父が創業した会社で若くして役員となった鹿子小穂は、父がヘッドハンターを介して招聘した大槻によって会社を追い出されてしまう。そんな小穂を拾ったのは、奇しくもヘッドハンティング会社だった。新米ヘッドハンター・小穂は、一流の経営者らに接触するなかで、仕事や経営とは何か、そして人情の機微を学んでいくー。緊迫感溢れるミステリーで人気の著者が新境地に挑んだ、予測不能&感涙のビジネス小説。
「私が死ぬ前に、後継社長を見つけてほしい」「プロジェクトチームのメンバーを丸ごと引き抜いてほしい」-新米ヘッドハンターとして働く鹿子小穂は、様々な難題に苦闘しながらも、ヘッドハンティングの仕事にやり甲斐を見出していく。そんなある日、小穂のもとに父の会社が経営危機に陥っているとの報せが届く。ある人物が怪しい動きをしていることに気づいた小穂は、会社を救うべく起死回生の一手を打とうとするが…。一気読み必至のエンターテインメント小説。
もらい火によって全焼するも、ふたたび四谷のしんみち通りで開店したおでん屋「めぐみ食堂」。女将の玉坂恵は元・人気占い師だったがその力を失い、今は“男女の縁”が見えるように。常連客の悩み相談に乗るうちに、結婚相談所や婚活パーティー、マッチングアプリをめぐる思わぬ騒動に巻き込まれて…。あん肝の赤ワイン煮、白菜と鱈のグラタン等の絶品料理も楽しめる、人気シリーズ第2弾。
十日間にわたって盛大に催す予定だった北野大茶湯を、豊臣秀吉がわずか一日で中止にした理由は、実は桜の狂い咲きだった?「和の植物の博物館」を作りたいという実菜に、彼女の祖父が突き付けた条件は、その真相を探ること。この難題に実菜が辿り着いた答えとは。そして神苗は彼女を助けることができるのか。京都の四季を背景に植物にまつわる謎を描いた優しい連作ミステリー、ついに完結。
ノーベル経済学賞を受賞し、20世紀後半から21世紀初めにかけて世界に燦然たる輝きを放ったアメリカの経済学者ミルトン・フリードマン(1912-2006)。しかし、この「巨匠」がじつは繰り返し日本に関する分析と発言を行なってきたことを、どれほどの経済人が知っているだろうか。日本のバブル崩壊とデフレ不況を予見し、金融政策の誤りや貿易摩擦、構造問題を語った数々の言葉に、いまこそ私たちは耳を傾けるべきであろう。「私は日本の資本主義に誤りがあったとは思わない」。フリードマンの対日分析を、新鋭の経済学者が深く掘り起こした衝撃のデビュー作。
「『応仁の乱』の原因は、将軍家の土地不足」「250年の平和を生んだ家康の隠し財産」…。ぞくぞくするほど面白い!歴史を動かしてきた土地制度とカネの話。
夏休みの間、知恵と勇気で何度もピンチを切りぬけ、友情をはぐくんできたひろし、卓郎、美香、たけし、そしてタケル。二学期がはじまり、それぞれの小学校でおだやかな日常を送っていたひろしたちだったが、ハルナ先生からの電話をきっかけに、再び、奇妙な事件に巻きこまれていく。二十年前、客や従業員たちがいっせいに行方不明になるという怪事件が起きた「まほろば遊園地」で待っていたものとはー。小学上級から。
犬、猫、ゴリラ、コツメカワウソ…動物たちが繰り広げる予測不能なお話を収録。ラストは「まさか!」のエンディングをお約束!シリーズ第10弾。動物にまつわる、3分間ショートストーリー×25話!
ゴミ箱の横にわごむが落ちていた。お母さんに「ちょうだい」って聞いたら「いいよ」だって。やった!わごむをもらった。このわごむは、わたしのだ!!
おっとりやさしいももちゃんはおはなをそだてるのがだいすきです。「きょうもとってもきれいね」4〜5歳から。
あなたの心をふるわせるお話を、たっぷり収録。ラストは「まさか!」のエンディングをお約束!シリーズ第11弾。涙がとまらない、3分間ショートストーリー×25話!
「我慢の多かった会社員人生もいよいよ最終コーナー」と思いきや、「定年後も働き続ける人生100年時代」と言われガックリ…そんなミドルは少なくないはず。ただ見方を変えれば、「本当にやりたい仕事に挑戦する時間ができた」とも言える。では、充実したセカンドキャリアのためには何が必要か。会社員のうちにやっておくべきことは何か。心構えと準備のポイントを解説。
サーベイ・フィードバックとは?サーベイ=組織調査などで得られたデータを、フィードバック=現場に正しく届けて変革を導く。これからの職場の「新常識」!
教皇、皇帝、国王、貴族という一握りの特権階級が支配者だった頃のヨーロッパ。人々は「人殺し」に明け暮れていた。彼らの日常は「戦争」とは異なる、単なる殺し合い。平和は束の間の安らぎにすぎなかった。血に飢えたライオンよりも野蛮な世界である。この「国」という概念すらない16世紀に生まれながら、「戦争にも掟がある」という英知を著す信じ難い学者がいた。その名もフーゴー・グロティウス。彼の思想はのちにウェストファリア体制として実り、国際法の原型となる。天才グロティウスが混沌のなかに見出した「法」を日本一わかりやすく読み解く。
人生は毎日がピンチの連続。程度の差はあれども、乗り越えなければいけない困難は誰にでも訪れる。しかし、つらい境遇に直面しても前向きに生きていける人と、落ち込んでしまう人がいる。その差を分ける能力が「レジリエンス」。アメリカで論文が多数発表されるなど注目される心理学理論で、簡約すれば「人生の挫折に対処する能力」。挫折や落ち込みから立ち直り、ポジティブに生きられる人は共通して持っているという。本書はこのレジリエンスを、その実例を通して理解することで、生きづらさを抱えるすべての人が「自ら幸せを得る力」を取り戻すための書である。
武術の探求者・甲野善紀を観察し、一から独自の理論と稽古法を構築して一流の格闘家からも驚かれる技を身につけた方条遼雨のユニークな上達論と、それをめぐる二人の対論!
プログラミングの初学者や、途中で挫折してしまった入門者に最適な解説書が「ふりがなプログラミング」シリーズです。書籍全体を通してプログラムの上に「ふりがな」を振り、個々の単語や記号の意味をわかるようにしたほか、単語間を補って日本語で意味が通じる文に直した「読み下し文」を用意。この「ふりがな」と「読み下し文」により、プログラムの1行1行が何を意味していて、どう動くのかが理解できる、まったく新しいアプローチの解説書です。
晩年に建仁寺の「雲龍図」を描いた男・海北友松の生涯とは。-友松が若くして心ならずも寺に入れられた後、近江浅井家に仕えていた実家・海北家が滅亡する。御家再興を願いながらも絵師の道を選択した友松だが、その身に様々な事件が降りかかる。安国寺恵瓊との出会い、明智光秀の片腕・斎藤利三との友情、そして本能寺の変へ。武人の魂を持ち続けた桃山時代最後の巨匠と呼ばれる絵師を描く歴史長編。