フレドリカ・ブレーメル(1801-1865)は、19世紀スウェーデンにおいて活躍し、その後のスウェーデン・フェミニズムの流れをつくることになる、もっとも影響力のあった女性である。本書は、彼女自身の文章を提示して、その哲学の形成と内容を紹介するものである。
平均賃金は男性の半分、政策決定の場への女性参加は世界の149位。制度だけは整備されつつある日本の男女平等も、その現実は…。「不平等」の実態を内外の視点から鋭く衝く。
ヨーロッパ各国の女性政策を横糸に、女性の社会参加を縦糸にして織りあげた「男女平等カーペット」。
本書は、女性のエンパワーメントは、「一人一人が自分の問題に気づき、人とつながって豊かな人間関係を築きながら、自分の生き方を変え、問題を乗り越える力をつけていくこと」=「学習」によって可能であると考え、全国各地の女性たちの学習と活動を取りあげる。さらに、そうした女性のエンパワーメントを支援していくための、行政の役割と課題を考察する
日経サイエンスとサイエンティフィック・アメリカンの掲載記事からSDGs(持続可能な開発目標)のテーマに関連した内容をピックアップ!研究者やジャーナリストが書いた英語を日本語と読み比べながら私たちを取り巻く課題を理解し、考えるヒントをつかみます。
│特集1│女性の力●男女平等を実現する3つの戦略いまこそ、女性の力を解き放つビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団 共同会長 メリンダ・ゲイツ●「世界ジェンダーギャップ報告書」が示す現実世界の男女格差を表す6つのグラフ『ハーバード・ビジネス・レビュー』シニアアソシエートエディター グレッチェン・ガベット『ハーバード・ビジネス・レビュー』シニアグラフィックエディター マット・ペリー●[インタビュー] セリーナ・ウィリアムズの夫が語る全社員が有給育児休暇を取れる社会をレディット 共同創業者 アレクシス・オハニアン聞き手=『ハーバード・ビジネス・レビュー』シニアエディター アリソン・ビアード●起業家と投資家をともに増やすベンチャーキャピタルが女性の進出に果たす役割ユニオンスクエア・ベンチャーズ マネージングパートナー レベッカ・カデン●#MeTooを受けて広がったTIME’S UPの動きハラスメントの悪循環をいかに断ち切るかタイムズ・アップ 最高戦略・政策責任者 ジェニファー・クライン●[インタビュー] まず、お金に対するマインドセットを変えるすべての女性に自己実現のための資産を持ってほしいチェース・コンシューマー・バンキング CEO サスンダ・ブラウン・ダケット聞き手=『ハーバード・ビジネス・レビュー』シニアアソシエートエディター ニコル・トーレス●共和党で始まった新たな試み議会により多くの女性を送り込む方法米国下院議員 エリス・ステファニク●制度だけでは変われない「無意識バイアス」が日本の女性活躍を妨げているエール 取締役 篠田真貴子●[インタビュー] 女性活躍を推進した第一人者が語る女性自身も変わらなければ真の男女平等は実現しない元 厚生労働省 局長、元 資生堂 代表取締役副社長 岩田喜美枝│特集2│追悼 クレイトン・クリステンセン●クリステンセンの偉大な功績を振り返る●イノベーション論の大家は思いやりにあふれていたクレイトン・クリステンセン・インスティテュート・フォー・ディスラプティブ・イノベーション 共同設立者 マイケル B. ホーン●課題解決の新たなレンズを授けてくれた元『ハーバード・ビジネス・レビュー』編集者 カレン・ディロン●知の巨人は私たちに何を問うてきたのか関西学院大学 教授 玉田俊平太●[名著論文再掲] 大企業が陥る「破壊的技術」の罠イノベーションのジレンマハーバード・ビジネス・スクール 教授 ジョセフ L. バウアーハーバード・ビジネス・スクール 教授 クレイトン M. クリステンセン●[名著論文再掲] 運頼みのイノベーションから脱却する方法Jobs to Be Done:顧客のニーズを見極めよハーバード・ビジネス・スクール 教授 クレイトン M. クリステンセンケンブリッジ・グループ プリンシパル タディ・ホール元『ハーバード・ビジネス・レビュー』編集者 カレン・ディロンイノサイト シニアパートナー デイビッド S. ダンカン●[名著論文再掲] 「人生のジレンマ」を克服するためにプロフェッショナル人生論ハーバード・ビジネス・スクール 教授 クレイトン M. クリステンセン│Idea Watch│●目標を達成できる人に必要な資質●「締め切りを延ばして」と言うのは意外な効果がある●「自信満々」は言葉でなく態度で示そう『ハーバード・ビジネス・レビュー』/編│EI[Emotional Intelligence]│●生産性向上テクニック嫌いの人のための生産性向上テクニックエグゼクティブコーチ モニク・バルコア│Life's Work│●元 プロボクサーシュガー・レイ・レナード
ペルー人質解放、神戸地震その後、長野オリンピック、援助交際から「電波少年」、小林よしのり「戦争論」まで、世界が見た日本ニュースが満載。
男女平等が進んでいるヨーロッパの国々を訪ねて、その法制と実態にふれた女たちが、感激も新たななかで、その紹介と記録をおさめた初版刊行から、3年。日本でも、労基法・均等法が改正され、男女の働き方も大きく変わろうとしている今日、再び読者と共に考え、次の一歩を踏み出すための決意をこめて、内容を全面的に改めた。
21世紀には50代を迎える団塊世代。最大のボリュームゾーンである彼らはいま、自らの生き方を問い直し、新たなライフデザインをキャンバスに描き始めた。ニューヤング、ヤング、ニューファミリー、そしてニューフォーティと、そのライフステージが変わるたびに、市場の熱い視線を浴びながらも、実りあるマーケットを開花しきれなかった団塊世代。大きな時代の変革の中で、はたして彼らは21世紀にかけてどんなアダルト・マーケットを創り上げていくのか。
戦争と芸術と愛に彩られたエキサイティングな女性の生涯。
本書は、今日のわが国教育界の現状を告発したもの。今年(平成十四年)四月に施行された「新学習指導要領」がどのような思想に基づき、またどのような社会をもたらそうとしているのかについての検証、今日、教育現場で「人権」「平等」「平和」「国際理解」の名のもとにどんな教育が行なわれているのかについての現状報告、とりわけジェンダー・フリー教育の問題点、国旗・国歌をめぐる教育現場での異常な状態についての報告、教職員組合による教育現場の私物化の問題、等々、テーマも多岐にわたるが、いずれもわが国教育界の“病理”を明らかにした論考やインタビュー、対談から構成されている。