第171回芥川賞受賞「バリ山行」に先行する著者デビュー作。第64回群像新人文学賞・優秀作が待望の単行本刊行。
本社からの命令で何としても期日までに倉庫を建てなければならないのに、犬を連れた隣地の男・カメオがたちはだかる。不条理な可笑しみに彩られたデビュー作。
夕刊タブロイド新聞「日刊ゲンダイ」が年一度、猫の日(2月22日)近くに発売する、猫の特別号「日刊ニャンダイ」。その紙面でも大反響の「にゃんたまω」。その可愛らしい造形に癒される人が続出。前作から8年間撮りためた待望の写真集第2弾!
カメラマンの芳澤ルミ子氏はその魅力をこう語る。
「これは創造主である神の最高傑作なんです(笑)。年々、地域猫、保護猫活動が広がる中、自然のままのその姿は希少となりました」
芳澤氏は、不幸な猫が増えないよう活動している方々には頭が下がる思いだと語る。
「今後も謹んで撮影していきたいと思います。飼い主さんには、手術前に【にゃんたま記念撮影】をオススメします」
きっとあなたをほっこり、元気にしてくれるありがたい「にゃんたまω」をどうぞ。
密室で殺された画家が遺した手記には、六人の処女の肉体から完璧な女=アゾートを創る計画が書かれていた。彼の死後、六人の若い女性が行方不明となり肉体の一部を切り取られた姿で日本各地で発見される。事件から四十数年、未だ解かれていない猟奇殺人のトリックとは!? 名探偵・御手洗潔を生んだ衝撃のデビュー作、完全版! 二〇一一年十一月刊行の週刊文春臨時増刊「東西ミステリーベスト一〇〇」では、日本部門第三位選出。
密室で殺された画家が遺した手記には、六人の処女の肉体から完璧な女=アゾートを創る計画が書かれていた。彼の死後、六人の若い女性が行方不明となり肉体の一部を切り取られた姿で日本各地で発見される。事件から四十数年、未だ解かれていない猟奇殺人のトリックとは!? 名探偵・御手洗潔を生んだ衝撃のデビュー作、完全版! 二〇一一年十一月刊行の週刊文春臨時増刊「東西ミステリーベスト一〇〇」では、日本ミステリー部門第三位に選出。
プロローグ
AZOTH
I 四十年の難問
文次郎手記
II 推理続行
III アゾート追跡
読者への挑戦
IV 春雷
第二の挑戦状
V 時の霧のマジック
アゾートの声
改訂完全版あとがき
「超速移動」の上位吸血鬼・イタマエの猛攻で
傷つき追い込まれた少女・四条三刀が突如豹変!
暴き出される三刀の悲しい過去と、その身に宿した野生。
「捕食者」モード開放で、敵味方に関わらず、斬る!割く!ブン殴る!
命懸けの三つ巴を打ち破るため、開花が放つ捨て身の奇策とは…!?
そして問題児たちを飼い殺さんと、駆除組合の上層部が「まだら荘」に乱入!!
玲央ら即応六班の少女たちの生存闘争は新たなステージへ!!
最強であり愛嬌もある少年ハダルが活躍の大反響異世界ファンタジー、超無双&感無量の大団円!
セシリアやジャスミンやイアンと友達になったり、
さらには竜の少女フランソワを舎弟にしたりと、
ゼルギウス学園で充実の生活を送っていたハダル。
家庭訪問が行われることになり、皆を連れて
母の古竜のいる山に帰ることになったのだが、
そこには理性を失いかけた彼女の姿があった…
母を救うために、ハダルは仲間と一丸となって戦いを挑む!!
孤独な魂と猫(タマ)の奇妙な日々を、独特のユーモアで描く珠玉の連作短編集。
顔が大きくて丸い猫をおしつけられて、ぼくは困ってしまう。間もなく五匹の仔猫も誕生した。気ままで頼りない、おかしな人間たちと猫との日々。さびしさも哀しみもゆるやかに流れ……。英米をはじめ翻訳出版が欧州各地で話題の著者による、猫のようにしなやかな美文。読む喜びをもたらす麗しの連作短編新装版。
タマや
賜物
アマンダ・アンダーソンの写真
漂泊の魂
たまゆら
薬玉
「タマや」について あとがきにかえて
解説 武藤康史
【ひと目でわかるイラスト図解】
【腸のねじれや落下が原因かもしれない!?】
腹痛をともない、便秘や下痢をくり返す「過敏性腸症候群」(IBS)。IBSでは一般的には、病型が診断され薬が処方されますが、改善しない人が少なくありません。
病名を聞くと、ストレスに過敏な人がなる病気と思うかもしれませんが、じつは原因はストレスだけではありません。
本書では、原因となる「体質」から4つのタイプ分けをして、それぞれの特徴から治療法までを解説します。本当の原因がわかれば、治る病気です!
【IBSの4タイプ】
1 ストレス型:「電車は各駅下車、試験や会議は中座」など、おもに下痢を伴う腹痛を起こす
2 腸管形態型:腸の形がねじれていたり、骨盤内に落ち込んでいたりして最初は便秘、ひどくなると下痢をくりかえす
3 胆汁性下剤型:胆汁酸が結腸内に流入し、食事内容にかかわらず食後に下痢になる
4 消化不良型:脂質や発酵性糖質(FОDMAP)の消化吸収能力の低下で、不消化物が発酵して下痢になる
【本書の内容構成】
1 なぜ起こる? 原因別のタイプと特徴
2 どんなことをする? 検査と診断
3 どう治す? 薬物療法を中心に
4 なにができる? 日常生活の注意
時代の濁流が兄弟の運命を翻弄する。
フランス革命が起き、封建制度が崩壊するヨーロッパの小国で、元・吟遊詩人が射殺された。
容疑者は「四つ首城」の改修をまかされていた三兄弟。五人の関係者が襲撃者を目撃したが、犯人を特定することはできなかった。三兄弟は容姿が似通っている三つ子だったからだ。
DNA鑑定も指紋鑑定も存在しない時代に、探偵は、純粋な論理のみで犯人を特定することができるのか?
すべてはヴィクターの壮絶な計画だった!?ヴィクターのテイレシアに対する深い愛の理由が明かされる。一方、婚約解消以降、すべてがうまくいかない王子・アトラスはついに暴走をはじめ、その毒牙はテイレシアへ。運命に選ばれた二人に待ち受ける未来とはーーー!
出版社で文芸編集者として働く27歳の宮倉音は、仕事と家庭に恵まれ幸せな日々を送っていた。高2の時初めてできた、昔の恋人と再会するまでは──。人生でいちばん好きになった人。突然姿を消したその彼が、目の前に現れたら…?
もう青くはいられない、大人の恋の物語。
ーーあなたに再会しなければ、わたしはずっと”幸せ”でした
阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件と未曾有の災厄が相次いだ一年、
戦後五十年かけてこの国が築き上げたあらゆる秩序が崩れ去っていく……。
昭和史の闇を抉った傑作『地の底のヤマ』の著者が描き出す平成の奈落。
雑誌記者として奔走した自身の経験が生んだ渾身の力作長編。
年明け早々に阪神地方を襲った大地震に衝撃を受け、被災地に駆けつけた
ヴィジュアル月刊誌「Sight」記者の古毛は、その凄まじい惨状に言葉を失う。
神戸でも火災被害の激しかった長田地区では焼け跡に佇む若い女と遭遇。
夕方の光を背にこちらを振り向いたときの眼はかつて戦場で出会った少年兵とそっくりだった。
果たして彼女は何者なのか?
困った行動はなぜ? だれに相談する? 治療すればよくなる? この先どうなる? こんなADHDへの不安や疑問を解消できる、基礎からわかるADHD入門書です。
ADHDの疑いのある、または診断を受けた子どもの保護者に向けて、幼児期、学童期、青年・成人期に分け、それぞれのステージで現れやすい特性や困りごとを紹介するとともに、治療法の3本柱の「薬物療法」「行動療法」「環境変容法」について、しっかり解説します。
最新の情報、現在の問題点にもふれながらADHDとどう向き合い、どう対処するのが“子どもの幸せ”につながるかを伝える一冊です。
【本書の内容構成】
巻頭 ADHDをどれだけ理解できていますか?
第1章 「ADHD」ってどんなもの?
第2章 どこに、だれに相談する?
第3章 専門医のかかり方と治療法
第4章 家庭でできるペアレンティング
第5章 学校・地域と連携して支援を受ける
【主なポイント】
*ADHDは生まれつきの特性をもつ発達障害の一つ
*脳機能の偏りが原因で発症する。しつけとは関係ない
*成長とともに多動性や衝動性は軽快することが多いが不注意の特性は残りやすい
*正確な診断は支援につながる第一歩
*ADHDの症状は薬で改善することができる
*大声で叱るのは逆効果、叱らずに導く方法を身につける
*ほめることに重点を置き、適切な行動を引き出す
*どんなサポートが必要か、学校での支援から成人期の就労支援まで
飛鳥が抱えていた痛みを知り、思わず想いの丈をぶつけてしまう音。
一方、友達関係のまま結婚したはずの伊織からも、秘めた気持ちを打ち明けられ…。
終わったはずの「恋」と知らなかった「恋」。
届かないはずだったそれぞれの想いがいま交差するーー
累計40万部突破の話題作!
「このマンガがすごい!2024 オトコ編」(宝島社)第5位!
吉田豪氏激推し!
元戦闘工作員・島崎真悟。島崎はSATAと名乗る一人の少年と出会う。
彼はLELの下部組織に所属し戦闘訓練を受けていた。
お互いの素性を知らぬまま、しかし引きつけられ、親しくなる島崎とSATA。
彼との出会いがもたらすのは救いか、災いかーー。衝撃の第5巻!
ディズニーリゾートをテーマに描かれたポスターアートの中から、すばらしいアートを厳選して、24枚のポストカードにしています。大切な友人に送ることはもちろん、小さな額に入れてお部屋に飾っても素敵です。
麒麟・川島明氏激賞!
元戦闘工作員・島崎真悟。運命は、再び島崎を戦いの場に引きずり出す。
束の間の平穏を享受する島崎に迫る組織の追手。日本でできた大切な居場所に危機が迫る時
島崎の決めた「覚悟」とはーー。
過去最大のアクションが待つ第4巻!
二十年前に死んだ美少女を偲び、孤島「和音(かずね)島」に集う男女を襲う惨劇。
今も彼女の影が支配する島で、雪が降りつもった夏の朝に、首なし死体が発見される。
雪密室を皮切りに島の均衡は崩れ、暴走が始まる。
ラストの大破局(カタストロフ)、メルカトル鮎(あゆ)のとどめの一言。
発表当時から話題騒然の超問題作が新装改訂版で登場!
冬至の日のじゅうしぃ(雑炊)、正月に欠かせないなっと味噌、三月三日の女たちの祭りの重箱、折り目の日に食べるそうきのお汁、お墓の前の宴会・清明祭、祝いの席を彩るあんだぎい、一汁・白飯で肉親の野辺送り・・・戦前の沖縄・首里に生まれた著者が語る、記憶のなかの沖縄の味覚と、それを培った沖縄の心。
‘24年7月に約11年間所属したHKT48を卒業し、現在はバラエティをはじめとして幅広く活躍する山下エミリーが、待望のファースト写真集を発売することが決定した。
撮影は、韓国・釜山にて4日間かけて敢行。山下自身、ずっと行きたかったという釜山で、その街並みに胸を躍らせ、グルメや現地の空気を素で楽しむ様子を切り取った。そして、ホテルではシースルーのランジェリー、インフィニティプールではヌーディーカラーの水着、ビーチでは胸元から谷間までざっくりと開いたワンピースなど、あらゆる衣装で美しい素肌を大胆に露出している。
アイドルを卒業した今、これまで見せたことのない姿や表情を惜しみなく披露し、新たな山下エミリーを堪能できる1冊に仕上がっている。
<山下エミリーコメント>
この度、ファースト写真集を出させていただくことになりました!
7月に約11年お世話になったHKT48を卒業し、グループでのお仕事ではなく個人のお仕事になり不安も多かった撮影でしたが、アイドルではない私を見てもらえたらという気持ちで撮影に挑みました!
今回、撮影では韓国・釜山に行かせていただきました! 地元である福岡からすごく近いのに行ったことがなく、初の韓国でした。活気のある夜の釜山の街並みと、伝統的な文化が残る甘川文化村がすごく印象的でした! ポスドン本屋通りという古本屋さん街での撮影も昔の本がたくさん並んでいて昔懐かしい匂いがしました!
色々な顔の街並みと色々な私が見られる1冊になっています。
是非、多くの方に見ていただけたらうれしいです!
第165回直木賞候補作、第34回山本周五郎賞候補作。「本の雑誌」2021年上半期ベスト10で第1位!
第9回野村胡堂文学賞、第15回舟橋聖一文学賞、第11回「本屋が選ぶ時代小説大賞」をそれぞれ受賞。
美しく生きるとは、誇りを持ち続けるとは何かを問う、正統派時代小説。
神山藩で、郡方を務める高瀬庄左衛門。50歳を前にして妻を亡くし、
さらに息子をも事故で失い、ただ倹しく老いてゆく身。残された嫁の志穂とともに、手慰みに絵を描きながら、
寂寥と悔恨の中に生きていた。しかしゆっくりと確実に、藩の政争の嵐が庄左衛門を襲う。
「心が洗われる」というのは、こういう感覚を言うのだと実感した。--作家・江上剛(朝日新聞2021年6月5日)
この人がこれから作品をどんどん出していくのがドキドキするし嬉しい。すごい時代に立ち会っている気がする。
次回作も必ず読みたい! --北上次郎(YouTube「北上ラジオ」)
誰でも歳を取れば、違う生き方もあったのではとの悔悟を抱くもの。
その迷いにどう向き合うか。考えさせられた。--記者・佐藤憲一(読売新聞2021年1月19日)
私は、作者がこれからの時代小説界をリードしていく存在になることを信じて疑わない。
ーー縄田一男(産経新聞2021/2/21)
美しい物語だ。穏やかで、静かで、そして強い物語だ。--大矢博子(「小説すばる」3月号)
生きることの喜び、悲しみ、諦め、希望をすべてのみ込んだ時代小説ーー内藤麻里子(毎日新聞2021/2/7)
主人公もさることながら脇の人物たちもよく書き込まれ魅力がある。--川本三郎(毎日新聞2021/2/20)
人はどう生き、どう老いていくべきかの指針となる。(紀伊國屋書店仙台店 齊藤一弥さん)
全日本人に読んでほしい。(旭屋書店池袋店 礒部ゆきえさん【ダ・ヴィンチニュース2021年3月6日】)
心情が清らかに流れ続けながら、激動の大河浪漫があり、心奪われました。ずっと浸っていたいこの至福の感覚を、
たくさんに人に味わってもらいたい。(うさぎや矢板店 山田恵理子さん)
様々な制限の中で生き、迷いながら歩み続け、心のわだかまりが少しずつ溶ける有り様に、自分の心にも穏やかな風が入り込んだ。時代小説のすばらしさを感じた。(正文館書店本店 鶴田真さん)
厳しい現実を突き付けながらも生きることの温かさと優しさを感じさせてくれる。(くまざわ書店錦糸町店 阿久津武信さん)