協働と協力のためのスキルを育成する教育は、いかにして実現できるのか。共生をめざすコスモポリタン・シティズンシップのための学びを探求する。
いま私たちがわが国の学校で目にするのは、迅速化、効率化、力の能力化など、個人の有用性伸長に傾斜した業績・成功指向の教育と、それに伴う不断の競争及び人間の序列化だ。デューイらアメリカ進歩主義教育の核心には、当時既に胚胎していたこうした状況の根本的転換を意図した思想的起爆剤が込められていた。通念的理解を超え、彼らの思想の中核として、協同性、互恵性、完全化への意志等、倫理感覚に貫かれた社会性概念を析出した画期的研究。
ヒト・モノ・カネが自由に出入りして動態的に変化する過程の厳しいリスクのなかで、人びとが社会的な格差の階段を上り下りするアメリカ・モデルを提示する。そのアメリカ・モデルが国内社会に浸透する、あるいは世界に展開するために必要な基本的な枠組みを形成する金融・教育・国際援助の役割を解明。
「教え中心」から「学び中心」へ。自律的に学ぶ学習者をどう育てるか。また、教師が果たすべき役割とは。
アメリカ、フランス、ドイツ、オランダ、デンマーク、中国、台湾、シンガポール、オーストラリア、そして日本。真のICT先進国にむけて早急に解決すべき問題とはなにか。12人の論者による日本再生への示唆。
大人に近づくとからだはどんなふうに変わるの?こころも変わっていくの?疑問に思ったり、不安になったりしながら、みんな自分のからだやこころと向き合っていくのです。この本は思春期が始まる前の子どもたちに伝えたいメッセージです。
ヨーロッパのクラシック以外の異文化の音楽を一様に「民族音楽」と呼んで区別してきた従来の音楽観は、どこか歪んではいないだろうか?本書は、民族音楽学をめぐる様々の問題を通じて人類の音楽とは何かを考えながら世界の諸民族の音楽文化への接近法を案内する。
重要な水資源でありながら、管理を怠れば、汚染や枯渇などの災害に見舞われ易い地下水。各地の地下水の現状をつぶさに検討し、大都市の地下水の利用法を検討する。
強みと弱みが一目瞭然。これからのビジネスチャンス、克服すべき課題、日本の採るべき戦略がわかる初の比較分析。
情報セキュリティを多角的に学ぶための必読書。ネットワーク利用者の視点から初めて客観的・定量的に情報セキュリティの経済的価値と評価を図った画期的書。
17世紀、科学はいかに「革命」されたのか。躍動する科学者=哲学者たちが紡ぐ革命の物語。知識の「道具性」に着眼し、自然哲学の変革を読む新たな視点を提供する。
大学入試の在り方が高等学校に与える影響とは?大衆化する教育の「つながり」を再検討する。高校・大学の双方の見地から、橋渡しとしての大学入試システムの問題点を提示。学習指導要領と大学入学試験の二つの異なるフレームが、現代の教育の実像をどう規定してきたのか。
学園名物講師高桑隆による調理師のための経営読本。
OECDが24か国の教員や校長を対象に行った「第1回TALIS調査」の報告書。