40歳、独身、フリーライター。「喪失の世代(ロスジェネ)」と言われるけれど、どんな世代もそれぞれの喪失(ロス)を抱えて生きている。再び妻と暮らしたい73歳。突然やくざライターに転身した同級生40歳。普通に憧れる漫画家30歳。仙人志望の15歳。目を背けてきた喪失(ロス)と向き合い僕がみつけた「希望」は。文庫化に際し『ロス男』改題。
幸福って、なんだ?
幸せとか、愛とか、希望とか。
大切なことはどうして曖昧なものばかりなんだ。
答えろ、誰か。
本当の人生を起動したい。
希望を抱かぬ者は、失望することもない --バーナード・ショー
若い時、人生はカネだと思った。いま歳を取って、それが真実だと知った --オスカー・ワイルド
若い時、人生はカネだと思った。歳を取って、なにがなんだか分からなくなった --カンちゃん
「イチかバチか・・BECK最大の試練!」 伝説となったグレイトフル・サウンドのライブを最後に、メンバーの心はバラバラ、BECKは解散状態に。だが、コユキは千葉と平を説得。サクも戻って、ここに新生BECK始動! そんな彼らに、全米ツアーへの誘いが。果たして、竜介のいないBECKのライブは音楽の本場・アメリカの観客の心に届くのか!?
受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。授業は週に2回。火曜に数学、金曜に英語。私を苛立たせる母と思春期の女の子を逆上させる要素を少しだけ持つ父。その家の中で私と先生は何かを共有し、この部屋だけの特別な空気を閉じ込めたはずだった。「--ねえ、ゲームしようよ」。表題作他2編。(講談社文庫)
いままでにない、小説、そして作家。戦慄のデビュー作。
「母が同い年のクラスメイトだったら、きっといじめてるな」
受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。授業は週に2回。火曜に数学、金曜に英語。私を苛立たせる母と思春期の女の子を逆上させる要素を少しだけ持つ父。その家の中で私と先生は何かを共有し、この部屋だけの特別な空気を閉じ込めたはずだった。「--ねえ、ゲームしようよ」。表題作他2編。
授 乳
コイビト
御伽の部屋
未羽は隣の家の年上幼なじみ・蘭くんが好き。一方、蘭くんの弟・恋(れん)は、チャラくて女遊びも激しくて恋愛対象外! のはずだったけど、
未羽が辛い時に助けに来てくれたり、勘違いするようなセリフを言ってきたり、最近心をかき乱してくるのはなんで!?
でも、そんな恋の本性は、未羽を手に入れるためだったら何でも利用してしまう“闇深すぎる”性格で…!? 愛がいびつな闇パリピ男子との幼なじみラブ!
オチがすごい! いくつもの書店で週間ランキング1位に輝いた話題の小説!異様な世界観。複数の伏線。先の読めない展開。想像を超えた結末と、それに続く恐怖。もしこれらが好物でしたら、これはあなたのための物語です。待ち受ける「意外な真相」に、心の準備をお願いします。各話読み味は異なりますが、決して最後まで気を抜かずにーー。では始めましょう。朝井版「世にも奇妙な物語」。
オチがすごい・・・!
いくつもの書店で週間ランキング1位に輝いている話題作★
異様な世界観。
複数の伏線。
先の読めない展開。
想像を超えた結末と、それに続く恐怖。
もしこれらが好物でしたら、これはあなたのための物語です。
待ち受ける「意外な真相」に、心の準備をお願いします。
各話読み味は異なりますが、決して最後まで気を抜かずにーー。
では始めましょう。朝井版「世にも奇妙な物語」。
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【ミステリ書評家・村上貴史氏】
世界の異様さ、息苦しさで読む者の心をとらえ、先の読めない展開でページをめくらせ、
その展開について終盤で「なるほど」と納得させる。
実に鮮やかで巧妙な読者コントロールだ。そしてそれだけでは終わらない。
最後にもうひと味。いやはや、恐れ入った。やるせない衝撃に圧倒される。
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読売新聞、ダ・ヴィンチ3月号に書評が掲載されました!
楚王の死去を知った伍子胥は呉王・僚を討つ。公子光は呉王闔廬となり、その子・終累は太子となった。子胥は闔廬の命で呉の外交を任されている季子のもとを訪れる。季子は「斉に対して呉は事を構えずと伝えるべし」と述べ、子胥がその使者となった。斉に入った子胥は、その足で孫武と、孫武のもとに預けた褒小羊を迎えにいく。孫武の献策により、次々と敵を懐柔していく闔廬。いよいよ、子胥の悲願でもある楚との決戦が迫ってきた!
楚王の死去を知った伍子胥は呉王・僚を討つ。公子光は呉王闔廬となり、その子・終累は太子となった。子胥は闔廬に後年『孫子』で名を馳せる孫武を推挙する一方、闔廬の命で呉の外交を任されている季子のもとを訪れる。季子は「斉に対して呉は敵対する意志がないことを伝えるべし」と述べ、子胥がその使者となった。斉に入った子胥は、その足で孫武と、孫武のもとに預けた褒小羊を迎えにいく。孫武の献策により、次々と敵を懐柔していく闔廬。いよいよ、子胥の悲願でもある楚との決戦が迫ってきた! 決戦前夜、伍子胥篇第五弾!
右ゆうの帰郷
子胥の外交
孫子の兵法
春景色
女兵
季子の死
嶽半
鍾吾と徐
孫武の奇知
神出鬼没策戦
呉軍と越軍
豫章の戦い
氾=エウロペ連合軍の侵攻は半年後の春と予想されていた。だが敵の動きは予想よりも早く、戦闘訓練は駆け足で行われることに。そんな中で、佐竹宗八が「抗時間加速薬」による幻視で操縦者候補から脱落し、代わり鳥居国芳が加わった。さらに、逆島断雄が見た未来の幻視が現実となり、菱川浄児が訓練中に行方不明になってしまう。その穴を埋めたのは五王龍起だった。正操縦者・断雄を中心に新たに編成されたトップチーム7人で決戦兵器「須佐乃男」を操り、九州博多湾でついに敵上陸部隊の大軍を迎え撃つことになった。断雄たちは日乃元皇国を守れるか、それとも植民地にさせるのか!
悩み「何をやろうとしても、なかなか続けられません」=答え「これが好きだと決めたら、誰が何と言ってもそこを離れないこと。そうすれば、ちょっと時間がかかっても成功します」/悩み「他人と自分を比べて、ひどい劣等感に襲われてしまいます」=答え「自分のいいところを伸ばしてください。容貌が気に入らないなら、整形したっていい。とにかく自分のいいところを見つけて、自信を持つこと」──人間関係、コンプレックス、恋愛、家族、将来のことなど、若い世代のリアルな悩みに97歳の寂聴さんが答えます。人生の大先輩の直言が胸にストンと落ちる、幸福に生きるためのアドバイス。
あす吹く風は、どこからどこへ。黒田官兵衛、ジョアン、細川ガラシャ、織田秀信ーー伴天連追放令下、「かなわぬ夢」と「かなえてはならない夢」のはざまで生きた人々の思い。『風渡る』に続く葉室麟の「官兵衛」。(講談社文庫)
あす吹く風は、どこからどこへ。黒田官兵衛、ジョアン、細川ガラシャ、織田秀信ーー
伴天連追放令下、「かなわぬ夢」と「かなえてはならない夢」のはざまで生きた人々の思い。
キリシタン受難の時代を、気鋭がダイナミックに描く。
秀吉の懐刀・黒田官兵衛、キリスト教の教義を官兵衛に教えた日本人修道士・ジョアン、キリシタンの象徴的存在・細川ガラシャと、その侍女いと、キリシタンの天下人と望まれた岐阜中納言織田秀信らは、次々と追放や殉教という運命に翻弄されていった。伴天連追放令下、キリシタンが次第に生きにくくなる時代を描く。
太閤謀殺
謀攻関ヶ原
秘謀
背教者
伽羅奢──いと女覚え書──
東京、四谷の雑居ビルの放火事件で若いガードマンが焼死する。不審な死に警察の捜査が始まった。若者の日常生活に、かすかに存在した女の影……。女の行方を追ううちに次は赤坂で放火が。そして現場に“東京”と謎の文字が書かれた張り紙が! 索漠たる都市の内奥と現代人の心を見据えて本格推理の天才が描く、印象深い長編ミステリー。
TRPGクリエイター・まだら牛、推薦!
人類はまだこの地球(せかい)の本当の姿を知らない。
クトゥルー神話の最重要原典にして、ラヴクラフト文学の最高峰。
怪奇小説作家H・P・ラヴクラフトが創始し、人類史以前より地球へと飛来した邪神たちが齎す根源的な恐怖を描いた架空の神話大系〈クトゥルー神話〉。
その新訳コレクション第6集となる本書では、怪死を遂げた貴族の奇妙な来歴を辿る「故アーサー・ジャーミンとその家系にまつわる事実」、ミスカトニック大学の探検隊が人跡未踏の南極大陸に隠された忌まわしき地球の歴史と遭遇する大冒険譚ーークトゥルー神話において屈指の知名度を誇る表題作「狂気の山脈にて」、 “悪魔の蠅”を凶器とする殺人を企んだ医学博士の恐るべき顛末が明かされる「翅のある死」、イィスの“大いなる種族”の精神交換による地球侵略の一端が暴かれる「時間(とき)を超えてきた影」など、15篇+αを収録。
人跡未踏の人外魔境から、秘められた宇宙史が放たれるーー!
〔収録作品〕
・洞窟のけだもの The Beast in the Cave
・眠りの壁の彼方 Beyond the Wall of Sleep
・フアン・ロメロの変容 The Transition of Juan Romero
・故アーサー・ジャーミンとその家系にまつわる事実 Facts concerning the Late Arthur Jermyn and His Family
・潜み棲む恐怖 The Lurking Fear
・前哨地 The Outpost
・狂気の山脈にて At the Mountains of Madness
・翅のある死 Winged Death
・封函 The Sealed Casket
・イィスの夢 Dreams of Yith
・丘の木 The Tree on the Hill
・シャーロットの宝石 The Jewels of Charlotte
・時間(とき)を超えてきた影 The Shadow Out of Time
・彼方よりの挑戦 The Challenge from Beyond
(C・L・ムーア、A・メリット、HPL、ロバート・E・ハワード、F・B・ロング)
・覚書 Notes
・[付録]陰気な山脈にて あるいは、ラヴクラフトからリーコックへ At the Mountains of Murkiness or, From Lovecraft to Leacock
(アーサー・C・クラーク)
桐野と出会い、復讐を止めた元人気アイドル・藤原光。
彼女が新たに選んだ道は、極楽協会の調査員だった。
任務のために潜入した名門女子校で、桐野と共に
秘密の花園の歪な「真実」を暴く!
虎使いとなるため、師とともに人里離れた森の中の寄宿舎で修行を続ける女性達の深遠なる精神の触れ合いを描いた作品。表題作ほか、「盗み読み」「胞子」「裸足の拝観者」「光とゼラチンのライプチッヒ」を収録。
虎使いとなるため、師とともに人里離れた森の中の寄宿舎で修行を続ける女性達の深遠なる精神の触れ合いを描いた作品。他短篇4作収録。
●飛魂
●盗み読み
●胞子
●裸足の拝観者
●光とゼラチンのライプチッヒ
飛魂
盗み読み
胞子
裸足の拝観者
光とゼラチンのライプチッヒ
著者から読者へ
月刊少年マガジン50周年を記念した新装版が全17巻で配信決定!
※内容はコミックス発売当時と同様です。
※新装版1巻あたり通常版2巻分が収録されています。
「危険を冒してでも前に出ないと、BECKは終わってしまう!!」 レオン・サイクスが血眼で探す、“エディ・リーの未発表曲”。それは世界で唯一、コユキの頭の中にだけ刻まれている。この“特別な曲”が、蘭の力で閉ざされたアヴァロン・フェス出演への突破口となる!?
「一刻も早く、おれたちのニューアルバムをつくろう!」 全米ツアーから帰国したコユキ達は気力充実、新たなアルバムを制作するべく動き出す。だが、どのレコード会社からも相手にされず、引き受けてくれたのは超零細インディー・レーベルだけ。さらに、レコーディングにはとにかくお金がかかる。必死の思いで工面するが、そこにも思わぬ落とし穴が・・。踏んだり蹴ったりの彼らに、光は射すのか!?
ゴルフは人間の「善」と「悪」を暴く。
芝生の上の人間劇八話。
ここに描かれているのはあなたかもしれないーー。
・スーパーマーケット企業の社長・榊原は昔から勝利への執念が強く、勝つためならグリーン上での不正も当たり前かのように犯す。秘書室長・望月は榊原を諫める役割を任じられるが、実は榊原は高校時代の同級生で距離感の取り方が難しい。望月は榊原の悪癖を咎められるのか…?(第一話 榊原社長のパット)
・テレビ局会長には二つの悩みがある。一つ目は頻繁に社長交代して後継者の芽を摘んでしまうこと。もう一つの悩みはゴルフで「卵を産んで」しまうこと。OBを誤魔化すために別のボールでプレーを再開してしまうのだ…(第二話 篠田会長のOB)
・部長のいやがらせに耐えかねた修一は部署のゴルフコンペで一矢報いる復讐を計画。その秘策とは?(第三話 肥料部桂木のシャンク)
豊富な社会経験を活かしてビジネスマンの群像を活写し続けてきた著者による、ゴルフを通して人間の本性を露わにする短編集。職場での人間関係やプレッシャー、組織の価値観と自分の信念の乖離、招かれざる理不尽、そんな束縛や重圧を抱えながら日々を乗り越えているすべての人々に、ゴルフを通して「ヒント」と「エール」を届ける。
笑いあり、涙あり、学びありの現代人必読の一冊。
東京・東中野の小さな名店「名登利寿司」女将によるほっこり寿司エッセイ<文庫書下ろし>。故橋本龍太郎が総理在任中に本シリーズを読み、愛読者カードを送り訪れたり、各界著名人に愛されている名店。東京オリンピックまで頑張ると言っていた店の大将が亡くなり、現在は息子さんが二代目として変わらず繁盛している。今も店先に立つ現役女将による最新エッセイは、亡くなった大将のこと、寿司屋の悲喜こもごもを哀しく切なくもほっこりと綴り、まるで心が元気になる読むクスリのよう。
ヤクザ組織に殺し屋として育てられ、人の愛を知らずに育った少女、ねずみちゃん。何も知らない普通の青年、あお君。二人は恋に落ち、幸せな同棲生活を送り始めるが、組織はそれを許すはずもなく、あお君を誘拐し、抹殺しようとする。愛するあお君を救うため、ねずみは命をかけた「ある交換条件」を突きつけるーー。あまりに残酷で、あまりに切ない、初恋の物語。
「自由に倦んだ」時代に問う、渾身の論考! 自己責任や援助交際、殺人を巡る議論など、自由にまつわる問題に様々な角度から切り込み、現代社会・思想が陥っている「自由のジレンマ」を乗り越える方法を探る。(講談社現代新書)
「自由に倦んだ」時代に問う、渾身の論考! 自己責任や援助交際、殺人を巡る議論など、自由にまつわる問題に様々な角度から切り込み、現代社会・思想が陥っている「自由のジレンマ」を乗り越える方法を探る。
第1章 ディレンマに陥る「自由」
第2章 「なぜ人を殺してはならないのか」という問い
第3章 ケンブリッジ・サークルと現代の「自由」
第4章 援助交際と現代リベラリズム
第5章 リベラリズムの語られない前提
第6章 「自由」と「義」