明治維新の五年前、四国の宇和島に生まれた油屋熊八は、大阪で経済記者をするかたわら株で大儲けし、一時は「油屋将軍」と呼ばれるほどだった。だが日清日露の戦争後に読みを誤り、財産を失う。妻のユキの助けもあり、熊八は再起を懸けてアメリカへ行くも、思うような成果は得られなかった。しかし、四十八歳で大分県別府で宿屋を始めたときから、熊八の第二の人生は始まった。これまで日本になかったような温泉観光地をー地元の反対、資金不足など、様々な困難に遭うも、仲間や妻とともに別府を日本一の温泉地へと導くまでの奮闘を描いた感動の長編小説。
「え、こんなに簡単でいいの?」クックパッドの歴代人気レシピを見てきたからわかる、野菜のおいしさを最大限に引き出すサラダ作りの魔法。毎日食べたくなる62品収録!
親友の大事なものをもらう代わりに「なんでもあげる」と約束したら…?「だれにも話しちゃいけない」という怪談話を聞いた主人公に訪れた悲劇とは?「約束」がテーマのショートショートを20話収録!3分で読めるショートストーリーだから、朝読にもぴったり!
38歳で大阪府知事、42歳で大阪市長に就任し、4万8000人の組織を動かしてきた著者。今の日本のリーダーに足りないのは「正解がわからない問題に対しても、組織やチームが納得できる結論を導く決断力だ」と著者は断言し、そのためには、意思決定に至るまでのプロセスをフェアに辿る「決断の仕組み」が必要不可欠だと語る。本書では、先の見えない混迷の時代にリーダーが知っておくべき橋下流・意思決定術を大公開。大阪府の財政再建や都構想住民投票実施などを成し遂げた「決断のノウハウ」を解説する。日々、決断に悩むすべてのビジネスパーソン、必読の1冊。
信用残高の着実な高め方とは?キーマンとの人間関係の作り方。うなくいく人は「これ」しかやらない!
事業の柱を1つにしないことが危機を救う!大きな資金を必要とせず、すぐに始められる。中小企業こそ強みが出せる画期的な経営手法。変わらない企業は生き残れない。
ロマンあふれる数学のはなしが満載!ページをめくる手がとまらなくなる数学エンターテインメント!
ある消防士が出動すると、勝手に火が消えてしまう。その意外な理由とは?(「天狗さまのもとに」)、銃で撃たれた女子高生が、死の淵で恋をした男の正体は…(「死神に恋」)、夢遊病に悩む漫画家は、コインランドリーで美しい女性と出会うが(「眠れぬ夜の神様」)。現代社会に溶け込むように存在している神々と、人間達とのちょっと不思議なふれあいを描いた、切なくも心温まる連作短篇シリーズ第二弾。文庫オリジナル。
拝み屋の少年、日道が何者かに襲われた。日頃から日道を気にかけていた岡っ引きの茂七は下手人を探そうとするが…「遺恨の桜」(宮部みゆき)、元旦に垢抜けない少女が国見屋に迎えられた。主人夫婦は賓客として遇するが、息子の央介は彼女の目を見て怯える。じつは少女は、相手の罪を映し出す力の持ち主だった…「睦月童」(西條奈加)他、書き下ろし含む五編を収録。江戸のふしぎな物語を集めた短編集。
鎌倉幕府草創期から、二代将軍源頼家の時代に始まった宿老ら十三人による合議制を経て、三代将軍実朝の暗殺までー。流されるように生きてきた北条義時が人生を賭けた大勝負に出る「水草の言い条」(谷津矢車)、“讒訴の奸物”となった梶原景時の生き様を描く「讒訴の忠」(吉川永青)、権謀術数うずまく幕府において、畠山重忠が坂東武者の誇りを見せる「重忠なり」(矢野隆)など、実力派作家七人によるアンソロジー。
江戸は本所の「おけら長屋」には、ひと癖もふた癖もある店子が揃って騒動の連続だ。廻船問屋を切り盛りする若く美しい女将に気に入られ、鉄斎が婿入りするという噂が流れるが…「はんぶん」。久蔵とお梅の子、亀吉が、寒天長屋の子供に怪我をさせたという。目撃者がおらず、それぞれの長屋の住人を巻き込んだ争いに発展し、ついにはお白州に呼び出され…「みなのこ」など、笑いと感動の四編を収録。文庫書き下ろし。
夜の町ではぐれた二人の少女は、お互いを探し、夜闇を彷徨う。日本一ソフトウェアの大人気夜道探索アクションゲーム『夜廻』の第2弾『深夜廻』公式ノベライズ、待望の文庫化!
これまで、縄文の文化は渡来人の文化によって一掃されたと考えられてきたが、大きな誤りだった。縄文人の暮らしは決して原始的ではなかったのだ。現代日本に通じる信仰と習俗、生活がすでに縄文時代に完成されていたのである!
みんなと同じじゃなくていい。人気フォトグラファーが悩めるあなたに伝えたいこと。
望んだ願いをなんでも叶えてくれる神さまの恐ろしい正体とは!?「えんぴつの神様」VS「ケアレ・スミス」の戦いの行方は!?とてもよく当たる運勢占い、ぜったいに外れない衝撃の理由とは…。八百万の「神さま」にまつわるお話を20話収録!
「うちのひめがしりとりやまのドラゴンにさらわれてしまった!どうかおちからをかしてください!」しりとりのくにのおうさまはじしんまんまんにたちむかっていきましたが…。4〜5歳から。
吉田くんに「うたへた」と言われてから、みんなの前で、歌をうたうのがはずかしくなった。練習の時、声を出さずにうたっているふりをしていたら…。