ体験、芸能界の“レズ人脈”を洗いざらいぶちまける。
セクシュアリティはすべての人の中にある。ただ、それと本当に向き合える人は少ない。ノンフィクション作家が瑞々しい感性で描くもうひとつの幸せのかたち。
LGBTは、精神障害なのか?LGBTは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を集めた略語である。かつて精神医学で病理と捉えられていた同性愛を含む多様な性のあり方は、現在では精神障害とはみなされていない。本特集では、一般精神科にLGBT当事者が、生きづらさや特有のメンタルヘルス問題を抱え、訪れた際に適切に対応するために、その概念や歴史的経緯を基礎から紹介し、さらに彼らのニーズに沿った医療を提供するための具体的対応方法を取り上げた。これからの精神科医が求められるLGBTの正しい理解と適切な対応のために必読の特集。