大規模な自然災害に対応できないのはナゼ?独自の綿密なアンケート調査をもとに、そのメカニズムを社会科学から解き明かす。
日本でもまだ不十分なジェンダー平等に向け、いま教育ができることは何か。根強い男女ステレオタイプ化と性的役割分業観ーさまざまな不平等超克へ向け、いま教育ができることは決して少なくない。
本書は、金香百合さんの「自尊感情栄養理論」「暴力理論」「経済至上主義複合汚染理論」について詳しく学びたい方、ファシリテーターとして参加者の力を引き出す学びの場をどう組み立てるかについて考えている方、社会教育施設や女性センター、職場や地域の研修などで日夜、ジェンダーについての学びの方法、学びの場の作り方、学びを活性化させる手法を試行錯誤されている方がたに手にとっていただければ、と考えている。
解剖学ヴィーナス、デカルトの頭蓋骨、腐敗屍体像にカタコンベ、奇形標本…あやしくも美しい、いかがわしくも魅惑的な、あっと驚く異形のコレクション案内。
従来のクラシック音楽史が見落としてきた女性たちの豊かな音楽活動の歴史を、その実践がおこなわれた「場」-劇場・公開演奏会・学校・協会・家庭ーに注目して史料から丁寧に掘り起こす。女性たちによる音楽の営みを浮かび上がらせるもう一つのクラシック音楽史。
竹中恵美子を知っていますか?竹中恵美子の「女性労働研究」に出会った人たちが、その出会いをどう受けとめ、自身の実践や人生にどのような影響を受けたのか、熱く語る。
職場のいじめをなくし、より良い人間関係の中でやる気を高めるための必携マニュアル。
70年代末から続いた一人っ子政策は、中国の社会構造を大きく変えた。近代化路線と同時に始まったリプロダクションにおける強権の行使と黙認・容認、抵抗と打算、家族・労働の変化等々、生殖コントロールをめぐる実践の中で、女性は酷く傷ついたが、結果として、男性中心社会は大きく揺らぎつつある。「圧縮された近代」の隣人たちが経験した、リプロダクティブ・ヘルス&ライツの変貌を鋭く分析する。
気候危機をもたらした社会システムをチェンジし、コロナ禍からのリカバリーとジャスティスの実現をも果たすー米バイデン政権発足で加速する世界的潮流とは何か。その背景、内容、課題を第一人者が徹底解説すると共に、日本で「二〇五〇年カーボンニュートラル」を実現するための具体的な道すじや経済効果などを明らかにする。
歌舞伎に女形は必要か否か。これは、永遠の問いでなければならない。女形の存在の根本に係わる問いであり、女形が負っている宿命みたいなものである。「十八代目中村勘三郎の芸」の著者による、歌舞伎の本質に迫る本格評論、第二弾。
本書は、原論的・総論的諸論文、国際的・比較法的諸論文、日本法のかかえる問題を歴史的に考察する諸論文、具体的諸問題の今後の解決を考える諸論文を収めたものである。
「子育てだけ」ではない人生を生きたい母親たち。「仕事だけ」ではない生活を求める父親たち。本書では、幸せな家庭願望が子育て難社会につながる矛盾を解き明かし、あらたな「子育て期支援」を提言する。