カラヤンのこの曲の初録音盤である。経験豊かな充実した独唱陣を揃え、オーケストラにはBPOを配し、満を持して録音しただけあって、彫りの深いカラヤン会心の演奏となっている。粒揃いの独唱陣の中では、とくにバルツァのドンナ・エルヴィラが印象に残る。
ジャパン・プログレの第一人者、ケンソーが85年に発表したメジャー・デビュー作。ビジュアル性に富んだスケール感、卓抜した演奏力は流石。古楽からジャズ・フュージョンまでを自在に往き来する柔軟な音楽性、豪快なインプロヴィゼーションが快感。