20世紀最大の経済学者ケインズが巻き起こした「革命」は、未完に終わった。本書は、ケインズとその意思を継いだ人々の姿を浮き彫りにし、20世紀の経済学を再考する。
日本の教員・学校管理職をめぐる人事制度の真実に迫り、女性教員をめぐる「システム内在的差別」の実態を解明する。全国調査、複数の自治体への調査・分析を通じて、「管理職任用制度」と「教員個人のキャリア形成への契機」という2つの視点から、「女性学校管理職はどうすれば増えるのか」への答えを導き出す。
人びとの“あいだ”に生きるとは。沖縄から台湾に売られ、朝鮮人男性と出会った宮城菊。出自、国家、性別、言葉ー人びとを分かつ“境界線”を生きた軌跡から紡ぐ、経験の歴史学。
「ケインズ革命」はいかに成就されたのか?1930年代のケンブリッジで経済学者たちが織りなす人間模様と学説の闘いがいま再現される!
最新の知見を盛り込み全面改訂。93回国試から導入される必修問題を徹底研究。“看護の要点”を加え、理解を深める内容が充実。国試の頻出範囲をまとめた別冊『ポケット・データマニュアル』付。
かつて出産は試練と危険を意味していた。17、18世紀南フランスの豊富な事例を中心に、医療化される以前の出産のあり方と変容の過程を探る。
1980年代初めまでの欧米中心のフェミニズムの成果に基づいて女性運動の史実、人物、思想、著作の解説をした事典。女性に関わる歴史、政治経済、文化、セクシュアリティ、ジェンダー、身体などをめぐる概念の大きな変化に伴い、1991年刊の前版に、バックラッシュ、ポストモダン・フェミニズム、ポストコロニアル・フェミニズム、アンジェラ・デイビス、ダナ・ハラウェイ、トリン・T・ミンハ、エンパワーメントなどの項目を追加した新版。配列はアルファベット順。重要事項・フェミニズム運動、フェミニストたち、書名・新聞名・作品名、団体名の四つに分類した重要語項目別索引と見出し語和英索引付き。
体格、性格、体験、環境ー。混沌とした精神医学的状況に病者の全人格的理解を基調とする独自の視座をもちこんだ天才的精神科医の業績を明らかにする。