実家の茶農園で働く男・一心と、偽装夫婦を演じることになってしまった茶子。
一心の作るお茶の魅力をもっと世間に知ってもらうため、茶子はウエディング業者とのコラボイベントに飛びつく。だが、業者が倒産&夜逃げ! 経営難の茶農家はさらに大きな負債を抱えてしまう。一心を思うあまり暴走し、自分を責める茶子。そんな彼女に一心がとった行動は…。そして現れた謎の美女の招待&たくらみとは!?
この夫婦愛はニセモノ? ホンモノ? 職人男子×不器用女子の「じれキュン」が止まらない、待望の第3巻!
大人気ドラマ「おっさんずラブ」のコミカライズで大注目された、山中梅鉢、待望のオリジナル作品!
ちひろの描いたアンデルセンの世界。ファンタジーの名作をちひろの絵と言葉で再発見!--アンデルセン童話の世界に深く共鳴し、数多くの作品を描き続けたいわさきちひろ。『人魚姫』『赤いくつ』『絵のない絵本』など、くり返し描いた作品を中心に、アンデルセンの様々なお話の絵を一堂に集め、ちひろ自身が語った言葉や取材旅行記などと共に、人の世の真実を描いたアンデルセンへの思いを浮き彫りにする。
【なぜ起こる? 原因は? 薬は効く?】
日本では20歳以上の約1300万人が過活動膀胱に悩んでおり、若者から高齢者まで幅広く起こります。突然現れるがまんできないほど強い尿意に頻尿を伴うほか、切迫性尿失禁をあわせもつことで、外出できなくなるケースもあります。命にかかわる病気ではないものの、QOL(生活の質)を大きく下げるのです。
人には相談しにくい症状であることから受診のハードルも高く、「周りに気づかれずに解決したい」と考える人が多くいます。一方、運動と生活の見直しなどで大半が改善することは意外に知られていません。高い効果を発揮する薬や原因別の治療を行えば、症状はさらによくなります。
本書は、過活動膀胱の原因から、受診時の検査、自分でおこなう行動療法、薬物療法や手術、さらには「難治性」の場合の治療法までをくわしく解説。受診する勇気はないけれど、少しでも有益な情報を得たい、と思っている人に役立つ一冊です。
【主なポイント】
●過活動膀胱はがまんできない強い尿意があり、頻尿を伴う状態
●放っておくと膀胱の筋肉が衰えて「低活動膀胱」に
●前立腺肥大症、腹圧性尿失禁がある場合はその治療を優先
●間質性膀胱炎、がん、結石、感染症が起こっていることも
●気になる症状があれば、ためらわずに受診する
●受診を迷ったときの自分でできる重症度チェック
●過活動膀胱の治療には排尿日誌が役立つ
●膀胱訓練といっしょに毎日取り組む骨盤底筋訓練
【本書の内容構成】
第1章 どうして起こる? 原因は何?
第2章 受診によって治療の第一歩を踏み出す
第3章 治療は頻尿・尿もれを止める行動療法から
第4章 薬物療法や手術で確実に治す
第5章 よくならない、続けられないときは
はじめに
自分の「うちなる龍神」とつながる、「運がよくなる自分になる」には自分の「弱み」を「強み」に変える
名前の音と誕生日数(霊数)により、入る「門」を導き出す。
各門は以下
●不寝見(ねずみ)乃門
テーマ:臆病な自分を捨てて、大胆に人生を切り開く。
●宇司(うし)乃門
テーマ:恵まれなさを嘆くのではなく、持っているものを宝に変える。
●十羅(とら)乃門
テーマ:他者の評価に左右されず、自分のやり方を見つける。
●羽査義(うさぎ)乃門
テーマ:自分探しをやめて、まず人を生かすことで、自分も生かされる道を見つける。
●蛇乃門
テーマ:劣等感に振り回されず、自分だけの輝きを見つける。
●午乃門
テーマ:他者を見下すのではなく、認めることで本物の品位を手に入れる。
●未乃門
テーマ:その他大勢に紛れない自立心を打ち立てる。
●申乃門
テーマ:退屈な日常を抜け出し、本当にやりたいことを見つける。
●酉乃門
テーマ:人を羨ましがるのではなく、生涯通用する価値あるものを手に入れる。
●鯉乃門
テーマ:地縁や血縁にこだわらず、社会全体に目をむける。
●戌乃門
テーマ:人とうまく関われない自分から抜け出し、安心できる場所を見つける・
●亥乃門
テーマ:型にはまろうとせず、創造的に生きる
エピローグ 呪いから解放され、幸運をつかむ
放送作家の仕事を突然辞めることになった30歳のジョンミン。しばらくアパートに閉じこもっていた彼女は、久しぶりに外に出た際、近所で偶然陶芸工房を見つける。突然現れたジョンミンを招き入れた工房の主・ジョヒは、そこで作られた器でコーヒーをふるまう。コーヒーの香り、土の匂い、植物が生い茂る建物、窓から降り注ぐ光、人懐こい猫……ジョンミンはそのすべてに心を奪われる。
ジョンミンは何日も誰とも口をきかずにアパートに閉じこもっていたが、ようやく顔を出した彼女は近所で偶然見つけた陶芸工房に引き寄せられる。謎めいた工房の先生に招き入れられ、粘土の匂い、植物が生い茂る窓から差し込む光、人懐っこい猫、そして生徒たちが飲む素晴らしいコーヒーが彼女の感覚を呼び覚まし、数ヶ月ぶりに生き生きとしたインスピレーションを感じる。
季節の移り変わりとともに、ジョンミンは徐々に自分自身を取り戻し、ろくろでそれぞれの過去を乗り越えていく工房の仲間たちとの新しいコミュニティーを築いていく。休日が近づき、アトリエの窓辺に雪が積もったとき、ジョンミンは自分がどれほど変わったかを実感する。手が忙しくなり、心が晴れ渡ることで、彼女は逃げていた記憶と向き合い、心を開く準備ができるのかもしれない。
腰椎の圧迫骨折で入院し、さらに胆のうがんが見つかった。手術を即断し、秘書・モナに付き添われて寂庵に無事帰還したのは92歳のとき。頭に去来したのはなぜか98歳で亡くなった宇野千代さんや、岡本太郎氏とその秘書、そしてこれまで因縁の生じた男たちのことだった。分けても、日本を代表する女性作家となった河野多恵子氏と大庭みな子氏、二人との強固な結びつきは「作家の業」を浮かび上がらせ、死に際の別離はタイトルにふさわしい「生と死の様」を考えさせる。95歳にして最後の長編小説が結実。
始めてのライブを観た時、小学生の新木友平は思った。「これと同じこと 俺にもできるんじゃないかって」そして月日は経ち、唯一無二の友と、ヘンテコな形のギターに出会った友平の、バンド人生が今、始まる!!
弓を引くときはひとりーー。
でも、私には仲間がいる。
ドラマ化&大ヒット!『書店ガール』の次は「弓道ガール」!
汗と涙と感動とーー全てがつまった胸アツ「弓道×青春」エンターテインメント!
弓道をはじめて一年。初段を取り、高校二年生になった矢口楓は、後輩の高坂賢人にのせられ、廃部になった弓道部を復活させることに。しかし、校内に弓道場もなければ、入部希望者もなかなか集まらない。意図せず部長になり不安にかられる楓に、次々と難題が降りかかる。弓道女子の奮闘を描く傑作青春小説!
まだら荘に上位吸血鬼が襲来ッ!「生きる災害」の圧倒的暴力を前に、開花ら即応六班の少女たちは成す術なく倒れていく…。吸血鬼を引き寄せる「ごちそう」体質に苦しむ少女・玲央は圧倒的窮地の中で、己の呪いを武器に変えて、絶対強者に捨て身で挑む!!そして、玲央は知る…。「まだら荘」の本当の目的を。倒すべき最強最悪の吸血鬼の名を。
痛快過激な少女たちの生存闘争、驚天動地の第2巻!!
サバンナのはるか先に見える高い塔は、この異世界の先住者たちの拠点なのか? 塔を目指して動き始めたカケルたちだったが、新たにパーティーに加わった謎の美少女イオを狙って、白ローブの男たちが追ってくる!! 女の子たちとのらくらくなサバイバル生活を守りつつ、カケルはこの世界の秘密を解き明かす!!
学生時代突然姿を消した、元恋人の飛鳥と再会した音。大切な家族の存在がありつつも、過去の恋の存在感に動揺する日々を送る。そんな時、飛鳥が姿を消した本当の理由を知ることになり…。ひとり抱えてきた彼の痛みに触れてしまったら、もう忘れたふりはできなくて──。
衝撃の結末に備えよ……華麗にして大胆な叙述トリックが生み出した「二度読みミステリ」の最高峰!
犯人は愛を語り、作家は真相を騙る……。
犯人は、永遠の愛を得たいと思ったーー東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラー。その名は、蒲生稔! くり返される凌辱の果ての惨殺。恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈にえぐり出す。そして、読者の心臓を鷲掴みにする、衝撃の結末……叙述トリックミステリの最高到達点!
殺戮にいたる病
参考文献
文庫新装版 あとがき
解説 笠井 潔
エディの元に送られてきた7発の薬きょう。それは竜介が持つ伝説のギター「ルシール」を捜す者が送ったものだった。そして明かされる、ルシールにまつわる壮絶な過去・・・・。コユキはアルバイトに精を出し、ついにテレキャスターを手に入れた。念願の自分だけのギターを手に、歌だけでなく作曲の方面でもその才能を開花させる。BECKはライブへの動員も増え、地道ながら確実に成長を続けていた。海外インディーレーベルから声がかかったCDも売り上げは好調。だがそれが原因で、ルシールを追う者にBECKの存在が知られてしまった。金のためなら殺人も厭わない男の手が、竜介に迫り!?
竜介との絶縁状態は続き、学校でも級友の兵藤からイジメを受けるようになってしまう。そんな散々な毎日の中で、コユキはギターを弾き続ける。まるで取りつかれたように‥‥。一方、竜介率いるBECKは平の加入で本格的に活動を開始。初めてのライブで、竜介の肩には弾痕のある不気味なギター“ルシール”が下がっていた。その強烈なサウンドは、ライブを見に来ていた栄二をも圧倒する。3年生に進級したコユキは、ようやく竜介とのわだかまりも解け、BECKの練習に参加するようになる。コユキに可能性を見出した竜介は、彼を新たなメンバーに加えようとしていた。
「意識」は「コピー」できるか?
人工知能に「意識」は生まれるか?
茂木健一郎が、自身のメインテーマである「意識」と「クオリア」について、
16年の沈黙を破って書き下ろした、新たな代表作にして問題作!
人工知能の研究の進展が目覚ましい。
だが、人間は、なぜ人工知能を生み出すのだろうか?
その根底にあるのは、自分の「似姿」をつくろうとする本能である気がしてならない。
人間は、その知性を通して、「万物の霊長」たる地位を確立してきた。
そのような人間の知性の一つの究極の応用として、人工知能の研究、開発がある。人工知能の研究には、もちろん、実用的な意義も大きいが、それに加えて人間が自分自身の成り立ちを理解するという意義もある。
人工知能は、私たちの「鏡」なのだ。
その「鏡」の中には、果たして、「クオリア」に満ちた私たちの「意識」もまた、映っているのだろうか?
人工知能をつくることは、「人工意識」を生み出すことにつながっていくのだろうか。
<本文より>
☆本書で考察するテーマの一部
〇眠る前の「私」と、目覚めた後の「私」はなぜ同じなのか?
〇私たちは、「ホモサピエンス」(知性を持つ人間)である以上に「ホモコンシャス」(意識を持つ人間)である。
〇物質に過ぎない脳から、「意識」や「クオリア」が生まれてくる不思議。
〇「意識」は「コピー」できるか?
〇「人工意識」をつくることは可能か?
〇人工知能が生成した文章は、「どこにもたどり着かない」?
〇統計的アプローチでは、「意識の謎」の解明はできない。
〇人工知能をめぐる議論に、ときに驚くほど終末感が漂うのはどうしてなのか?
〇記憶を「外套」だとすると、脳は、その外套を引っ掛けておくための壁に打たれた「釘」に過ぎないという考え方。
〇「私」という「意識」は、この宇宙の全歴史の中で一回だけのものであり、一度死んでしまえば二度と戻らないという「セントラルドグマ」は正しいのか?
惨敗したW杯から三年。苦戦する日本代表を立て直すため、新たな監督探しを託された望月は、かつてマスコミのリークで契約に失敗した過去を持つ。サッカー協会、記者、代理人、選手ーー複雑な思惑が渦巻くなか、タフな交渉を続ける望月だが、妨害の裏には驚くべき黒幕がいた。迫真のスポーツサスペンス! 「W杯の勝敗の裏に、これだけの熾烈な闘いがある。そのドラマにすっかり魅せられた」--セルジオ越後<サッカー解説者>
「人間の真実に迫る、野心的な作品。登場人物のモデルが誰なのかを想像して読む楽しみも格別!」(神奈川県・40代・男性)
「主人公を妨害しているのは誰か?誰が監督になるのか?二つの謎がどう解決するか、時間を忘れてミステリーにのめり込んだ」(埼玉県・40代・女性)
「手に汗握り読み進めた。ワールドカップを見る視線が、これまでとまったく変わりそう」(兵庫県・30代・女性)
「疾走感にあふれた代表監督選考の過程。どのようなゴールを迎えるのか、最後まで一気に読んだ」(埼玉県・20代・男性)
「スポーツ界の光と影。権力争いの影を描く著者の筆力がすごい!」(広島県・30代・男性)
「苦しいときこそがんばれ」という愚直な言葉に感動。スポーツ選手の夢が叶わなかった自分には「座右の書」となった。(神奈川県・50代・男性)
「最後には真っ青な空が見えました!サッカーに疎くても十分楽しいし、むしろファンになります」
(兵庫県・20代・女性)
「サッカーを知り尽くした著者の感性が、あちこちに宿る素晴らしい作品」(奈良県・60代・男性)
12月29日に30歳の誕生日を迎える秋篠宮家次女の佳子さま。
彼女のこれまでのあゆみを、秘蔵写真とともに振り返る。
オフィスカジュアルでの通勤姿、大学入学後の合宿で見せたご様子など、
貴重な独自写真をオールカラーで一挙に公開。
目次
・日本中を魅了した「大学生時代」秘蔵写真
・ICUのキャンパスで発見・「モテカワ私服」姿
・3度の海外訪問で見せた「麗しい姿」
・一般参賀、拝礼式ほか フォーマルな場で見せたベストショット
・梅雨空を吹き飛ばす「今どきOL姿」を発見
・「佳子さまファッション」の華々しき変遷
・紀子さまと見せた「母子ふたり」貴重な姿
・愛子さまと佳子さまが切り開く「令和の皇室」
ロングセラー『水中の哲学者たち』で話題沸騰!
対話する哲学者・永井玲衣、待望の最新刊!
見ることは、わたしを当事者にする。
共に生きるひとにする。
世界をもっと「よく」見ること。その中に入り込んで、てのひらいっぱいに受け取ること。
この世界と向き合うための哲学エッセイ。
わたしはどうやら、時間が流れていくにしたがって、
何かが消えるとか、失われるとか、忘れられるということがおそろしいらしい。
ここに書かれたもの。その何倍もある、書かれなかったもの。
でも決してなくならないものーー。
生の断片、世界の欠片は、きかれることを待っている。じっとして、掘り出されることを待っている。
ある町の小さな動物病院を舞台に、動物と人との暖かな触れ合いを描いた漫画。
この「春山動物病院」では、“院長”と呼ばれて振り向くのは10年前にやってきた猫のハルちゃんと獣医の春山先生。ここを訪れるのは、病気になった動物、ケガをした動物、予防接種に訪れる動物、捨てられた動物たち。さまざまな動物たちと飼い主、「2人(?)の院長」とそこで働くスタッフが織りなす愛と笑いのドラマ。
絶版となった単行本『しっぽのお医者さん』(朝日新聞出版刊)の中から5ページ作品25編を抜粋、さらに本刊行のために新たに描き下ろした15ページの作品2編を加えたファン待望の新版。
本格推理(ミステリ)+活劇小説(アクション)の最高峰!
ーー日下三蔵氏(ミステリ・SF評論家)、絶賛!
読み始めたらやめられない、これぞ「活字のジェットコースター」
天才科学者・桔梗信輔が発明した奇抜な殺人方法を闇に葬れ! 息子の信治は父の死後、出羽の山中から東京へと向かった。目指すは父から技術を伝授された十人を超える殺し屋たちの抹殺。奇想天外な武器を操る者たちに、悪事に無縁の青年はどう立ち向かうのか? 国産アクション小説の金字塔、ついに復刊!
【日下三蔵氏によるミニ解説】
岡本喜八監督が惚れ込んで「殺人狂時代」(1967年)として映画化したことでも知られる国産アクション小説の金字塔、久しぶりの復刊です。翻訳ミステリの編集者として007シリーズの原作小説を日本に初めて紹介した都筑道夫は、その本質を「大人の紙芝居」と表現しました。日本を舞台にその面白さを再現することをねらって書かれたこの作品には、攻撃と反撃(アタック&カウンターアタック)のアイデアが惜しげもなく投入されていて、まるで読み始めたらやめられない「活字のジェットコースター」のようです。謎解きの面白さと冒険活劇の面白さを一冊で堪能できる贅沢な大人のためのエンターテインメントを、ぜひ手にとって見てください。
序章
第一章 喪服の女王
第二章 雨でなくても傘をさせ
第三章 マッチ一本怪死のもと
第四章 松葉杖も赤は危険
第五章 人殺しのお時間です
第六章 手袋をぬぐ女
第七章 ブルー・クリスマス
第八章 死にましておめでとう
第九章 上をむいて殺そう
第十章 ぐっと古風に狐つかい
第十一章 犯罪博物館へどうぞ
第十二章 塩まいておくれ
第十三章 終列車はまだ出ない
解説 岡本喜八