江戸の演劇界に大きな存在であった土佐浄瑠璃は、当時の芸能界の流行を絶えずとり入れることによって独自の世界を形成している。それはまた、次の時代の演劇を育てる地盤ともなっていたはずである。土佐浄瑠璃を近世演劇史の中に過不足なく位置づけてみたいと思うのである。
本事典は、日本の木造建築文化を、幅広い読者に多面的に解説するとともに、木造建築に関する最新の研究成果を建築家や技術者にわかりやすく提供することをめざして刊行されるものです。
前半「ある芸術の形成」に続く『自伝』の後半。ライトは新しく得た伴侶の「励まし」を力に、祖父の開拓した田園に生活を立て直し、20年代末の大不況に見舞われるが、景気の回復により仕事に恵まれ、創意溢れる建物を次々と創り出すとともに、生活と仕事を組み入れた建築教育を推し進める。
世界初!日独の叡知を結集した画期的大著。視点は公平・中立、記述は明解、参考文献も満載。歴史書の面白さを加味した読む事典。
いわゆる草双紙・読本などの文学作品のみにとどまらず、景物本と呼ばれる広告用の小冊子や煙草店の宣伝を意図した滑稽本、また観光案内、農業書など、広範かつ多岐に亘った京山の多彩な文筆活動をうかがわせる、代表的作品十六篇を厳選して収録。デビュー作『復讐妹背山物語』、読本『小桜姫風月奇観』ほか。山東京伝の弟、京山の代表作を収めた空前絶後の作品集。
朝鮮半島各地の古墳、寺院、廟堂、石造遺物や美術工芸品の徹底調査。朝鮮研究の基本文献の版を新たにする。