「御前」と呼ばれる使い古された“筆”が、ある文字書きとの半生を語る「ぞっこん」(朝井まかて)、急死した父の口入屋を継いだ男が、歳を取らない者たちの存在に気付く「蜆塚」(宮部みゆき)、半年前に亡くなった夫が白猫になって妻のもとに戻ってきた真相が判明する「風来屋の猫」(小松エメル)など、もの悲しくも背筋が凍る短編時代小説六作を収録。いま大人気の女性時代作家による豪華アンソロジー。
松吉の義姉、お律が「おけら長屋」にやってきた。二十両を奪われたという若者を助けたお律は、虎の子の大金を貸してしまうが…「まつあね」。長屋の住人が娘のように思っているお糸の出産がいよいよ近づき、みな落ち着かない。辰次や金太らは安産祈願として、大吉のおみくじをお糸に贈ろうとするが、思いがけないことが起こり…「おみくじ」など、傑作四篇を収録。文庫書き下ろし。笑いと涙の大人気時代小説シリーズ!
「拘る」とは「自分はこれだと決め込む」「一度決めたことに固執する」という意味である。趣味、健康、社会のしがらみ、生き甲斐など、人間は生きているとさまざまなものに拘りたがる。否、拘らないと生きていけないと思い込んでいる。しかし、拘ることは生を不自由にし、新しい発想を妨げる要因になる。座右の銘を「なにものにも拘らない」と決めてから20年以上経つ人気小説家・工学博士の珠玉の名作、待望の文庫化!
英会話が大の苦手なのに、孫正義氏の秘書に任命された元ソフトバンク社長室長。英語の会議で固まる自分に注がれた孫社長の視線…クビ回避のため自分に設けた期間は1年間。本書では、そんな中で編み出した究極の勉強法を完全公開。「仕事で必要な英語だけ勉強する」「教材は一つに絞る」などの学習戦略に加え、やる気維持、教材・スクール選びのコツも紹介します。ベストセラー、待望の文庫化。
「具体⇔抽象」とは、抽象化と具体化という形で具体と抽象を行き来する思考法のこと。斬新な発想ができるようになるだけでなく、無用な軋轢やコミュニケーションギャップの解消にも役立つ。そこで本書では、「抽象化と具体化の基本動作」から「仕事・日常生活における実践・応用の仕方」まで解説するとともに、トレーニング問題も多数用意。問題を解くうちに「具体⇔抽象」の思考回路が身につき、「自分の頭で考える力」が飛躍的にアップする一冊!
幼なじみ、新しくできた友だち、異性の友だち、人間じゃない友だち…いろいろな友だちの形をたっぷり収録。ラストは「まさか!」のエンディング!シリーズ第13弾。3分間ショートストーリー×25話!
雛祭り、ホワイトデー、エイプリルフール、始業式…春ならではのお話を収録。ラストは「まさか!」のエンディング!シリーズ第12弾。3分間ショートストーリー×25話!
ベストセラー『漢文ヤマのヤマ』(学研)の著者が、知識ゼロから漢文を読む方法を公開します。
AI時代に生かせる、本が持つ奇跡的な効果とは?本には、未来を創造する才能同士の出会いを、連鎖的にもたらす効果がある。噛み応えがあり知的栄養価が高い情報を得ることで、未来を切り拓くための判断力、知的筋力が鍛えられるのだ。では仕事に追われ、大量の情報の中で生きる私たちは、どのように本を読めばいいのか。本書はその答えを提示する一冊。
仕事に就かず、外出もせず、時に何年も自分の部屋に閉じこもったまま過ごす「ひきこもり」の数は、年齢を問わず全国で増加している。精神科医として現場で「ひきこもり」の治療に携わってきた著者は、いわゆる正論やお説教では決してこの問題を解決することはできない、という。「ひきこもり」を単なる「個人の病理」でなく、個人・家族・社会という3つのシステムの関わりの障害による「システムの病理」とする捉え方から、正しい知識と対処の仕方を解説。ロングセラー『社会的ひきこもり 終わらない思春期』に最新情報を加筆・修正した待望の復刊。
数多くのビジネスパーソンのなかで、フォロワーシップをしっかりと発揮できている人は、ごくわずか。だからこそ、そのわずかな人が「上司からの信頼を勝ち得て、チャンスが集中する」という法則が世の中にはある。理想のキャリアを手に入れるために不可欠となる、フォロワーシップの高め方と具体的な実践手法を紹介。
読みやすい文章は、骨付きカルビのバランスで。資料を全力で用意して、全然使わない心がけ。凍りつく沈黙の気まずさは、3つの作戦で解凍しよう。相手が「答える意義」を感じる質問を考えよう。多言語でインプットしてこそ、思い込みに気づける…成果が一気に変わる究極のアウトプット術。
子供のころから漠然と「ドラえもんをつくりたい」と夢見ていた著者。小学生のころからロボットをつくり始めて大学在学中から本格的に研究を行い、「みんなとドラえもんをつくる」ことを決意する。単なるロボットとしてではなく、人とのかかわりや人間がもつ感情や心に注目。「人間」を徹底的に研究し、現在は最新のAIやHAIをもとに、本気でミニドラづくりに取り組む。各分野のエキスパートや仲間の力を借りて、誰にも相手にされなかった夢を一歩ずつ現実に近づけていく。新進気鋭の研究者が語る人とロボットの未来論。
「哲学界のロックスター」と称され、世界中から注目を集めているドイツの哲学者、マルクス・ガブリエル。彼が提唱する「新しい実在論」は、何が真実なのか分からなくなった「ポスト・トゥルース」の時代において、「真実だけが存在する」ことを示す、画期的な論考とされる。本書は、気鋭の哲学者が日本の読者のために語り下ろした、スリリングな対話と提言を収録。今世界に起こりつつある「5つの危機」を取り上げ、「新しい実在論は世界をどう見ているのか」を様々な観点から描き出す。哲学的視点から世界の現在と未来を見通す、知的興奮に溢れる1冊。
鉄道マニアの公務員、小日向はある日、趣味が高じて、廃駅となっている地下鉄銀座線萬世橋駅へと潜り込む。そこで思いがけず出会ったのは、地下空間で暮らす謎の集団。身柄を拘束された小日向に、彼らは政府の「ある事情」により、地下で生活していると明かす。その地下空間で起こる殺人事件。彼らを互いにマークする捜査一課と公安の対立も絡み、小日向は事件に巻き込まれていく。
「鯖猫長屋」の家主で饅頭屋を営むお智の様子がおかしいと聞いた画描きの拾楽は、頼りになる猫サバを連れて店に出向く。ところが、現れた不気味な白い鴉を見たサバは逃げ出してしまう。一方、「二キのご隠居」の世話をしている太市が、お智の店に行ったまま行方不明になっていることが判明し…。太市は事件に巻き込まれたのか、それともー。人気の「大江戸謎解き人情ばなし」第八弾。文庫書き下ろし。
「ついカッとなって暴言を吐いてしまった」「些細な事ですぐ落ち込んでしまう」…。人の感情はときにやっかいなもの。そんな難しい感情をコントロールするための「技術」があると著者は説きます。本書は、「白黒ではなく、薄いグレーか濃いグレーかと考える」など、感情と上手に付き合う方法から、いつも機嫌がいい人の思考法までわかりやすく解説します。40万部超のベストセラー待望の文庫化!
卑弥呼の時代、瀬戸内海は航路が未発達であったため通ることができず、交易は主に日本海側で行われたと考えられる、と著者はいう。当時の航海技術や地形に基づき、海人になって丹後半島の遺跡に身を置けば、鉄とヒスイで繁栄する「王国」の姿が見えてくる…。
一流の人は、お坊さんの本を読んでいるー。本書では、皇室をはじめ、VIP特別機の搭乗回数が過去最多の伝説のCAが、一流の人の気配り、身だしなみ、思考法などに垣間見えた小さな習慣を紹介。「相手の期待値のちょっと上を目指す」など、誰でも簡単にできるのに、「さすが違う!」と思わせる習慣の数々を、こっそりお教えします。
クロスポイントを刺激して全身の筋肉をつなげていく最新トレーニング!手・わき・体幹・下肢を連鎖させるための肩甲骨ワーク全41。刺激する→つなげる→確認する。3ステッププログラム。