子育てに自信をなくしそうになったとき、この本を開いてください。多くの親子関係を再生させてきた家庭教育支援のプロが新たな一歩を踏み出すヒントを教えます。反抗、ひきこもり、不登校、いじめ…。10代に起こりがちな問題を解決するための実践アドバイス。
あふれる性情報・商品と、歪んだ性文化の中で、少女たちの「性」が危機に瀕している。セックスの低年齢化、性感染症の拡大、中絶、望まない妊娠の増大…。産婦人科思春期外来を訪れる少女たちの診療、子どもたちの性意識・性行動の綿密な調査を通して浮かびあがる「思春期の性の自画像」とは?小・中・高校への20年にわたる性教育の実践を踏まえて「若者の性」の危機を訴える。
思春期、それは性や死の力に強くとらわれ、こころが解体と再生を体験する時期。娘の家庭内暴力に苦しむ母親の心理療法の実例と、「書くことは自己治療的な行為」と語る村上春樹の小説世界の両面から、知られざる「思春期」のありように迫る。
親にとって子どもの「思春期」は子育ての仕上げの時。この時期に起こりやすい不適応や問題行動にどう対処すればよいか。本書では、親の基本姿勢やかかわり方、思春期のさまざまな問題に事例を挙げて対処法を示す。問題解決へのヒントをわかりやすく提示。子育てのコツ満載。
思春期臨床は、精神疾患の患者のみを扱うわけではない。家庭や学校における青年の呈する幅広い問題行動を対象とする。これらの青年の問題行動は、欧米の診断基準に拠れば、人格障害、適応障害、行為障害等に診断されるが、著者はこれらをマニュアル的に診断するだけでなく、クライエント一人ひとりの個別性を重視したアプローチを展開する。また、青年と家族がどのような問題を抱え、何を求めているのか、そして、治療者が何を提供できるのか、何を提供するのが望ましいのか、著者は、思春期の心の臨床を実践する際の基本的視点と面接をすすめるにあたっての原則を平易な文章で述べる。さらに心理療法を行うことの効用と危険、学派を超えた本質的な常識、思春期臨床に携わる責任、個々の事例に柔軟に対応した技術、等が説かれ、多くの事例を通して初回面接から治療の山場・終結までの要諦、そして著者の考える「臨床家の精神療法」が明らかにされる。
自らの持ちうる限りの方法を駆使して、それでもなお面前のクライエントの苦悩を改善できないとき、治療者はどういった方策に出ればいいのだろう。本書は、そうした中でも、思春期・青年期の困難事例に焦点を絞って、システム論の立場から執筆されたものである。
本書は、小児・思春期精神医学の臨床で遭遇することのあるさまざまな症例を記載して、精神医学的面接に関するさまざまな技法を具体的に学ぶことができる。