フェミニズムや男性学が無視する独身男性、あるいは「もてない男」の立場から漱石、谷崎潤一郎、志賀直哉、シェークスピアなどを論じて日本恋愛文化論にいたる。
アメリカに留学…経済学者から世界銀行に転身、南アジア担当副総裁となった日本女性が途上国の貧困解消と女性の地位向上のために世界を駆けめぐる。
仕事と子どもの間で引き裂かれつつ、格差構造を生き抜いている現代女性。その複雑な状況を、豊富なデータを用いて明らかにする。
共働きが多数を占めるようになってきた現在、夫婦関係はどう変わるのか。結婚、離婚、家計、働き方、政治参加から、これからの夫婦が直面する課題を提示する。
もはやジェンダーの視点なしに宗教を語ることはできない。これまでの宗教学が掲げる客観性や中立性を問題視し、わたしと世界との望ましい関係をつくりだすためのスリリングなテクスト。
「集団」から「チーム」へ。成功するリーダーシップの秘訣。アテネでの敗戦から北京オリンピックでの王座奪還までの物語。
欧米には見られない独特なジャンルである「少女小説」。明治末期から現在までの少女小説の物語構造を代表的な作品やジュニア小説・コバルト文庫、マンガ、ラノベを素材に読み解いて、時代ごとに変わる“少女像”や少年/少女の分割線の変容をあぶり出す。そして、明治末から百年間にわたり受容されてきた少女小説がはらむジェンダーの問題系を解明する。
視点を変えるとこれほど違う新たな日本が見えてくる。歴史学における“ジェンダー主流化”への一里塚。
総合職でも一般職でも働き続けられないのはなぜ?若い女性に専業主婦願望が強いといわれているのはなぜ?幹部候補生として採用した女性ほど辞めてしまうのはなぜ?日本企業で女性人材が育たない原因を明らかにするとともに、女性の活躍を推進してきた資生堂、大和証券、セブン&アイ・ホールディングス、ファーストリテイリングなどの取り組みも紹介。多様な人材活用を実現するための処方箋を提示する。
友だちが男の子から女の子になったら、きみはどうする?トランスジェンダーの父をもつ娘が、自分の息子に読み聞かせるためにつくった絵本。
東京23区の人口が増え続けている。なかでも増加が著しいのは千代田、中央、港の都心3区。足立、葛飾、江戸川など下町の伸びは鈍く、23区内でも人口格差が生じている。では実際のところ、どこで、誰が増えているのだろうか。外国人、女性、子ども、そして貧困層と富裕層が増えた地域を分析すると、「大久保一丁目では20歳の87%が外国人」「東雲一丁目だけで子どもが2400人増加」といった衝撃の数字が見えてきた。町丁別人口分析から、都心集中の現実と問題に迫る。
なぜ、優良企業のCMが相次いで攻撃されるのか?時代錯誤な“女性像”で地雷を踏まないために、知っておきたい最新ビジネスコミュニケーション作法。
企業文化を刷新するのは困難だが、今ある文化を改善し、組織の価値を高めていくことはできる。あなたの会社の重要な少数の要素を見つけ出し、行動を始めよう!「文化」こそ成長の原動力。世界の先進企業が実践している「カルチャー・イノベーション」のノウハウを凝縮!
差別禁止、差別反対論が、同時に苛烈な女性差別を内包している現実を知ってほしい。権利保護を大義名分にして、ほかの権利侵害を平然と行うことは絶対的に許されないのだからー。
フェミニズムにあらためて注目があつまるなか、心理学の研究者や実践家たちは何を考え、どのような問題を提起するのか?その成果をもとに、この社会がかかえる問題を知り、そこに埋もれた「声」と手を結ぶ。いま、そこに光をあてるとき。