本書は世界各国における会計学の教育と研究の現状を調査し、社会・経済・法律環境の差異や産業の発展段階によって会計の職能にどのような差異があり、会計学の教育と研究にたずさわる人々の関心にどのような差異があるか、また、国際間の会計、財務報告及び監査の諸基準にどのような差異があり、国際的な調和化がどのように進められるべきかを論じようとするものである。
エイズに関する優れた本が、数多く出回っているのに、何故、また新しくエイズの本かと疑問に思われるかもしれない。しかしこの本は、今までのとは全く違う、エイズの社会心理・文化的な面からの最初の本である。しかも、この方面の研究における方法論的な開拓をねらって、人類学、社会学、心理学、社会心理学、精神医学、社会福祉事業、公衆衛生、看護と多方面にわたるエイズ研究者たちによる15の未発表の原著論文を集めたものである。
本書は、次の二つの視点から「NGOの発展の軌跡」を明らかにする。(1)主に国際協力の分野で活動しているNGOを対象に、近代社会の中でなぜNGOが誕生し発展してきたのか、先進国(主に欧米諸国)、開発途上国、日本のそれぞれのNGOの事例を検証する。(2)NGOの誕生と発展と併せて、開発協力、開発教育、政策提言、国際政策キャンペーン、北のNGOと南のパートナー団体とのパートナーシップ、アジア共生社会、アカウンタビリティ、NGOと政府によるパートナーシップの観点から、NGOの専門性の発展の経緯を考察する。
頽廃に至っても、いまだ発現する偶然への希望はある。しかし、頽廃、すなわち消尽に至るならば、無と慨嘆の現実しかありえない。希望の存立自体、五分の可能性に生きる偶然なのである。
国際結婚した日本人との間に生まれた「日系国際児」(乳幼児から思春期)。その国の伝統、生活、教育、言語などにおいて「日系国際児」の文化的アイデンティティ形成を検証する。10年間におよぶバリ島でのフィールドワークの成果。
この本は、避妊のための臨床ガイドという臨床家向けの本である。低用量ピルをはじめ、授乳という昔から使われてきた極めて自然な避妊法までが、科学的な根拠をもとに網羅されている。バリア法やリズム法などの避妊法もそれぞれ章立ててあり、効果や欠点など、方法を選択するための情報が明確に、豊富に書かれている。
PISA調査で優れた成績を収めている国々、そしてPISA調査の結果を踏まえて教育改革を進めている国々の教育システムについて、その成果の要因を詳細に分析、「頂点を目指す競争」事業を推進するアメリカの教育改革への教訓を主軸として、優れた実践から得られる教訓を明らかにする。
豊かな社会における新しい貧困、最貧困でも進行する少子高齢化など、従来の社会保障政策では対応しきれない問題が深刻化・複雑化している。すべての人々が社会的排除と戦い、社会的参加と包摂をめざすための総合的な取り組みである「社会保護」の実現に向けた、初の問題提起と政策提言。
ASEANで存在感を増すインドネシア。その実態と可能性に迫る!会計教育、会計制度改革、IFRS教育の課題を解明。