致命的な失敗を未然に見つけ、生産性を高める組織改革の全てがここにある。
【豪華3大付録】
1 別冊24P絵本「やきゅうのずかん」牛窪良太
2 別冊32P絵本「おばけダンス」おむすびひろば/文 新井洋行/絵
3 とじこみ付録 ノラネコぐんだん ハロウィン折り紙セット
【巻頭大特集】
自分も相手も、大事にしたい。
せいのはなしは、いつするの?
●巻頭インタビュー・ヨシタケシンスケさん「大事なことは、はずかしいんです」
●「性教育」ってなんだろう? フクチマミ
●0歳からの性教育
●家族で性について話していますか? interview バービー、竹村武司
●子どもの権利を知っていますか?
●性と多様性の絵本
【第2特集】
簡単・おいしい・頭がよくなる
脳を育てる!ごはんとおやつ
【親子時間が楽しくなる記事がいっぱい】
◆ALL7500円以下で上級者! 上手に季節を乗り切る☆ 秋のプチプラ着回し30DAYS
◆折って、飾って楽しい! “コワかわ”モチーフを折ってみよう おりがみHALLOWEEN COCHAE
◆赤ちゃんからのケアで、一生モノの健康な歯に! 子どもの予防歯科
◆ロングインタビュー 滝口悠生
◆親子で楽しい! 自分に自信がつく! かけっこが速くなる!足トレ
◆天気に体がついていけないのは、気圧のせいだった! 季節の変わり目不調をやっつけろ!
◆あそんで、飾って、夢中になれる♪ アートな絵本の世界 interview 松田奈那子
【好評連載】
◆夢眠ねむの絵本作家に会いたい! Guest とよたかずひこ
◆食べたいときにすぐ作れる こどもおやつ 福田淳子
◆今井亮の毎日のりきりレシピ
◆ボーネルンドのきせつとあそぼ!
◆季節の絵本ノート
◆書店員さんおすすめ新刊絵本 ほか
日本という“共同体”そのものが揺らぎはじめた今
「コミュニティ」の存在が新たな潮流と融合する!
元ソニーの上席常務として、AIBOやCDの開発に携わってきた著者が、まったく新しい視点から日本全国の「コミュニティ」を巡ることで見えてきた、新しい社会構造への考察と提言。作家生活40周年を迎える金字塔的な作品。
(本文「むすび」より)
本書(改訂版)を出発点とする一連のシリーズ本は、「多様性」の大切さだけは守りますが、本来は神の領域である「次世代社会」への統一的なビジョンは一切出さない予定です。
もちろん、個々のコミュニティが、新しい社会実験に積極的にチャレンジしていただくことは大歓迎で、それが社会全体の「多様性」を支えることになりますが、そのどれが主流になっていくかということは、「人間の分際」でコントロールしようとしないで、自然の流れに任せます。
全体を眺める立場としては、「多様性」が損なわれないように注意すること、インディゴなどの進化した人類の居場所が確保されているか、それが人々によく知られているか気に掛けること、コミュニティ間での交流や自由な行き来が滞っていないか、そしてつまらない誹謗中傷が発生していないか注意すること、「社会的病理」の隠蔽がないように啓蒙すること、それぞれのコミュニティが「閉鎖的」「独善的」「排他的」に陥らないようにウオッチすること、などに留意し、あとは一切のコントロールを廃し、社会が自然に進化・発展することを神にゆだねる方針です。
まえがき
第1章 プロローグ
第2章 心の闇の力学
第3章 社会的病理と人類の意識の進化
第4章 「降りてゆく生き方」と「美しい物語」
第5章 老舗コミュニティのストーリー
第6章 意識レベル向上へのアプローチ
第7章 カウンターカルチャーの遺産
第8章 「集合的一般常識」と「社会に共通な認識様式」
第9章 コミュニティを深堀りするフォーラム
第10章 コミュニティ・ソースのダイナミズム
むすび
文献
LGBT、ジェンダー、移民、多文化共生、視覚障害者、貧困、生きづらさ、当事者研究、インターセクショナリティ、教育実践ーー様々な分野の多様性との対話を通して、それらが抱える問題点を批判的に検証し、差別構造の解消に向けた連帯と実践の可能性を探る。
現代の多様化した教育問題を考えるにあたり必要不可欠である、
「ジェンダー」や「ダイバーシティ」(多様性)の視点から編まれた、
いわゆる「教育原理」の学びを深めるテキスト。最新の教育状況を盛り込んだ第二版。
第1部(第1章から第5章)では、教育の思想および歴史について扱う。
前半2章では、教育とは何かについて考え、教育思想の成り立ちについて理解を深める。
後半3章では、ジェンダーや多様性の視点を取り入れた西洋と日本の教育の歴史について理解を深める。
第2部(第6章から第9章)では、教育の理念について扱う。教育課程とカリキュラム・マネジメント、
子どもの権利、教育の公共性、および教育の機会均等の理念および課題について、
ジェンダーおよび多様性の視点を織り交ぜつつ、考察を深めていただきたい。
そして、第3部(第10章から第13章)では、現代日本の学校教育が抱える諸課題を扱う。
現在も可視化されにくく社会的支援の網の目からこぼれやすいと考えられる、貧困家庭の子ども、
社会的養育によって育つ子ども、外国につながる子ども、性的マイノリティの子どもが直面する困難について
理解を深めるとともに、教育的支援の可能性について考える。
コラムでは、初版からの「特別支援教育」「児童虐待」「性教育」「地域社会」のトピックスに加え,
「子ども」「フリースクール」「夜間中学」「学校教育におけるDX」というテーマを新たに追加した。
【執筆者】
奥野佐矢子、本多みどり、田渕久美子、高橋英児、*藤田由美子、*谷田川ルミ、二井仁美、
角替弘規、岩本健良(*は編者)
4巻は、性や障がい、民族など、わたしたちの社会にある多様性についてわかりやすく解説。社会のなかで多数を占めるマジョリティと少数のマイノリティの間にある差別や不平等をなくすにはどうすればいいのか? だれもが生きやすい社会に変えていくためのヒントがつまったシリーズ最終巻。
スキルや態度、倫理、学びの「場」づくり、コンフリクトなど、協同学習のファシリテーションにおける重要ポイントを取り上げ、文化的多様性を学びに活かすヒント、実践の向上につながる具体的な方法を提案する。組織のファシリテーションの事例も紹介する。
到来するAI社会。大事なのは、SDGsと正しく向き合う思考法。
持続可能な社会とは、科学的なアプローチで達成すべきもの。しかし現在の国際社会では、科学的なデータが都合よく利用され、本質とはかけ離れた政策が実行されている。さらに、グローバリズムの思想が世界全体の持続性を失わせるとともに、社会的な道徳性や規範も崩れつつある……。
工学博士武田邦彦が、科学的な知見から環境問題とサステナブル政策の欺瞞を解き明かし、AI革命後の未来に光を当てる一冊。
「一番重要なのは、自分の頭の中の多様性」
無駄に増える不要なルールやコンプライアンス至上主義、カタチだけの女性優遇、SNSで暴走する正義幻想、「変わり者」の徹底排除ーー。
「多様性の尊重」が叫ばれて久しいが、今の日本社会は上っ面の「多様性」が自由を奪い、差別と分断を生む本末転倒な状況に陥っている。その原因は一体どこにあるのか?
『ホンマでっか!? TV』でもおなじみの“生物学の専門家"池田清彦が、「多様性」とは何かを解き明かし、世の中にはびこる “なんかいやな感じ”を喝破する!
「多様性社会」を正しく生きる知恵と教養が身につく一冊。
●尊重されるのは「都合のいい枠の中の多様性」
●誰にでも「能動的な欲望」を解放する自由がある
●道徳的に生きること=正しい生き方だとは限らない
●必要なのは「多様性の尊重」というフィクションに近づく努力
●感性や嗜好を他人に「理解してもらう」権利は誰にもない
●配慮するのは自由だが、強制されるものではない
●コミュニケーションとは、自分や相手が「変わること」
●イノベーションを起こすのに必要なのは異質な頭脳
★作品社公式noteで「序論」公開中→「内在的多様性批判 試し読み」で検索!
「みんなちがって、みんないい」とは、いかなることでありうるのか?
最注目の俊英による人類学的考察。
■國分功一郎(哲学者)
「かつて、多くの者たちがその問いについて悩んでいた。だが、あきらめずに最後まで考えようとする者は少なかった。いま、あきらめずに考え続けた者たちからの贈りものがここに一冊の書物として現れる。現代の隘路から決して目をそらさなかった著者による渾身の一冊。」
■松村圭一郎(人類学者)
「文化相対主義は、なぜ人類学のテーゼではなくなったのか? 人類の多様性という視点に潜む矛盾はどう克服できるのか? 本書は、ポストモダン人類学から存在論的転回までの歩みを独自に転回しなおすことで、人類学者自身も言語化してこなかった難問に挑む。現代人類学がたどりついた理論的地平の最前線がここにある。」
SNSを中心に多様性の尊重が規範化された現代社会で、私たちは「多様性による統治」という新たな不自由を獲得しつつあるーーバラバラな世界をバラバラなまま繋げるための思考はどのように可能なのだろうか?
多様性批判の学として人類学を捉え直し、二〇世紀末からポストモダン人類学にいたる軌跡をたどり、二一世紀に提唱された存在論的転回までの学問的潮流を再考したうえで、「転回」のやりなおしとして「内在的多様性批判」を提示し、私たちにとって多様性というものがいかなるものであり、いかなるものでありうるかを思考する。
「本書の目的は、二〇世紀後半から現在までの文化・社会人類学の軌跡、とりわけポストモダン人類学から存在論的転回にいたる主な人類学者の議論を、多様性についての内在的な批判として提示することである。ここで言う「批判」とは、多様性を否定して同質性に回帰することを意味するものではなく、カントが「理性」に対して、あるいはむしろニーチェが「道徳」に対して行ったように、私たちにとって「多様性」というものがいかなるものであり、いかなるものでありうるかについて思考し記述することを意味する。」--本書「序論」より
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【目次】
序論 このバラバラな世界をバラバラなままつなぐために
第1章 「彼ら」の誕生
第2章 「私たち」の危機
第3章 ポストモダンを超えてーーラトゥール×ストラザーン
第4章 創作としての文化ーーギアツ×ワグナー
第5章 関係としての社会ーージェル×ストラザーン
第6章 多なる自然ーーデスコラ×ヴィヴェイロス・デ・カストロ
第7章 「転回」をやりなおす
あとがき
注/参照文献/索引
序論 このバラバラな世界をバラバラなままつなぐために
第1章 「彼ら」の誕生
第2章 「私たち」の危機
第3章 ポストモダンを超えてーーラトゥール×ストラザーン
第4章 創作としての文化ーーギアツ×ワグナー
第5章 関係としての社会ーージェル×ストラザーン
第6章 多なる自然ーーデスコラ×ヴィヴェイロス・デ・カストロ
第7章 「転回」をやりなおす
あとがき
注
参照文献
索引
世界で存在感を示せなくなった日本にとって
再び国際社会で活躍するために必要な「真の多様性」とは?
日本で行われている建前ばかりの男女雇用機会均等やダイバーシティ経営は、
むしろ「やったつもり」になることで現実を見る目を曇らせてしまいます。
文化や歴史、習慣など世界との違いを学び、
受け入れるところから本当の多様性が身につきます。
そうすることで、「失われた30年」を脱し、
日本人がグローバル社会で活躍できるようになるのです。
かつて世界第1位の国際競争力を誇っていた日本は、バブル経済崩壊後、
低下の一途をたどり、革新的なものを生み出すこともほとんどできていません。
この30年で、パソコンとインターネットが結びつき、
巨大なコミュニケーション環境下で新たな価値観、文化が醸成されました。
しかし、日本は多様性や型破りを認めようとしない社会です。
「男女平等」「女性活躍推進」「ダイバーシティ経営」などが盛んに口にされていますが、
日本のジェンダー・ギャップ指数はランクを下げ、最新の調査で156カ国中120位でした。
この調子では、イノベーションは生まれません。
本書では、ブラジルで生まれ、アメリカの大学で数学を学び、
アフロアメリカンの女性と国際結婚、また重量物ダンボールの会社を世界各国で
大きく発展させてきた著者が、
教育、ビジネスにおいて現在の日本の問題点をあぶり出し、
今後、日本人が国際社会でどう活躍していくべきかを提案します。
中等学校社会系教科及び総合的な学習(探究)の時間における多文化教育の単元開発と実践研究。開発した単元を実践にかけ、マジョリティとしての意識変革を促す上での有効性を検証し、多様性の尊重と社会正義の実現の視点から分析し再構築した単元を提示する。
自律的に生きる「個」を育てるデンマークの多様性教育の実態に迫る!昨今の日本に漂う成長無き閉塞感を打開すべく、教育現場では「主体性」・「協働性」と並び第3の学力要素として「ダイバーシティ(多様性)」が叫ばれるようになった。しかし子供らが持つ個性・多様性を学校教育で均質化し、学力テストの結果が学校での序列化を招く我が国の教育でそれを浸透させることは難しい。本書では、日本と同様に国際学力調査PISAショックを受けた北欧・デンマークの「多様性を認め育てる教育」、他者とのコミュニケーションを通じて自らの考えを深め、単一解答にとどまらない複合的な課題に取り組む能力に着目。北欧デンマークが子どもたちの多様な生き方を可能にする学力とその評価方法を緻密な現地調査から明らかにした新進気鋭の良作。
ジェンダー、DV、いじめ、共同親権、過労死、冤罪……
わたしたちが直面する人権問題に、どう向き合っていけばよいのか?
ジェンダーギャップをはじめ、国際的にも指摘される日本の遅れた人権環境。
多様性の時代を迎え、ますます複雑化する人権問題を前に、私たちは何を、どう変えていくべきなのか。
具体的な事例をもとに、一人ひとりの意識をアップデートするための手がかりを探る。
職場で、教育現場で、家庭で、いま求められる「人権」のあるべきかたち
第1章 「人権」受難時代の問題例を解く
第2章 DVと人権問題
第3章 増え続ける虐待から児童を守る
第4章 同性婚とパートナーシップ制度
第5章 生存権を保障する生活保護
第6章 婚姻における夫婦の「氏」の選択
第7章 違法捜査の実態と被疑者の人権侵害
第8章 離婚をめぐる妻の人権問題
第9章 止まらぬ過労死事件ーー問われる経営者の人権感覚
第10章 いじめ事件と人権侵害
第11章 こどものための共同親権
第12章 トランスジェンダーの性転換をめぐる法律と人権問題
第13章 袴田事件から考える再審制度
第14章 6つの冤罪事件を読み解く
異なる文化的背景、ジェンダーやセクシュアリティ、障害など、学校で学ぶ子どもたちの多様性は高まっている。多様性を対処すべき問題ではなく、強みとして捉え、これからの教育をどう構築するのか。本書は世界の教育政策・実践とともにその手がかりを提供する。
《特集 高等教育における多様性と包摂》
高等教育における多様性と包摂ー特集の趣旨ー(日本高等教育学会研究紀要編集委員会)
高等教育における多様性と包摂をめぐる「物語」(米澤彰純 白川展之)
日本の大学における国際化と多様性推進ー留学生の包摂とダイバーシティ宣言策定の動向を踏まえた考察ー(大西晶子)
子どもの貧困対策から考える高等教育の多様性と包摂ー児童養護施設入所経験者を事例としてー(西本佳代)
障害と高等教育を「社会モデル」で捉えなおす(福田由紀子)
ジェンダーをめぐる高等教育の多様性と包摂ー科学技術分野における男女共同参画の視点からー(河野銀子)
米国におけるDEI を巡る動向と大学の自治の危機(吉田翔太郎 福留東土)
後期近代社会における高等教育の「多様性」と「保障」-移民的背景を持つ日本の子ども・若者に焦点を合わせてー(倉石一郎)
《論稿》
米国学士課程教育における統合的な学習経験としてのLLC(Living Learning Community)の実態と位置付け(安部有紀子 蝶慎一)
日本高等教育学会の設立趣旨
日本高等教育学会会則
「高等教育研究」投稿規定
「高等教育研究」執筆要領
二重投稿の禁止について
既刊「高等教育研究」総目次
編集後記
私たちの暮らしは、食料や水の供給、気候の安定など、自然から得られる恵みによって支えられています。しかし今や、人類の活動は、地球の限界を超えつつあり、自らの存続の基盤である自然環境を破壊し、気候変動や生物多様性の損失、深刻な環境汚染など様々な環境問題を生じさせています。
これらの問題の多くは、経済的・社会的に脆弱な国や地域・人々に対し、より深刻な影響を与えます。加えて、気候変動や生物多様性の損失等の問題は、その原因を担ってきた過去・現在の世代にとどまらず、将来の世代にこそ大きな影響を及ぼします。
パリ協定で共有された1.5℃目標の実現に向け、我が国は、2050年ネット・ゼロの実現を目指しています。2023年度の温室効果ガス排出・吸収量は10億1,700万トン(CO2換算)となっており、現状では2050年ネット・ゼロの実現に向けた減少傾向を継続できていますが、既に利用可能な技術・設備の導入拡大を加速しつつ、人工光合成を始めとする革新的な技術の開発・社会実装など、一層の努力が必要です。
また、2030年までに陸域や海域の30%以上を保全する30by30目標に対して、我が国が保全できている地域の割合は、直近で陸域約20.8%、海域約13.3%となっており、目標達成に向けた更なる上積みが求められる状況です。
さらに、天然資源の採取と加工が、温室効果ガスの排出や生物多様性の損失に影響を及ぼしている現状を踏まえると、ネット・ゼロ、ネイチャーポジティブの実現に向けては、サーキュラーエコノミー、循環型社会の実現がその鍵を握っているといっても過言ではありません。
環境危機を克服し、環境のもたらす恵みを将来世代まで引き継いでいくためには、ネット・ゼロ、ネイチャーポジティブ、サーキュラーエコノミーを統合された形で目指す経済社会構造へと大胆に変革していくことが必要不可欠です。
東日本大震災、そして東京電力福島第一原子力発電所事故から今年で14年が経過しました。福島の復興は変わらず最重要の課題であり、除染や中間貯蔵、汚染された廃棄物の処理などの取組を実施しています。しかし、除去土壌等の中間貯蔵開始後30年以内の福島県外最終処分の方針の認知度は、福島県内で約5割、福島県外だと約2割に留まっています。県外最終処分に向けて、除去土壌の復興再生利用の安全性・必要性に加えて、中間貯蔵施設の受入れに至る経緯や地元の皆様の思いについても発信し、理解醸成に政府一体で取り組んでまいります。
こうした取組を統合的に推進することにより、気候変動、生物多様性の損失、汚染の3つの世界的危機に対応しながら、将来世代を含む豊かな暮らしの実現やウェルビーイングの向上に繋げてまいります。
初版刊行以降、在留外国人の増加、新型コロナウイルスの影響、戦争や災害による避難民の受け入れ、ジェンダーや性的マイノリティへの関心の高まりなど、日本社会を取り巻く状況は大きく変化してきた。これらの変化を受け、本書は「多文化共生」の最新の課題に対し各章の更新・追加をおこなった第2版となる。
学校・地域・職場・医療・法律・家族・言語・ジェンダーなどの領域から、現場で実践を重ねる専門家が事例をもとに分析し、社会的な不平等や偏見にどう向き合うか、支援のあり方を模索する。マイノリティを一括りにしない複合的な視座や、グローバル社会における多文化主義の現状にも目を向けた、多文化共生を理解し実践するための必読のテキストである。
★自分の性に関することを自分で決めるために!
授業で使える新しい性教育ワークブック!
心も体も成長する中高生は、自分のからだに悩んだり、異性との付き合い方に悩んだりする時期です。一方インターネットには性の情報が氾濫しており、そのなかには誤った知識も多くあります。簡単に人とつながることができるSNSによって、子どもが大人による性被害を受ける事件もあとをたちません。そのような現代の中高生に対し、自身が性教育をほとんど受けていない教員や保護者も、どう教えていいかとまどうことも多いと思います。
本書は、性のことについて悩む中高生自身が、正しい知識を身につけ、性の多様性を理解し、自分のからだのことを大切にすることができるようになることを目指した、新しい性教育のためのワークブックです。
■この本の特長
・項目ごとに教員向け・保護者向けの「伝え方のポイント」を掲載
・学年や年齢に応じてそれぞれに必要な項目を選んで使うことができる
・生徒自身が調べ、話し合いながら学べる書き込み式
・先生、生徒が具体的に話し合う場面をイラスト付きで紹介
・「Q&A」「コラム」を豊富に掲載
はじめに
本書の使い方(教員と保護者向け)
本書の使い方(生徒向け)
第1 章 性の多様性とジェンダー
1 「性」をどうとらえるか:「セクシュアリティ」って何だろう?
2 「人間の性」を照らす5本のスポットライト:性の多様性を考える
3 「人間は多様」「性も多様」これは当たり前:LGBTQ、SOGIE とは?
4 日本語ではどちらも「性」だけど……:ジェンダーとセックス
5 「男女平等」のさらに先がある?:ジェンダー平等とは?
6 「男らしさ」「女らしさ」って誰が決めるの?:ジェンダーステレオタイプとは?
7 「からだ」をめぐる情報を見つめ直す:メディアやネット情報とコンプレックス、ルッキズム
第2 章 人間関係と性
1 人間関係を振り返ってみよう:どんな人間関係から何を得てきただろうか
2 人間関係が生み出すプラスとマイナス:それを分ける要因を考える
3 「よりよい人間関係」をつくるために:大切にすべきことって何だろう?
4 友だち関係と性:ピアプレッシャーって?
5 家族も多様:世界にはどんな家族の姿があるんだろう
6 「付き合い」をめぐって:恋愛に正解や定義はあるか?
7 恋愛だとおちいってしまう「カン違い」とは?:デートDV を考える
第3 章 からだの権利と安全の確保
1 性的な関係もいろいろ:人間はどういう理由で性的な関係をもつのか?
2 「からだの権利」って?:どんなことが守られるのかを知ろう
3 暴力ってなんだろう?:暴力は人から何を奪うのか
4 性暴力と性的行為:その違いはどんなことか考えてみよう
5 法律と性:未成年者の性的行為、性交同意年齢、性犯罪
6 SNS と性:実際のケースから気をつけるべきことを考えよう
7 友だちに性のことで相談されたら?: 相談することの大切さ
困ったときの相談窓口